藤枝東高物語(137)
藤枝順心優勝で藤枝アベック優勝2016年01月10日の日記から
藤枝東高物語(138)
プリンス降格後 新人戦県予選で3連勝2016年02月01日の日記から


優勝トロフィーを掲げる藤枝順心の選手一同

先制ゴールの岩田


男子の藤枝東が全国高校サッカー選手権で優勝したのに続けて、女子の第24回全日本高等学校女子サッカー選手権大会の決勝が10日に兵庫県内で行われ、藤枝順心(東海1位/静岡)が強豪の神村学園(九州1位/鹿児島)に逆転勝ちし、9年ぶり2度目の優勝を果たし、藤枝勢のアベック優勝が成りました。

一方、過去2度の優勝を誇る神村学園は、1回戦で北海道明清(北海道1位/北海道)、2回戦で広島文教(中国2位/広島)、準々決勝ではPK戦の末に常葉橘(東海2位/静岡)を退け、準決勝の修徳(関東2位/東京)戦では得意のセットプレーから2得点を挙げ3年ぶりの決勝進出を決めました。

強豪校同士の対決となった決勝戦。開始早々にチャンスを作ったのは藤枝順心でした。3分、左サイドから攻めこむと、エリア内左で岩下胡桃がポストプレーから肝付萌へボールを落とす。肝付はドリブルで中央へ持ち込み、タイミングをずらしながら右足シュート。これがゴール右下に決まり、藤枝順心が幸先良く先制に成功しました。

しかし、神村学園は直後の3分にすぐさま反撃に出る。エリア手前左でボールを持った園田悠奈が、サイドをオーバーラップしてきた小川愛へパス。小川がエリア左横までドリブルで持ち上がって折り返しのボールを入れると、渡辺玲奈がヒールシュートでこれを押し込み、わずか49秒後に同点ゴールを決めました。

16分、藤枝順心が最終ラインから前線へロングボールが入ると、エリア内左でボールを受けた児野楓香がマイナスの折り返し。走りこんだ肝付が倒れ込みながら右足シュートを狙ったが、ボールは枠の上に外れました。

藤枝順心が攻めこむ場面が続いたものの、神村学園は体を張ってゴールを割らせないまま41分、神村学園は左サイドの水津桃果がクロスを入れ、一度は相手DFにクリアされたが、エリア手前にこぼれたボールを渡辺が拾ってミドルシュート。右足から放たれた強烈なシュートがゴール左上隅に決まり、神村学園が逆転に成功しました。

リードを許した藤枝順心は44分、福田ゆいが後方からロングボールを供給。前線に走りこんだ安部由紀夏がワントラップから右足シュートをゴール左に決めた。同点ゴールかと思われたが、ここはオフサイドの判定で得点は認められなかった。このまま2−1で神村学園がリードして前半終了しました。

後半60分、敵陣中盤でボールを奪うと、岩下が最終ラインの裏に浮き球のパスを送り、これに反応した肝付がエリア内でパスを受け、左足でゴール左に同点ゴールを決めました。追いつかれた神村学園も徐々にチャンスを作り出す。63分、エリア内左でこぼれ球を拾った小川が右足シュート。しかし、ここはわずかに枠の左に外れてしまい、ゴールを割ることができません。

後半66分、藤枝順心の肝付がエリア手前左でボールを持ち逆サイドに浮き球のパスを送るとエリア内右に走りこんだ安部がニアサイドに右足ボレーシュートを豪快に蹴り込み、再逆転に成功しました。

リードを許した神村学園も得意のセットプレーから相手ゴールに迫る。71分、右サイドでFKを獲得すると、小野伶莉が意表をついて直接シュート。しかし、ボールは落ちきらずに枠の右上に外れました。このまま藤枝順心が3−2で神村学園を下し、9年ぶり2度目の女子選手権優勝を果たしました。

昨年は県選手権で優勝を果たしたものの、プリンス東海1部リーグでは低迷し,
残留条件を満たす10位以内を確保出来ず、脱落し来年から下部組織の県Aリーグ
に移行することになりました。

新人戦は中部大会を勝ち抜き県大会は2回戦から出場し、今日科学技術と対戦しました。
岩田の先制に続けて曽根、曽根、後藤、後藤が得点を重ね、5-0で快勝しました。


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