−2007年03月22日−
3回目のメバル釣りも酷い目に
−2007年03月29日−
4度目のメバル釣りで大釣り!


気象情報を検索したところ、東海地方は移動性高気圧に覆われて風も弱く雨も平野部では降らないとの予報でしたので、何時もの三河湾のポイントに釣行することにしました。ただ、東進してくる移動性高気圧と日本海に中心を持つ低気圧との谷間が岐阜県を東進することから、山間部では夕方から夜にかけて雨になるとの予報と、三河湾沿岸地方では夜遅くに北西風がやや強まるとの予報が気になりましたが、明日から連日、友人と会う約束をしていたことから思い切ることにしました。

現場に午後3時頃着きましたが、週日のためか先客の釣りボートは1隻のみでした。風も南寄りに緩やかに吹く程度で、殆んど波も無くまさに絶好の釣り日和となっておりました。中潮で満潮が午後8時半頃のため、ここのポイントでは満潮からの下げに食いが立つことが多いことから潮時も良く、月齢も3と闇夜に近いことから目のいいメバル釣りに向いていることなど、まさに絶好のメバルの釣り日和となりましたので期待に胸膨らませて、メバルの食いが立つ日の暮れるのを待ちました。

例年なら、昼間はモエビのエサで型は小さいもののメバルをポツポツと拾えるのですが、今年はその気が全く無く、せっかく用意したモエビも役にたちませんでした。また、置き竿にアイナメが掛かることも多いのですが、今年はこれもまた当たりすら有りません。そこで、日が暮れるまではボート内でラジオを聞きながらゆっくりと夜釣りに備えて準備をしました。やがて、6時半頃になって竿の先端に付けたケミライトの青白い光がはっきりと見えるようになりました。

置き竿を3本出しておりますので、例年ならこの時間帯になれば、そのうちのいずれかに当たりが見られるはずですが、全くその気配が有りません。そこで、最も竿先の竿径が細くて当たりをよくとれる竿を手に取って竿先を上下させながら誘いをかけてみましたが、それでも当たりが全く感じられません。更にオモリを軽くした延べ竿を常夜灯で明るくなっている海面に振って誘いをかけましたがやはり当たりが全く感じられません。

そうこうしているうちに時計は8時をまわっておりました。すると、急にそれまでの南寄りの風が北西の風に変わり、それも強めに吹いてきました。夜遅くになって北西風がやや強くなるとの嫌な予報が的中したのです。このポイントは北西の風は沖からの海風となって風波を伴いますので、そよ風程度の風でも1メ−トル前後の波が沖から押し寄せてくることから極めて危険な状態になります。それから数分後にはボートは木の葉のように大揺れするようになりました。身の危険を感じて置き竿の仕掛けを急いで巻き取ってまずは取りあえずロープを解き放して風裏に向けて漕いでいきました。

何とか、風裏に移動すると余波は有るもののボートが大揺れするようなことはなく、それほど危険ではないことからここで暫しの間、竿を下ろすことにしました、置き竿1本を仕舞い、2本の竿を交互に手に取って誘いを掛けることにしました。すると、置き竿の方に大きな当たりが有り、竿先が大きく上下しました。取上げてみると20センチ前後の待望の今年初の大型メバルでした。喜び勇んで次の当たりを待ちましたが、入食いというわけにはいかず、その後はポツポツとくる程度でした。1時間ほどで大型6尾、中型3尾を釣り上げたところで、雨がポツポツと落ちてきたのと、風が収まりそうになかったことから納竿することにしました。こうして、3回目のメバル釣りも不本意な結果に終わりましたが、それでも先回より釣果が上がってきたことが救いでした。



1週間前から、今日を4回目のメバルの釣り日のターゲットにして気象情報をチェックしてきました。何時ものポイントは北寄りの風に弱く、例え風速1m/s程度の弱風でも1m前後の高さの風波が押し寄せてきますので風に弱いゴムボートで沖に出るのは危険です。反面、南寄りの風なら陸風になるため5m程度の風速でも風波は全く立ちませんので、沖に出ても危険は有りません。二日前の予報では今日は、北西から北東の北寄りの風ながら、風速は2m/s以下とのことでしたので風波については心配なさそうですので釣行することに腹を決めました。ただ、低気圧の接近で夜遅くに雨になるとの予報が気になっておりましたが、昨日この予報が晴れに訂正されましたので、安心して釣行できることになりました。

