藤枝東高物語(115)
選手権で藤枝東 橘破って決勝進出2013年11月10日の日記から
藤枝東高物語(116)
清水桜が丘に片井のゴールで優勝2013年11月17日の日記から


頭で合わせて先制ゴールの原田(がんばれ藤枝東高より)

優勝を決めて歓喜の藤枝東の選手たち


全国高校サッカー選手権は各地で予選が行われており、既に札幌大谷(北海道)
、青森山田(青森)、遠野(岩手)、秋田商(秋田)、米沢中央(宮城)、富岡(福島)
、東海学園(愛知)が代表に決まっております。

静岡県予選は今日、藤枝東と常葉橘、浜名と清水桜が丘の間で準決勝戦が行わ
れました。 昨年、準決勝で藤枝東は藤枝明誠に、静岡学園は常葉橘に敗れ、
常葉橘が藤枝明誠を破り優勝しております。

過去10年間の選手権最終戦での藤枝東の戦績を下にリストアップしてみました。
優勝は藤枝東4回、常葉橘 静岡学園各2回、藤枝明誠 清水商各1回となっており
常葉橘とは2回決勝戦で対戦し2回とも勝って優勝しており縁起のいい相手です。

12-11-17 選手権決勝T 準 決 勝 藤枝東●1-2藤枝明誠○   エコパ  
11-11-20 選手権決勝T 準 決 勝 藤枝東●1-3静岡学園○   エコパ   
10-11-03 選手権決勝T 準々決勝 藤枝東●0-3藤枝明誠○   富士運動
09-11-14 選手権決勝T 1 回  戦 藤枝東●3-5飛    龍○  日本平
08-11-16 選手権決勝T 決   勝 藤枝東○2-0常 葉 橘●  エコパ  優 勝
07-11-25 選手権決勝T 決   勝 藤枝東○4-1藤枝明誠●  エコパ  優 勝
06-11-19 選手権決勝T 決   勝 藤枝東●1-2静岡学園○  エコパ   準優勝
05-11-06 選手権決勝T 準 決 勝 藤枝東●1-2浜    名●   藤枝総合
04-11-21 選手権決勝T 決   勝 藤枝東○1-0常 葉 橘●   エコパ  優 勝
03-11-16 選手権決勝T 決   勝 藤枝東○1-0清 水 東●  エコパ  優 勝

藤枝東は今年の選手権ではシードされ、決勝Tから出場し下記の成績を残して
今日の準決勝に臨みました。

13-11-02 選手権決勝T 1  回 戦 藤枝東○11-2●富士東  藤枝総合運動公園
13-11-09 選手権決勝T 準々決勝 藤枝東○ 2-0●飛  龍  藤枝総合運動公園

動画のライブ配信で観戦しました。
会場の藤枝総合運動公園は何年か前に行ったことが有りますが、交通機関を利用
出来ず、行きはタクシー、帰りは藤枝駅まで徒歩で辿りついたことを思い出しす。

前後半とも橘に押され気味でした。強力な2トップ片井、田口、トップ下の桜井、
小谷が機能せず苦しい展開の中、後半2分橘にボールを取られ左サイドからカウン
ターを受けそうな危ない場面でしたが、巧みにボールを奪い返しパスを回して

相手のファウルを誘い、右サイドから藤原がFKをゴ−ル向かって上げると、原田
がこれを頭で合わせたボールがネット右隅に吸い込まれて先制ゴール。
後にも先にも藤枝東の決定機はこれしか無かったように思えました。

橘の試合終了間際の怒涛の攻撃を凌ぎ切って1:0で辛勝しました。
これで、選手権で3連勝となりました。試合終了後、悔し涙を流す橘の選手たちが
印象的でした。選手権に賭ける思いが強かったのでしょう。

対清水桜が丘の戦績は清水商時代も含め下記のとり3勝1敗で優位にたっております。
かっての苦手意識は薄れつつあり、充分勝機は有ると思います。
田口、桜井、原田、大村、片井、安藤等3年生選手諸君、受験を控えて大変でしょう
が人生で二度とないこのチャンスに勇気をもって向かいあって下さい。

3-02-02 新人戦・中部 3回戦      藤枝東○ 3-1清  水  商● 藤枝東高グランド
13-04-06 プリンス東海1部  1回戦 藤枝東● 1-2清水桜が丘○  藤枝総合グランド
13-05-26 高校総体県大会・準決勝 藤枝東○ 2-1清水桜が丘●  愛鷹多目的競技場
13-07-13 プリンス東海1部 10回戦 藤枝東○ 3-2清水桜が丘●  清水蛇塚グランド 




今日の高校サッカー選手権静岡県決勝戦は、静岡第一テレビで生中継されましたが当地愛知県では視聴できませんので止むなくネットでの速報でリアルタイムでチェックし続けました。すると後半27分の15:02頃、「東 先制」の投稿記事を見て思わず「ヤッター!」と大声を出してしまいました。

どんなスポーツ競技でも監督の存在は大きいです。特に中学、高校では自身のことがまだよく判っていない選手の素質を見抜いて育て上げ、試合では選手の素質に合わせてフォーメーションを考え、そのフォーメーションに合った攻守の戦略・戦術を指示し、状況に応じて選手の交代を行う監督の役割は極めて大きいと思います。

吉野監督の最大の功績は、トップ下に小谷、片井、桜井を配しその個の力を連鎖させたことにあると思います。小谷、桜井はウイング、片井はドリブル突破力に勝れ、今日の試合でも桜井からのパスを片井が受けて突破してゴールしております。この3人は静岡県のベストイレブンに選ばれております。特に桜井、片井のFWコンビは飛び抜けており、桜井のウイングとしての優秀さは静岡県のアシスト王に選ばれたことで証明されております。

絶妙なパスで片井の決勝ゴールをアシストしたFW桜井選手(がんばれ藤枝東高より)

MFとして静岡県ベストイレブンに選ばれた小谷選手(がんばれ藤枝東高より)

0:0の後半27分、右サイドのFW櫻井がパスをFW片井に送ると、片井はこのパスを直接受け止めてターンしながら一気に抜けだしGKの頭上を射抜く右足ループシュートで先制ゴールしました。このゴールで片井はMVPに選ばれ、更にFW田口とともに今大会4得点の活躍によって得点王を獲得しました。

相手GKの動きを読んでループで決勝ゴールした片井選手(がんばれ藤枝東高より)

優勝イレブン(がんばれ藤枝東高より)

GK長沢(2年)はユース日本代表に選ばれたこともあり県のベストイレブンにも選ばれました。MF原田(3年)は準決勝の橘戦で貴重な決勝ゴールをあげディフェンスのキーマン、FW田口(3年)、MFで主将の大村(3年)は県のベストイレブンに選ばれました。

MF大場(3年)は中盤でのハードワークが出来る選手、DF安藤(3年)は常にカバーリングの動きを繰り返しているスイーパー的な選手、熱川(3年)は小柄ながらスピードのある選手、藤原(2年)はキックの精度がいい選手です。片井(3年)、桜井(3年)は県のベストイレブンに選ばれました。 

例年、選手権で優勝して年末から新年にかけて行われる全国大会まで試合が無く空き間が有るのですが、藤枝東はプリンス東海で2位以上を確保したため、プレミアリーグ参入決定戦に参戦し、1回戦を12月14日、2回戦を12月16日に行うため空き間が有りません。大事な試合ですが怪我だけはしないように頑張って欲しいものです。

MVPに輝いた片井選手(がんばれ藤枝東高より)

優勝記念写真(がんばれ藤枝東高より)

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