藤枝東高物語(95) 東高・OB山田大記選手の活躍に思う2011年07月25日の日記から |
藤枝東高物語(96) 藤枝東プリンス2部で昇格まであと4勝2011年09月10日の日記から |
ジュビロ磐田の若きエースとして大活躍の山田大記選手 |
昨年末のある日、何気なくNHKにチャンネルを合わせたところ、天皇賞予選で明治大がJ1のモンテディオ山形を破ったことを取り上げ、勝利に貢献した選手の一人として山田大記選手に焦点を当てておりました。山田大記という名前はどこかで聞いた覚えがあることからネットで調べたところ、母校藤枝東出身であることが判り合点がいきました。 そこで、当サイトの「藤枝東高物語」をレビューしてみたところ、2006年11月4日付「藤枝東高物語(23)(清水商を破って準決勝進出)」で、山田大記君について「・・・2得点したのに冷静だった山田君、1年生の時に国見にPKで負けて号泣した原田君を中心に、打倒浜名、打倒静学か橘 を期してもらいたいものです・・・」と記載されておりました。実は、3年前のこの年、清水商に山田大記の大活躍で勝ったものの静岡学園に敗れ優勝を逃していたことから、選手たちについて積極的にフォローしていなかったため、山田大記のこともすっかり忘れていたのでした。 確かにこの年、山田大記は県選抜に選ばれてはおりましたが注目度は、DFでU-16代表の原田圭輔君や県選抜の三上佳貴君の方が高かったようでした。従って、彼が明治大に進学したこともさほど話題にならず、私の記憶からは完全に去っておりました。明治大に進学した彼は、1年生でレギュラーとして名を連ね、2年生で頭角を現しMFとして活躍しましたが所属する関東大学リーグでは5位に終わり、4位までに出場権が与えられるインカレ(全国大学サッカー選手権)に出場できませんでした。ところが、3年生になった昨年、明治大のエースとして大活躍した結果、明治大は関東大学リーグで3位としてインカレ出場を果たし、更には天皇杯で大学代表として出場、2回戦でJ2の湘南ベルマーレ、3回戦でJ1のモンテディオ山形を破り、大学チームとして初めてJ1チームを破るという大金星を挙げてNHKに取り上げられたのでした。 上文は、2010年01月11日付け当サイト日記「藤枝東OB、山田の活躍で明大優勝」からの冒頭の記事の抜粋です。 藤枝東は戦後、第一黄金期(1950年-1973年の24年間で27回県大会優勝 27/24=1.1回/年)に続いて第二黄金期(2003年-2008年の6年間で8回県大会優勝 8/ 6=1.3回/年)を経験しております。流石に、第一黄金期を経たOBで現役で活躍している選手は居りませんが、第二黄金期では数多くのOBが現役で活躍しておりますので、山田大記を取り上げる前に第二黄金期で現在活躍中のOBたちを紹介してみたいと思います。 2003年には、関西学院に進学し主将として活躍した小関佑典、2004年には、東京農大に進学して活躍した滝田哲也、浦和に入団後、現在はポーランドのプロチーム、 ポゴン・シチェシンに所属している赤星貴文、2005年には、ともに筑波大に進学して活躍した鈴木崇記と碓井健平、国士舘に進学した中村祐輝、慶応に進学した三輪健太郎、2006年には、岩手大に進学した村松大介、筑波大に進学した原田圭輔、慶応に進学した三上佳貴、そして今回取り上げる、明治大に進学し現在、ジュビロ磐田で大活躍の山田大記がおりました。 全国準優勝した2007年には、立命館に進学した小関教平、現在、清水エスパルス所属の村松大輔、筑波大に進学した石神幸征、慶応に進学し、現在清水エスパルスに所属の河井陽介、同志社に進学した松田純也がおりました。2008年には、単身で渡米しアーカンソ大に留学後、去年12月にNYのマンハッタン大に合格し勉学の傍ら、在米邦人によるサッカーチームに所属して活躍中の、静学を破る決勝ゴールを上げた新井成明がおります。 因みに、第一黄金期と第二黄金期の間、1974年から2002年の28年間に、次の現在活躍中のOBたちがおります。 1986年には、中山雅史(筑波大→磐田→札幌)、 1994年には、山田暢久(浦和)、 1998年には 石川竜也(筑波大→鹿島→東京V→山形)、2001年には、 長谷部誠(浦和→独・ヴォルフスブルグ)、2002年には、 成岡翔(磐田→福岡)、 大井健太郎(浦和→湘南ベルマーレ)、 岡田隆(筑波大→磐田)がそのOBたちです。 ジュビロ磐田に入団して、エース背番号の10を与えらた期待の星、22歳の山田大記君は、今日現在リーグ戦全18試合に出場し5ゴールを上げるなど大活躍して、ジュビロ磐田の上位進出に貢献しております。 6月25日の福岡戦では鮮やかなループシュートを決め、7月3日のG大阪戦では、1?2と1点ビハインドで迎えた70分にペナルティーエリアの手前でパスを受けてからドリブル突破してから放ったシュートは強烈で一直線にネット突き刺しました。 これらの活躍に、今日付けの仏紙『SO FOOT』は、6月25日の福岡戦でのゴールを取り上げ「山田は才能にあふれている。彼はこれからヨーロッパでプレーする日本人選手の一人になるに違いない。彼は日本のディフェンスを相手に楽しんでプレーしている」と山田大記君のプレーを絶賛しております。今や、大学時代からのライバル、福岡大から名古屋グランパスに入団して活躍中の永井謙介とともに、日本代表選手としてブラジルを目指すものと期待しております。 |
