バリ島旅行記(第1日)

午前9:50名古屋空港発シンガポール経由のシンガポール航空便でバリ島・デンパサール空港に現地時間の午後7:10に無事到着しました。時差は1時間遅れですので日本時間では午後6:10になります。従ってシンガポールでの1時間の乗り継ぎ時間を含めて8時間20分かかったことになります。
昨年の7月1日から日本人に限り、出入国カードが廃止されましたので審査時に審査官がパスポートと照合、ホッチキスでパスポートにとめる手間が無くなりました関係で審査時間が短縮されました。 元々、出入国カードの記載事項の大半はパスポートと重複してますので、審査時にパスポートから文字読み取り機で読み取るわけです。

シンガポール航空は数年前に事故を起こすまでは無事故で世界一安全な上、機内サービスもいいことから世界の人気ランキング上位の常連で私もその良さを知る1人ですのでアセアンへの旅行はここを優先することにしており、今回も3年振り3回目の利用になりました。
民族衣装の「サロンケバヤ」を纏ったスチュワーデス(右写真)の美しさと素敵な笑顔、日本人向きの機内食の美味しさとお代わりをタイミングよく勧めてくれるドリンクサービス、エコノミー全席で業界最大級の14インチモニターで、「クリス・ワールド」システムによりによる60種以上のプログラムで音楽、映画、ゲームを楽しめる上、国際電話も出来る等の機内サービスもさることながら、平均機齢5年以内とパイロットの着陸の上手さにも定評が有ります。

当日の夕食はうな重でしたが、これがとても美味しかったのできれいに食べ切ってしまいました。私はパン、チーズ、鶏肉、ビネガー系ドレッシング、コーヒーを飲食出来ませんので、何時もですと機内食は殆ど残します。 ご飯粒ひとつ残っていない食器トレーを見て妻は仰天していました。 ご飯も日本米を使用してふっくらと炊きあげられており、鰻も皮に抵抗が無く、さすがシンガポール航空でした。








海外旅行の楽しみのひとつに、搭乗機をその姿・形から機種名を当てることが有ります。
エアバス社(Airbus)、ボーイング社(Boeing)、ダグラス社(Douglas)に英仏の超音速機コンコルド社のConcorde101を入れるとロッキードは既に撤退しておりますので、社名の頭文字が面白いことに、ABCDの4社になります。しかしダグラス社は、ボーイング社に吸収されましたので、日本から発着する旅客機は、欧州のエアバス社、米国のボーイング社のAB2社製だけになります。

エアバス社は、A300(290)、A320(165人)、ボーイング社はB747(520)、B777(380)、B767(280)、B737(160)、DC−10(320)、MD−81(160)、MD-90(160)がそれぞれの代表的機種です。(括弧内は最大搭乗者数)
ベテランパイロットでも社名、機種名をピタリと当てるのは難しいとのことでしたが、ジャンボのB747はエンジンが4基、DC-10は尾翼に補助エンジンが付いているので直ぐに判ります。 私の好きな機種はB777ですが、ラッキーなことに今回もB777(右写真は同型機)でしたが、人気抜群の航空会社と機種だけあって殆ど満席状態でした。

シンガポールのチャンギ空港でバリ島デンパサール空港行きの同じシンガポール航空のエアバスA320に乗り継ぎましたが、機種、機内食、スチュワーデスともにレベルダウンし、如何に同社が日本路線を重要視しているかがよく判りました。ただ、今回の旅行代理店のHISの配慮によるものかどうか判りませんが、往復計4便とも尾翼より前の、しかも窓側の席に恵まれのははじめての経験でした。

座席番号がHとKだったので夫婦離れ離れになるのかと思っていたら、ボーイング社の規約でIとJは混同されやすいため欠番になっているとのことで結局、幸かか不幸か隣り合わせになりました。 こうして、うな重を食べ日本映画を観ながら、美人スチュワーデスにシャンパン、ビール、ワインを注いでもらってくつろいでいるうちに夕闇迫るバリ島のデンパサール空港に向けてB777は徐々に機首を下げて行きました。











デンパサール空港の玄関には大勢のガイドさんたちが迎えに出ていましたが、HISのユニフォームを着た現地ガイドさんが数十名もいたのには驚きました。 やがて、小柄な女性が近付いてきて私どもの名前を確認し、近くに駐車していたワゴン車に案内してくれました。 彼女はDedyさんと言う名のHIS・バリ支店の現地職員(右写真)で、我々二人専用のガイドをつとめるとのことでした。つまり、我々のために専任の運転手とガイドさんが付くと言うシステムらしいのです。 HISから事前にこんな話は聞いてなかったので当初は戸惑って、強引なガイドの売り込みではと警戒しましたが、ホテルのロビーで部屋の鍵を渡され説明を受けるうちに本物と判りほっとしました。 彼女は22才のバリ人で警官のご主人と結婚し、3才の子どもさんがおられるとのことでした。


空港から車で20分ぐらいで、インドネシア政府が開発したヌサ地区の高級リゾートエリアの入り口に着きましたが、そこには検問所のような建物が有って警官のような服装をした人が見張っていました。ガイドさんの話によると、このエリアにはこのエリア内のホテル宿泊客以外の現地人の立ち入りが禁止されているとのことでした。そのため、隣接のクタ、レギャン地区に見られるうるさい物売りが居ないため高級リゾートエリアの雰囲気が保たれているように見受けました。 そして、このエリアでも指折りの五つ星のシェラトン・ヌサ・インダーホテルの玄関に着くと、バリの民族衣装をまとった女性(右写真)が出迎えてくれました。
そしてふんだんに木材を使った広くて豪華な吹き抜け構造のロビーに思わず歓声をあげてしまいました。



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