2004年度・中日優勝特集(4)
(化けの皮が剥がれた中日)

私は大の中日ファンですが、今年の中日には、この日記でも書いておりますように開幕前から期待しておりません。従って、球場には勿論一度も行っておりませんし、テレビもたまにしか見ず、たまに見てもあまりのもだらしのない試合っぷりにスイッチを切るか他の番組に切り換えるのが殆どです。ラジオも以前は夜釣りしながら聞いたものですが、今年は聞く気にもなれません。ファンとしては、そんな時にこそ、声を大にして応援すべきなのですが、今年の中日に限っては応援するに値しないからです。

大塚、ギャラードの抜けた穴を投手力で補強できないなら、打力で補強すべきなのに、現有勢力で10%レベルアップすれば優勝出来るとの落合監督の考えで一切補強しないで開幕を迎えました。10%レベルアップしたら計算上、どんなチームでも優勝可能となります。しかし、ある選手はレベルアップ出来てもある選手が逆にレベルダウンして全体としては変わりばえしなくなるのが現実ですから優勝をねらうには補強は欠かせないはずです。

10%レベルアップなどと、およそ実現不可能な条件を出して開幕を迎えた時点で、落合監督賭けに出たなと思いました。落合監督の考えでは、金を出して補強して優勝しても監督の手柄になるとは考えていないでしょうから、この1年は補強無しの現有勢力で戦うと言えば、外部からの強選手によってはじき出されそうな1.5軍クラスの選手が発奮して10%レベルアップするだろうとの賭けにでたと思います。ところが、橋、関川、森野、荒木、森などの野手、久本、宮越、岡本、山井、小山、山北等の投手が今のところ、期待はずれで、脆くもこの賭けは失敗に終わろうとしております。

かくして、昨日現在の中日は、打率、防御率、本塁打数、得点数の全ての戦力でリーグ最下位となり、12球団一とさえ豪語した自慢の投手陣の再建に目途が立たないようなら最下位は確定的と考えます。 やはり、ぬるま湯に浸かり続けてきた中日に、広島の嶋、栗原、横浜の多村、内川のような選手の輩出を期待するのは無理のようです。

落合監督としては、今年最下位になっても、それは監督の意に反して10%レベルアップが出来なかったからとの言い訳が効きますから、来年は自分の考えで補強することと思います。そうなったら本気になって応援したいと思います。川崎投手を先発させるような愚挙を繰り返していたらファンは益々遠ざかっていくことを落合監督は思い知るべきで、例え負けても明日に繋がる面白い試合をしたらドームにファンはもっともっと出掛けていくと思います。


前 頁 へ 目 次 へ 次 頁 へ
inserted by FC2 system