−2011年05月09日−
3回目の釣りは相変わらず低調
(2011年度第3回釣行)

この日の釣果(中央が24pの大型メバル)

私のメバル釣りは天候次第です。釣り場が北に面しているため、正面の北だけでなく左横の西、右横の東からの風が3m以上吹くと風波が立って、私の小さなゴムボートでは危険になるからです。4m以上ではボートが離岸出来ない程に危険、また2mでも危険ではないもののボートが揺れて気分良く釣りをすることが出来ません。従って、このような風向きの場合は例え微風でも釣行を避けることにしております。

逆に、背面の南、更には左斜め横の南西、右斜め横の東南からの風なら5m程度のやや強めの風が吹いても全く風波は立たず危険を伴わないので釣行出来る条件としております。実は、先日4月29日、3m以下の南の風との下図気圧配置による天気予報を信じて釣行したところ、微風ながら北西の風が吹いて波打ち際で波が大きく弾けるためボートを出すことが難しく、しばし待機した後、断念し引き返したことが有りました。

4月29日の気圧配置図

黄海付近で縦縞の等圧線が立て混んでいる気圧配置から、太平洋上の移動性高気圧が遠ざかるにつれて北西風が強まることが見込まれるのに、予報は逆に南風に変わるとのことでしたので俄かには信じられませんでした。しかし、プロの予報を信じて強行したのが裏目にでてしまい、この日の釣行は幻となってしまいました。

5月09日の気圧配置図

上図は今日、5月09日の気圧配置図で予報は南南東の風2m前後で釣行条件を満たしておりましたので釣行を決めました。ただ、4月29日とよく似た気圧配置で少し不安が募りましたが、黄海から東シナ海にかけての等圧線が横縞でかつ緩やかな点が異なることから北西風は吹かないと確信しました。予想通り現地は緩やかに南風が吹き絶好の釣り日和となりました。

この釣り日和に誘われたのでしょう、先客のボート3隻が見られました。その中に例の名人が居られましたので、挨拶代わりに今年のメバルの釣況をお聞きしたところ、不況で釣れても型が小さいとのことでした。名人が係留していた西地区の西側を敬遠して西地区北側に係留して2本竿で始めましたが当りが出ません。

少し長めの竿で浅いタナで誘いを掛けたところ強い引き込みが有り、待望の大物をタモで掬い上げました。これが冒頭の写真の中央の24pのメバルです。しかしその後は当りが続かなかったため早々に断念し周囲を流してみましたがやはり当りが見られません。風向きが東風に変わり海面がざわついてきましたので、東風の裏になる中地区を流したところ当りが有りました。

型は中小サイズですが飽きないほどに当りが続きました。しかし数尾上がるとプツリと当りが途切れてしまいますので、帰路の途中、東地区を少しの間探ってみましたが、まだ寄っていないらしく全く当りが有りませんでした。ここで断念し、納竿としました。結局、この日の釣果は、大2尾、中4尾、小3尾に留まり相変わらずの不調に終わりました。

翌日の夕食の食卓を賑わしたメバル
−2011年07月09日−
今年4回目で小アジが釣れたものの
(2011年度第4回釣行)

この日、唯一の大物だったメバルの煮付け

先回の釣りは、5月09日ですので2ヶ月ぶりの釣行となります。気象庁は昨日、「中国、四国、近畿、東海地方で梅雨明けしたとみられる」と発表しました。平年より四国地方では10日、中国、近畿東海地方では13日も早い梅雨明けで、特に近畿地方では、1951年の統計開始以降3番目に早い梅雨明けになりました。

7月9日の気圧配置図(日本気象協会・全国の過去の天気より)

上図は今日の気圧配置図で、予報は南南東の風4m前後で釣行条件を満たしておりましたので釣行を決めました。ただ、太平洋高気圧が東にやや偏っていましたので風が東寄りになると東方面から風波が出て、小さな私のボートでは危険を伴うのが気掛かりではあっりました。梅雨明けでカンカン照りの海上での釣りを避けて夕方から釣り始められるよう時間調整して出掛けました。

まず、5時頃からあアジのポイントで竿出ししてみたところ、10p前後の小アジが掛ってきました。その後も間断無く掛ってくるのですが1尾づつです。魚探を覗くと中層から底にかけて魚影が認められるもののそれほど大きくなかったので無理も有りません。浅いところはサバの棚になっているのでゆっくり落としこんでいくと20p前後のサバが鈴なりで掛ってきます。私はサは大嫌いで、迂闊にクーラーに入れると同居の他の魚まで臭くなってしまいますので全てリリースすることにしております。

そんなことから、一気に落とし込んでサバを引っ掛けないようにしていたのですが、全ての針に20p前後のサバが鈴なりに掛ってサビキ仕掛けを絡ませ、捨てざるをを得なくなるトラブルが2回有り、08のサビキ仕掛けが無くなり、予備の3.0のサビキ仕掛けを使わざるを得ない破目になってしまいました。流石にこの太いハリスではアジと言えども食い付きません。結局当りの無いまま暗くなってしまいましたのでアジ釣りは納竿しました。

次いで、西地区東側の1級ポイントでメバルを狙いました。直ぐに当りが有り、合わせるのですが針掛りしません。エサが青虫で長いことがら短めに切ってトライしましいたが、やはり針掛りしません。そこで、合わせのタイミングをやや早めに意識して合わせを強めにいしたところ、漸く掛ってきましたが15p未満の小物でした。

その後も間断なく当りが有りましいたが、掛ってくるのはいずれも15p前後の中小型ばかりで、20pを越える大物は1尾も掛ってきませんでした。9時前にここのポイントを諦め東地区に移動して探りましたが全く当りが有りません。それでも船横のポイントで当りが有り、合わせると20pの大物でした。結局、これがこの日由唯一の大物となりました。

冒頭の写真が、このメバルの煮付けですが、あのメバル特有のコロコロに身離れせずに、ベチャベチャして美味しくありません。 そして体色が黒っぽいので、胸鰭の軟条数を下の写真の要領で数えたところ、16本で予想どおりクロメバルと判明しました。




メバルには、クロメバル、シロメバル、アカメバルの3種類があり、胸鰭の軟条数が16本、17本、18本であることから識別できます。この中で美味しいのはクロメバル、シロメバルのいずれかであることに異論は無いようです。どちらが美味しいかはメバルの生息する海域によって異なるようです。この海域ではシロメバルが美味しいようです。 その理由は、伊良湖海流による速い潮流によって良質のプランクトンがこの海域におり、これを食するメバルの身に美味しさが生まれることになります。そのためにはこの海域に居つくことが必要で、たまたま居つくのがこの海域ではシロメバルが多いことからシロメバルが美味しくなるものと私は理解しております。

結局、この日の釣果は大メバル1尾、中メバル2尾、小メバル4尾、小アジ15尾の貧果に終わりました。尚、西地区で獲った中小メバルはいずれもシロマバルだtったことから、コロコロに身離れして美味しく頂きました。また、アジは南蛮漬けにして頂きました。



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