藤枝東高物語(103)
母校藤枝東、プリンス復帰初戦を飾る2012年04月14日の日記から
藤枝東高物語(104)
常葉橘を破ってプリンスL首位堅持2012年05月04日の日記から


プリンスL復帰第1戦の明誠戦で2点目ゴールのFW相佐(がんばれ藤枝東高より)

常葉橘戦で先制ゴールのMF北嶋(がんばれ藤枝東高より)


藤枝東は新人戦で浜名に1:2で敗れて予選敗退した影響で、2月11日以降新人戦
決勝戦の2月26日まで試合が無く充分休養をとって3月10日から始まるジャパンユ
ースに備えました。

ジャパンユースは、県内の全ての登録校の参加対象とする新人戦、総体、プリンス
リーグ、選手権の公式行事と異なり、ジャパンユースサッカースーパーリーグ運営
委員会が主催する35チームが4ブロック9チームに分かれて闘うリーグ戦です。
各ブロック1位チームが決勝Tに出場します。

出場資格は18歳未満で同運営委員会に登録した高校、Jリーグユース等の団体と
なります。団体としての登録資格は判りませんが、静岡県の高校では藤枝東、浜
名、磐田東、浜松開誠館、清水東の5校が今年は登録しております。

静岡学園、清水商、藤枝明誠の3強、全国的にも市船、東福岡、国見等が登録して
ないので全国スケールではありませんが、流経大柏や滝川第二等の全国優勝校、
Jリーグユースも登録しておりますのでここで勝つのは容易ではありません。
TOPと2NDを同時登録できますので大会はTOPと2NDの2部から成っております。

藤枝東TOPはAブロックで全8戦して4勝4敗で勝点12の6位で、清水エスパルスユ
ースの優勝が既に決まっております。ただ、2NDでは藤枝東は勝点17となり16の
桐光を上回り1位となり決勝T出場が決まっております。
藤枝東TOPの成績は次の通りです。

開催日時 競 技 名 称          スコア  対戦校   試 合 会 場
12-03-10 JユースA組・1回戦 ●藤枝東 2-3 ○履   正   社 藤枝東高グランド 
12-03-17 JユースA組・2回戦 ●藤枝東 0-2 ○桐  光 学 園 裾野E  グランド
12-03-18 JユースA組・3回戦 ●藤枝東 1-3 ○清水S ユース 裾野A  グランド
12-03-20 JユースA組・4回戦 ○藤枝東 6-0 ●四   中   工 藤枝東高グランド 
12-03-24 JユースA組・5回戦 ○藤枝東 4-0 ●愛  知 FC 藤枝東高グランド 
12-03-25 JユースA組・6回戦 ○藤枝東 9-0 ●東京学館新潟 裾野F  グランド
12-04-01 JユースA組・7回戦 ○藤枝東 3-2 ●松 商  学 園 藤枝東高グランド 
12-04-03 JユースA組・8回戦 ●藤枝東 2-4 ○西   武   台 裾野B1グランド

2年振りに復帰したプリンスリーグ1部東海の初戦が1週間前の4月7日、藤枝総合
運動公園で行われました。対戦相手は地元のライバルで目下、5連敗中の藤枝明
誠です。連敗は下表に示す通り、2009年4月以来です。如何に強豪とは言え、同
じチームに3年間に渡って負け続けるのは屈辱的です。

09-04-11 プリンス東   海  ●藤枝東 0-3○藤 枝 明誠  藤枝総合運動公園 
10-01-24 新人中部2次T準 々  ●藤枝東 0-1○藤 枝 明誠  藤枝総合運動公園 
10-11-03 選手権 決勝T1回戦  ●藤枝東 0-3○藤 枝 明誠  富 士 運 動 公園   
11-01-30 新人中部2次T決 勝  ●藤枝東 1-2○藤 枝 明誠  藤枝明誠グランド
12-01-29 新人中部2次T決 勝  ●藤枝東 2-4○藤 枝 明誠  藤枝東高グランド

従って選手たちも相当な覚悟をもってこの試合に臨んだことと思います。
前半14分、DF西川のラストパスからFW大村が先制ゴール。後半にもジャパンユ
ース活躍し進境著しいFW相佐がゴールし2:0とし待望の屈辱を成し遂げました。

この数年、静岡は静学、清水商、明誠のトップスリーが続いており、4番手に藤
枝東、磐田東、浜松開誠館、浜名、清水東が名乗り上げるもののトップスリーに
名を連ねるには至りませんでした。この勝利を契機に明誠に入れ替わってトップ
スリーの一角を占めて欲しいものです。

母校藤枝東は昨年、一昨年はプリンス東海2部で戦っておりました。2009年の1部で1勝7敗1分という屈辱的な成績で2部落ちし、2010年は2部でも4勝3敗の4位で残留、2011年は首位をキープしていたものの最終戦の清水東戦で負ければ2位陥落し再び残留という厳しい局面に立たされておりました。

この試合、前半を終えて0:2の劣勢で敗色濃厚の気配が漂う中、後半12分田中がゴールを決め1:2、しかし19分に失点し1:3でこれまでと思った直後に新村翔がゴール、更に荒木が同点ゴールを決め劇的な引き分けに持ち込んで勝点1差で首位キープし昇格を果たしました。

昇格後は、全18試合のうち5試合を消化し、ジュビロYに0:2で敗れたものの、初戦でこの3年間5連敗中の地元ライバル藤枝明誠に2:0で快勝、最近強豪の一角に食い込んできた浜松開誠館も2:0で完勝、昨年の全国選手権準優勝校の四中工に2:1で辛勝、そしてここところ調子を落としてるとは言え2005年の選手権県代表校の常葉橘に昨日2:0で快勝し4勝1敗、勝点12で首位をキープしております。

5戦の計8得点は、FW相佐(3年生)2、DF大村(2年生)2、MF北嶋(3年生)1、DF新村翔(3年生)1、MF宮永(3年生)1、FW田口(2年生)1となっております。未だ無得点ですが経験豊富なFW坂本、MF白井、MF渡辺、MF大石の3年生そして40人在籍の1年生たちの活躍を期待したいものです。

特に1年生の中で、青森FCからの小野君、佐賀・サガン鳥栖からの嘉村君、京都サンガからの安達君、福井・丸岡FCからの伊井君、滋賀・大津北中からの大田君、埼玉・ACアスミからの西村君等、県外から入学してきた選手たちにはその意気を感じ今後の活躍を見守りたいと思います。


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