藤枝東高物語(37) ゴン、J1新記録の15年連続ゴール! 2008年4月28日の日記から |
藤枝東高物語(38) 藤枝東の後輩たち大活躍!2008年5月10日の日記から |
前半43分、初ゴールを決めた長谷部選手 |
母校藤枝東の後輩、長谷部誠(24)選手は今年2月、浦和レッズからドイツのプロリーグ、ブンデスリーガの、ヴォルフスブル クに移籍し、第18節(2月2日)第18節(2月2日)のビーレフェルト戦に後半開始から守備的MFとして初出場、第19節(2月9日)の デュイスブルク戦ではMFで初先発を果たして以来、第25節(3月22日)のハンブルガーSV戦を体調不良で欠場した以外、全13 試合に出場しその間、第20節(2月15日)と第27節(4月 5日)の2試合を除く9試合は全て先発出場しヴォルフスブルクのレギュ ラー選手として活躍しております。 初先発フル出場を果たした2月9日、ヴォルフスブルクのマガト監督は、地元紙に掲載されたインタビュー記事で「長谷部は強 くプレーし、ポテンシャルを証明し、正確なパスを披露し素晴らしいプレーをして勝利に貢献している」と絶賛しております。また、この間唯一欠場した3月22日(ハンブルガーSV戦)には、日本協会の田嶋幸三専務理事が極秘に長谷部選手とアウエーのフォルクスワーゲン・アレナ内で接触し、「今後、代表復帰となればいいね」と話したと報道されております。岡田ジャパンには1月の指宿合宿で招集を受けましたが、その後ヴォルフスブルクに移籍したことから代表召集は見送られております。しかし、この報道が事実なら6月のW杯予選4連戦に招集される可能性が高くなってきたと思われます。 その長谷部選手が昨日のレーバークーゼン戦(アウェー)に先発出場、移籍後初ゴールしました。1−1で迎えた前半43分、FWグラフィッチの左クロスに体ごと飛び込み、一度は相手DFに防がれたが、最後は右足で押し込みました。この結果、長谷部選手の日本代表選出の可能性が益々高まったとように思います。長谷部選手出場の全13試合の成績は次のとおり、7勝3敗3分で好調を維持しております。 がんばれ! 長谷部選手 先輩のゴンも頑張ってるぞ! |
18節(2月 2日) MF途中 ビーレフェルト戦 1-0 ○初出場 19節(2月 9日) MF先発 デュイスブルク戦 2-1 ○初フル 20節(2月15日) MF途中 シャルケ戦 2-1 ○ミス有 21節(2月23日) MF先発 ヘルタ・ベルリン戦 0-0 △フル 22節(3月 1日) MF先発 カールスルーエ戦 1-3 ●後半交 23節(3月 8日) MF先発 コトブス戦 3-0 ○フル 24節(3月16日) MF先発 ブレーメ戦 1-0 ○前半交 25節(3月22日) 出場無 ハンブルガーSV戦 1-1 △ 26節(3月28日) MF先発 ロストク戦 1-0 ○負傷交 27節(4月 5日) DF途中 ハノーバー戦 3-2 ○ 後半 28節(4月20日) MF先発 ニニュルンベルク戦 0-1 ●後半交 29節(4月15日) MF先発 ボーフム戦 0-1 ●フル 30節(4月27日) MF先発 レバークーゼン戦 2-2 △初得点 (注)他にドイツ杯準々決勝に先発出場し延長前半5分に交代 |
シュツットガルト戦の後半30分アシストした長谷部 |
久しぶりに、J1の試合をテレビで視聴しました。試合は磐田と新潟の試合でした。そして、驚きました。何と、40歳の母校の後輩、ゴン・中山がFWで先発出場して走り回っているではありませんか。確かに、今期のゴン・中山は元気で、これまで11試合中8試合に後半の途中から出場し、第2節の磐田対G大阪のゲームでJ1新記録更新の15年連続ゴールとなる157点目のゴール(下の画像)を、ランスを崩し腰砕けになりながらも決めております。このことは「藤枝東高物語」でも取り上げております。 |
腰砕けになって倒れながら157点目を決めたゴン・中山 |
体格に恵まれているわけでも、スピードや技術に優れているわけでもない彼がJ1新記録となる未曾有の157点も得点できたのは、 経験・体力・技術のバランスが採れており、オフサイドを頭に入れながら他のどのFWよりも長くゴール前に詰め、隙有らば誰よりも早く果敢にゴール前に飛び込むという、泥臭くて動物的な感覚を持っているからだと私は思います。 このことは、「自分は凄いシュートや正確なシュート、何人も抜いていくドリブルなどは出来ないが一生懸命走ってボールを追いかけることしか出来ない。自分はドロクサイ系の選手だ」とインタビューで答えている彼の談話からも裏付けられると思います。アシストする同僚選手は、彼が相手ゴールの走り込んでくると彼の頭上にオーラを見る思いがすると言っております。158点点目もいずれ近いうちに達成されることと思います。 もう一人の藤枝東の後輩の浦和の山田暢久選手も、1試合途中出場しただけで他の全試合に先発出場し、首位を走る浦和の原動力になっております。浦和には長谷部誠、赤星貴文の二人の藤枝東出身選手は移籍したため、彼がただ一人の藤枝東出身選手として頑張っております。 長谷部誠選手はドイツのブンデスリーガのボルフスブルクに移籍して、ボルフスブルクの上位進出に貢献し、赤星貴文 選手はJ2の水戸ホーリーホックに期限付き移籍して頑張っております。 その長谷部誠選手は、第30節4月27日のレバークーゼンで初得点して以来、全試合に先発出場し、第32節5月7日のフランクフルト戦では、稲本とピッチで顔合わせしております。そして、第33節5月10日のシュツットガルト戦の後半30分、右サイドからのクロスを途中出場のFWデヤガの頭に合わせて初アシストを記録しました。中2日での3試合目で「移動したりで結構キツイと思うけど、日本でもやっていたので問題ない」と話していた通り、過密日程でも結果を出しました。長谷部選手は後半35分に交代しましたが、この試合で前節5位の相手に4-0で大勝しました。 現在、ブンデスリーガは、バイエルンの優勝が決まり、ボルフスブルクは現在6位ですが、勝点では51で、レバークーゼン、 ハンブルガーSVと並んでおりますので、5月17日の最終戦でボルフスブルクがドルトムントに勝ち、レバークーゼン、 ハンブルガーSVがブレーメン、カールスルーエにともの敗れるか引き分けるとボルフスブルクが単独4位に上がってUEFA杯出場権獲得の可能性が出てきます。 以上のように、中山雅史(40)、山田暢久(33)、長谷部誠(24)まさに、20代、30代、40代を代表する3選手の活躍を期待したい。この3人が南アフリカで同じピッチに立てたら言うことないですが・・・・・。 |
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