−2011年04月06日−
今年1回目の釣りは26pの巨メバルで
(2011年度第1回釣行)

26pのメバルから造られた刺身の24pのメバルの煮つけ

昨年は、前立腺肥大等で体調不良が長引いたため恒例の渥美でのメバル釣りは6月4日の7回目が最後となってしまいました。幸い、このところ、体調も上向いたきたことから、釣行できる天候を心待ちしておりました。その天候とは、移動性高気圧が本州を広く覆い、渥美地方に南寄りの風をもたらすことで、漸くその天候が下の天気図に示すように昨日から今日にかけて訪れました。

今日の天気図(気象協会・過去の天気より)

移動性高気圧は東に遠ざかったものの、南北に連なる等圧線により穏やかに南寄りの風が吹く絶好の条件が到来しました。自宅を午後2時に出発、現地に5時過ぎに着きました。ポイントには誰も居なかったためベストポイントの西地区東側に着けて2本竿で初釣りにトライしました。市販の10pの短い3本ハリス仕掛けと50pの長い1本ハリス仕掛けを夫々04号ののPEラインに結んで当りを待ちました。水温が低く、この時期は食いが悪いこともあって当たりが殆ど有りません。それでも満潮の潮どまりが過ぎた頃から小さな当たりが出るようになりましたが針掛りしません。

竿先のケミライトが目立つようになった7時過ぎ、置き竿にしておいた市販仕掛けの竿の先端が大きく曲がりました。今年初のメバルの強い当りです。竿を持ち上げて大きく振り上げると、メバル特有の下に潜る強烈な締め込みが腕に伝わってきました。04号のPEラインの耐力を信頼してゆっくりと巻き上げていくと明らかに25cm越えの大メバルが見えてきました。

これで大釣りが出来るものと期待を膨らませて当りを待ちましたが続きません。この日は大潮で、7時以降の下げ潮がこのポイントの釣り時でしたが、竿をゆっくり上下させて誘いをかけても直ぐには当りがきません。それでも時折、竿先が僅かに下がったのを確認して合わせて2時間ほどで計6尾のメバルを釣り上げました。家族で食べるには十分な釣果は確保できました。

写真の上側の刺身は26p、下側の煮つけは24pで、この日の釣果はこの2尾の他に20pオーバー2尾、15pオーバー2尾の6尾の白メバルにとどまりました。しかし、そんな釣果よりも、深夜を含め往復6時間の車の運転、駐車場から海岸まっでの移動を含めたボート等の揚げ降ろし、数qに及ぶボート漕ぎ、数時間に及ぶ海上での釣り姿勢の保持に耐えられたことが私にとって何よりの喜びでした。

昨年、体調を崩して年半ばで釣行を断念した時点で、もう来年以降は釣行は体力的に無理ではないかとの思いに駆られ不安一杯でした。しかし、漸く今年になって体調が回復してきたものの、果たして釣行に堪えられるか心配でした。そこで、今回は無理をしないように、天候が安定な日を選び、釣り時間を短縮し、ボート等の揚げ降ろしはゆっくりと行うなどの配慮をしました。

1年振りに味わったメバルの刺身はまさに絶品でした。メバル特有の、ほんのりと甘みが有り、柔らかいのに脂が乗ってプリプリと張りのある食感を私は焼酎の湯割りの肴にして、お酒の飲めない家族は、煮つけとともにご飯のおかずにして美味しく頂きました。渥美産の大きな白メバルは超高級魚で最近はスーパーでは勿論、高級料亭でも出されませんので、贅沢なメバルずくしの豪華な夕食でした。

−2011年04月14日−
2回目の釣りで42pの巨大アイナメが
(2011年度第2回釣行)

この日の釣果(中央が42pの巨大アイナメ、真下が32pのタケノコメバル)

4月6日の今年の初釣りは、メバル大4、中2の貧果ながらも26pの巨メバルが混じるなど例年になく好調でした。ここ5年間の初釣りの釣果を以下に列挙してみました。

  ・2006-04-18  中潮  渥美裏浜  メバル大2 中8
  ・2007-03-03  中潮  伊 川 津  メバル中6 カサゴ中10
  ・2008-03-11  中潮  渥美裏浜  メバル大1 中4
  ・2009-03-16  中潮  渥美裏浜  メバル大2 アイナメ大1
  ・2010-03-12  中潮  渥美裏浜   0 (完全ボ−ズ)

