「e-Tax」のやり方(5)
(申告書作成から所轄税務署より受付完了連絡を受けるまで)
「e-Tax」のやり方(6)
(申告受付完了後のフォロー)


「e-Tax」が正しく申告されたことを告げる所轄税務署からの通知

(3) 申   告:

 F申告書作成・送信:
「e-Tax」サイトの「」の中の「確定申告特集」「確定申告書等作成コーナーへ」を順次クリックすると、「確定申告書等作成コーナー」の画面が得られます。

「作成開始」をクリックすると「作成コーナー・税務署への提出方法の選択」の画面に移りますので、「所得税の確定申告書」「 電子申告(e-Tax)により提出 」にチェックを入れます。「入力終了(次へ)」をクリックすると「電子申告を行う際の確認事項(準備編)」の画面が得られますので、10個のチェック項目全てにチェックを入れて「入力終了(次へ)」をクリックして下さい。

「電子申告を行う際の確認事項(登録編)」の画面が得られますので、「既に利用者識別番号を取得している」にクリックを入れて下さい。すると、「住所等入力」の画面が得られます。ここで、所轄税務署から連絡の有った「利用者識別番号」を入力して所定の項目に個人情報を入力していきます。そして、最終的に「申告書選択」の画面が得られます。

年金生活者、給与所得者の方々は「申告書A(所得・所得控除等入力)」を選んでクリックします。表示された「申告書A(所得・所得控除等入力)」で、年金生活者の方は「公的年金等」をクリックして、社会保険庁から支払われた金額を入力すると自動的に「所得金額」が表示されます。以下、保険項目で支払った金額を入力すると正しい控除額が表示されます。

更に、配偶者控除、扶養控除等の項目には配偶者や被扶養者の氏名、生年月日を入力すると正しい控除額が表示されます。控除を受ける資格が無い場合は自動的に「0」が表示されます。例えば、配偶者の収入が103万円以下なら 配偶者控除=380,000円と満額控除されますが、103万円以上、例えば105万円なら、配偶者控除=0 配偶者特別控除=360,000円が自動的に表示されます。このように、入力値が正しい控除額に反映されますので入力値さえ正しければ、間違いなく正しい控除額が表示されますので安心です。

こうして全ての入力を終えると、「収入金額」→「所得金額」、「課税される所得金額」=「所得金額」ー「控除」、「税額」=「課税される所得金額」×「課税率」、「差引所得税額」=「税額」ー「税額に関する控除額」、「申告納税額」=「差引所得税額」ー「源泉徴収税額」が一気に算出され、最終結論の「申告納税額」が決まります。マイナスなら還付、プラスなら納税となります。

そして、いよいよこの申告データを所轄税務署に電子証明を付与して送信するという、「e-Tax」の最終工程を実施することになります。その場合は、パソコンにICカードリーダライタを装着し、個人情報が格納された住民基本台帳カードを挿入します。ICカードリーダライタが点滅から点灯状態になったことを確認してから「送信ボタン」をクリックします。

G 受付完了連絡(←所轄税務署):
これまでのプロセスが正しく行なわれておれば、冒頭の画面の受付完了連絡のメッセージが表示されます。もし、「ICカードを認識できませんでした」等のエラーメッセージが表示される場合は、次のことをチェックして下さい。

・「スタート」→「全てのプログラム」の中に「公的個人認証サービス」が無いようでしたら、ICカードリーダ ライタが正しく作動していない恐れがありますので、公的個人認証サービス適合性と住民基本台帳カード発行先(市役所等)からの認定の有無を改めて確かめてみて下さい。

・ICカードリーダライタが正しく作動しているのに認識されない場合は、 C の関連ソフト(利用者クライアントとルート証明書の二つのソフト)が正しくインストールされていない恐れが有りますので、再度ダウンロードしてインストールして下さい。

・それでも、認識されない場合は、パソコンの動作環境が「e-Tax」の実施条件を満たしていないことが考えられます。この場合は実施条件を満たすパソコンを別途用意して試みてみて下さい。パソコンの動作環境が「e-Tax」の実施条件を満たしているのに認識されない場合は、下記にメールまたは電話して対処法を照会して下さい。

・メール→「電子メールによるお問い合わせ」
・電 話→「e-Taxヘルプデスク」


メッセージボックスに記載されたメセージの一部

申告データを所轄税務署に電子証明を付与して送信し、受付完了の通知を受信したら、その時点で「e-Tax」による確定申告は全て終了したことになります。そこで、「スタート」→「全てのプログラム」→「e-Taxソフト」をクリックして、「e-Taxソフトへようこそ」という申告者専用のページを開きます。

このページの中に「メッセージボックス」が有りますので、暗証番号を入力してメッセージ欄を開きます。ここに、冒頭の画像に示すように所轄税務署からの連絡事項が記載されますので、この連絡事項をチェックすることで、その後の経過をフォローすることが出来ます。


inserted by FC2 system
前 頁 へ 目 次 へ