先回までの経験で、昼間は殆んど当たりが無く釣りにならないことが判っておりますので、夕方現地に着くようにこれまでより遅く、自宅を1時過ぎに出発しました。先回、1週間前に購入したイシゴカイのエサが1杯分手付かずのまま生き残っており、充分エサとして使えそうでしたので今日は1杯だけ購入していきました。現地に行く途中、田原市のほぼ中央に位置する蔵王山(250m)の麓を通ります。この蔵王山の頂上の展望台に平成14年3月から16.5kwの風力発電機が稼動しており、その大きな風車を車窓から見ることが出来ます。何時もこの風車の向きと回転速度から上空の風向きと風速を推測しているのですが、今日は何と風車が動いていなかったのです。つまり風が殆んど無く釣りに絶好の気象条件であることを証明していることになります。

案の定、現地に着くと、微かに北東の風が吹いてはいるものの海上は鏡のように静かでした。何時ものポイントに行くと先客がゴムボートで既に竿を垂らしておりました。挨拶をしてから先客の釣りの邪魔にならないようにやや離れた位置にボートを係留しました。その後、更に私の隣りに大きな釣りボートが係留され、このポイントはこれで満席になりました。やはりこのポイントは昨年からの実績が評価されて人気が有るようです。今日は短い竿3本を用意して置き竿にして当たりを待つことにして準備を進めました。

やがて、日が暮れて辺りが暗くなって竿先のケミボタルの青白い光がはっきりと見えるようになりましたが当たりは一向に有りません。 今日は、若潮で干潮が16時頃、満潮が22時頃ですので夕まずめ頃が上げ潮で最も潮が動くタイミングになるのですが、干潮からの下げ潮で当たりが出るこのポイントでは止むを得ないことかも知れません。魚探には上の方で時折、影が映るので3本のうち1本を、その影が出る海面から3mぐらいの位置に仕掛けがくるようにしたところ、その竿が激しく上下しました。やがて、20センチ越えの大物のメバルが姿を現しました。今年、初の大物ですから感激です。

しかし、その後も入食いという訳にはいかず、ポツポツ上がる程度で、結局、10時頃までの4時間で大物7尾、中小物10尾の貧果でしたので、場所を移動することにしました。実績の有るポイントを次々と巡回してみましたがさっぱりでした。11時近くになりましたので、1本の竿を仕舞って2本にして帰る途中の殆んど実績の無いポイントで竿を垂らしたところ、何と直ぐに大物の当たりが有り、入食い状態になりました。やがて、釣り上げたメバルをクーラーに仕舞いこむ暇もないままボート内に仮置きしたためボート内はメバルで一杯になりました。新しく購入したエサが切れたので1週間前に購入したエサに切り替えたところ、相変わらず入食いが続きました。

あまりにもよく釣れるので、新しいポイント探しの意味も有ってポイントを点々としましたが、どこでも入食い状態に変わり有りませんでした。どうやら、今日はメバルたちの出血大サービスの大盤振る舞いの日のようです。ポツポツしか釣れなかった最初のポイントに長居し過ぎたことを悔やみながらも、午前1時半を回ったところで、キリが無いので納竿することにしました。ただ、最初からこれらのポイントで入食いになるかは疑問で、やはり満潮からの下げのタイミングが効いたものと思われます。次回は、満潮からの下げのタイミングを見計らって、これらのポイントで最初から釣ってみたいと思います。来週の4/3から4/8にかけて夜の8時前後が満潮になるため満潮からの下げのタイミングが得られますので早速その実証をしてみたいと思います。こうして、この日は、20センチ以上の大物30尾、15センチ以上の中物40尾、10センチ以上のの小物30尾の約100尾のメバルを釣り上げることが出来ました。


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