例年、4月末から5月末にかけてサイズ、数ともピークになっていくようです。従って2回目は期待できると考え、天気図と睨めっこしながら機会を待ち、今日から明日にかけて下の天気図から南寄りの風が吹いて風波の立たない絶好の釣り日和になると予想し、今晩の釣行を決めました。実際、予想通り明るいうちはやや強めの南風が吹いておりましたが暗くなってそれも止み海上は鏡のようになりました。

今日の天気図(気象協会・過去の天気より)

先客は1人しかおりませんでした。よく見掛ける方で何時も通りに西地区の北東のコーナーに繋留しておりました。声を掛けると全く釣れないとのことでした。私は、先回と同じ、西地区の東側に繋留して時を待ちました。先回と同様に頻度は少ないながら1時間に数尾の割合で釣れてくるのですが型が小さく物足りません。

ところが、先回と同様に置き竿の先端が大きく曲がりましたので竿を立てると強烈な引き込みがあり、そのままでは糸切れしそうな気配でしたので竿の先端を海中に潜らせしばしの間、泳がせました。頃会いをみて竿を立てながらリールを巻き取り、潜られて再び竿をを下げるなどのやり取りをしていくうちに漸く魚影が見えてきました。

何時ものメバルとは少し様子が違うようです。竿を立てると海面に届く程度までリールを巻き上げてからタモを右手に持ち、ゆっくりとタモの届く距離まで手繰り寄せてから尻尾の方からスッポリとタモに掬い込みました。ずっしりとした重みが右腕に伝わってきました。悠に30pオーバーの巨大なタケノコメバルでした。もしメバルならこの地域では記録もので大変なことになるところでしたので少し残念でしたが久しぶりの大物に感触を満喫できました。

それから2時間ほどこのポイントで粘ってみましたが、20pオーバーが2尾釣れてから後は中小の型ばかりになりましたので、断念して西地区を探ってみましたが状況は変わりませんでしたので、帰路に着く途中で東地区のブイの外側に係留して探ってみました。すると、当りが有りましたので合わせると、根掛りしたような感触が伝わってきました。

慎重にリール巻き取っていくと、コツンコツンと当りが伝わってきましたので竿をゆっくりと立ててみました。すると竿が大きく撓って 物凄いで勢いで引き込まれていきましたので、さきほどのタケノコメバルのようなやり取りを続けましたが、今回の方が更に大物らしくなかなか取り込めません。ミキイト04号のPEライン、ハリス1.0号のフロロカーボンですから慎重にやり取りしないと切れる心配が有ります。

5分間ほどのやり取りで漸く魚影が見えてきました。黒っぽかったのでタケノコメバルやカサゴではなさそう、でもメバルにしてはあまりにも大き過ぎるので違います。何とかタモに掬いあげて驚きました。アイナメでした。それも後の計測で42pの見たことも聞いたこともない巨大アイナメです。よく大アイナメのことをビールびんと言いますが、これは一升瓶に近い大物です。

結局、この日の釣果は、このアイナメとタケノコメバル、そして20pを僅かに超える大メバル2尾、15pオーバーの中メバルが3尾、10pオ−バーの小メバル4尾でした。私はタケノコメバル、アイナメはあまり好きでないので、この手の魚を好む名古屋の親戚に大、中のメバルを添えて届けることにしました。我が家の食卓には、煮付けの小メバル4尾が慎ましく乗っていました。

我が家に春は、春告魚のメバル、春の山菜代表のワラビ、春が旬の貝のアサリ、春の味覚のタケノコの4品を食卓に揃えることで到来します。昨晩は、このメバル、隣のご主人が獲ってきて下さった見事なワラビ、スーパーで買い求めてきた大きなアサリ、小ぶりながら今年はじめてのタケノコの4品が全て食卓に登場し、まさに春到来でした。


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