この日、彼自身の2点目をPKで決めた田中選手 (がんばれ藤枝東高から転載させて頂きました) |
高校サッカーには 新人戦 総体 東海プリンス 選手権の四公式行事が有ります。 今年、母校の藤枝東は、新人戦優勝、総体準優勝し、現在東海プリンスを戦い ながら10月から始まる最大行事の選手権に備えております。 ただ、東海プリンスは一昨年2部に降格し、昨年1部昇格を目指すも、2位以上に 与えられる1部昇格条件を満たさない4位に終ったため、今年も2部で戦っており ます。東海プリンス2部リーグは全8校がホームアンドアウエイ方式で14試合を 戦い、今日で9試合を終え、その順位は下表のようになっております。 順 位 校 名 勝点 勝 数 負 数 分 数 得失点差 1 藤 枝 東 25 8 0 1 +16 2 清 水 東 19 6 2 1 +16 3 飛 龍 16 4 1 4 + 4 4 津 工 14 4 3 2 - 2 5 海 星 12 4 5 0 - 4 6 曉 秀 10 3 5 1 + 2 7 各 務 原 4 1 7 1 -20 8 愛 知 2 0 7 2 -12 残り5試合で上積みできる最大勝点数は(3*5=15)ですから藤枝東が5試合で4勝す ると勝点37となり現在勝点19以下の2位校以下は藤枝東の勝点37に及ばず藤枝東 の1位が決定します。最終戦10月15日に清水東に勝って1位にのみ与えられる昇 格を決め有終の美を飾るをことを期待します。 尚、この日までの藤枝東の全成績を下表に示します。 藤枝明誠、静岡学園に各1試合負け、飛龍に引き分けただけの28戦、25勝2敗1分 の勝率9割2分6厘の堂々たる成績です。この勝率は調べておりませんので確かで はありませんが、静岡県内の高校では、プリンスリーグの1、2部の違いこそあり ますがトップと考えられます。 開催日時 競 技 名 称 スコア 対戦校 試 合 会 場 11-01-08 新人中部1次L1回戦 ○藤枝東 6-0 ●静 清 藤枝東高グランド 11-01-10 新人中部1次L2回戦 ○藤枝東 7-0 ●金 谷 藤枝東高グランド 11-01-15 新人中部1次L3回戦 ○藤枝東 4-0 ●静 岡 市立 藤枝東高グランド 11-07-16 新人中部1次L4回戦 ○藤枝東 4-0 ●藤 枝 北 藤枝東高グランド 11-01-22 新人中部2次T1回戦 ○藤枝東 1-0 ●静 岡 城北 藤枝東高グランド 11-01-23 新人中部2次T準 々 ○藤枝東 4-0 ●東海大翔洋 藤枝東高グランド 11-01-29 新人中部2次T準 決 ○藤枝東 7-0 ●榛 原 藤枝東高グランド 11-01-30 新人中部2次T決 勝 ●藤枝東 1-2 ○藤 枝 明誠 藤枝明誠グランド 11-02-06 新人県大1次L1回戦 ○藤枝東 2-1 ●下 田 藤枝東高グランド 11-02-11 新人県大1次L2回戦 ○藤枝東13-1 ●富士宮 北 藤枝東高グランド 11-01-12 新人県大1次L3回戦 ○藤枝東 3-0 ●浜松開誠館 藤枝東高グランド 11-02-19 新人県大 準々決勝 ○藤枝東 5-1 ●清 水 東 藤枝市民グランド 11-02-26 新人県大 準決勝戦 ○藤枝東 2-0 ●常 葉 橘 藤枝総合運動公園 11-02-27 新人県大 決 勝 戦 ○藤枝東 2-1 ●清 水 商 日本平運動公園 11-04-16 プリンス2部L1回戦 ○藤枝東 4-0 ●各 務 原 藤枝総合運動公園 11-04-23 プリンス2部L2回戦 △藤枝東 1-1 △飛 龍 愛鷹スポーツ広場 11-04-29 プリンス2部L3回戦 ○藤枝東 1-0 ●暁 秀 愛鷹多目的競技場 11-05-21 県総体決勝 T2回戦 ○藤枝東 2-1 ●静 岡 北 藤枝東高グランド 11-05-22 県総体決勝 T3回戦 ○藤枝東10-1 ●静 岡 南 藤枝東高グランド 11-05-28 県総体 準々決勝 ○藤枝東 2-1 ●藤 枝 明誠 エコパ 人工芝 11-05-29 県総体 準決勝戦 ○藤枝東 1-0 ●清 水 商 愛鷹多目的競技場 11-06-05 県総体 決 勝 戦 ●藤枝東 0-2 ○静 岡 学園 エ コ パ 11-06-11 プリンス2部L4回戦 ○藤枝東 3-1 ●愛 知 ゆめりあ多目的G 11-06-25 プリンス2部L5回戦 ○藤枝東 2-0 ●津 工 鈴鹿スポーツGN 11-07-02 プリンス2部L6回戦 ○藤枝東 2-1 ●海 星 藤枝東高グランド 11-07-09 プリンス2部L7回戦 ○藤枝東 1-0 ●清 水 東 日本平運動公園 11-07-16 プリンス2部L8回戦 ○藤枝東 6-2 ●各 務 原 TECOフィールド 11-09-10 プリンス2部L10回戦 ○藤枝東 2-0 ●暁 秀 藤枝総合運動公園 |
前 頁 へ | 藤枝東高物語目次へ | 次 頁 へ |