藤枝東高物語(19)
清水東を破り優勝 (2003年11月15日の日記から)
藤枝東高物語(20)
常葉橘を破り優勝 (2004年11月21日の日記から)


三輪が決勝ゴールしたシーン

我が家は現在、リフォーム中のため庭が大工さんたちの仕事場になっている関係で昨晩の釣りで使用したボートや釣り具の水洗を大工さんたちが仕事を始める前にやり終えなければならないため、少し早起きして家族総動員で洗浄して何とか食事前にやり終えました。

食事後は、昨晩釣ってきたマダカ(フッコ)とアジを近所に配り終えて一段落しました。リフォームのついでに台所を更新することになりましたので、現在は台所が無く魚の料理は思うように出来ないことと、日頃から家庭菜園で獲れたた野菜などを頂いたままになっていることなどから、刺身用に残した1尾を除いて全て近所にお裾分けすることにしたのでした。

しかし、今日は朝から胸が高ぶってしかた有りませんでした。午後から母校、藤枝東高と清水東高との県立校同志の全国高校サッカー選手権静岡県大会の決勝戦がエコバ・スタジアムで行われるからです。先週は、この日記にも掲載しましたように、他の用事も兼ねて藤枝まで応援に出向き静岡北、そして宿敵清水商を連破しての決勝戦だけに、現地まで応援に駆けつけたい気持は山々でしたが所用のため出来ませんでした。

勿論、当地区ではテレビ中継は地元愛知県の東邦対東海学園で、残念ながら静岡県大会の様子をテレビやラジオで視聴することは出来ませんが、幸いにも上の画像を提供して頂いた サイトのBBSの試合速報欄でチェックできますので、まずは試合開始時刻の午後1時35分からパソコンの前に座り続けて、試合速報欄の「更新」ボタンを押し続けることにしました。

清水東高と言えば、23年前の昭和55年(1980)を思い出します。藤枝東高が選手権・静岡大会で優勝したこの年、清水東高は総体で全国優勝、翌年も連続して全国優勝、更に翌年は選手権でも全国で準優勝し翌々年の昭和57年(1982)は選手権でも初の全国優勝その翌年の昭和58年(1983)も選手権で全国準優勝とまさに清水東高は全国にその名を轟かせていました。

その昭和58年に、3人の中学生が清水東、藤枝東、静岡学園にそれぞれ入学しました。武田(修)、ゴン中山、カズの静岡三羽がらすでしたが、中でも武田はその年の全国ベスト11に選ばれ、カズが8カ月で中退して単身でブラジルのプロチーム『ジュベントス』へ留学してしまいましたので、ゴン中山は武田に強烈なライバル意識を持っていたように感じました。

そして、翌年のゴン中山2年生の時静岡県代表として国立まで行き、準決勝で島原商にPK戦で惜敗したものの大活躍し、武田を見返したのでした。しかし清水東、藤枝東ともにこの時以来全国優勝することはなく、静岡学園、東海大一、清水商が両校に代わって全国優勝を果たし全国区になっていきました。その意味で、今年の両校の対決はお互いに期するところが有ったように思います。

そんな思いに耽りながらPCの画面を見ていたら、前半終了5分ぐらい前の11時分、「藤枝東先制 得点 滝口」のメッセージが表示されたのを見て思わず拍手してしまいました。そして前半終了、後半に入ってからは同点のメッセージが表示されないことを祈りながら画面を見続けました。こうなると、何もコメントが無いのがいい知らせになりますから途中経過のコメントなど要りません。このことを察してかその後も選手交代以外はノ^コメントのまま後半終了予定時刻の午後3時5分になりましたがまだノーコメントです。

午後3時10分になってもノーコメントです。ロスタイムにしては長すぎるので、同点になって延長に入ったのではないかとか、いろいろ考えながら不安に思っていた午後3時14分、「1:0で藤枝東が勝ち優勝しました!!」の勝利を告げるメッセージが画面に踊るように表示され、思わず誰憚ることなく大歓声をあげました。 現地で観戦しながら携帯からBBSにコメントして下さった、ゆうさんには本当にお礼を申し上げます。


インタビューを受ける決勝ゴールの殊勲者 滝口

高校サッカー王国、静岡県の勢力図が変わりつつあるようです。2002年Wカップに6人((中山(藤枝東)、服部 (東海大翔洋 )、西沢(清水東)、小野(清水商 )、 川口(清水商 )、 森島(東海大翔洋 ))もの日本代表選手を送り込み、カズ、武田、相馬、藤田、名波、高原、山田、堀池等の日本代表選手をも輩出し、豊富な全国優勝経験を持つ、静岡県のサッカー名門高、清水商、静岡学園、東海大翔洋 、清水東、藤枝東等は、1995年の静岡学園の優勝以来、8年間優勝から遠ざかっております。

ところが、今年の静岡県予選では、準々決勝で優勝候補筆頭の静岡学園が静岡北に、清水商が常葉橘に敗退するなどの大波乱が起こり、結局、準決勝は聖隷クリストファー対常葉橘、静岡北対藤枝東の組み合わせになり、藤枝東以外の名門校は姿を消してしまいました。そして、先週日曜日の準決勝で常葉橘、藤枝東が勝ち残り、今日昼から両校による決勝戦が、Wカップ会場となったエコバで行われることになりました。

この母校、藤枝東を応援するために帰省したのですが、たまたま今日の昼から中学の同級会が開かれるため、残念ながら会場に駆けつけることは出来ないので、宴会の席からテレビ観戦で応援することにしました。宴会の開会とほぼ同時にキックオフしましたので、私としては試合状況が気になって宴会どころではありません。しかし、久しぶりの同級会ですのでテレビに釘付けというわけにはいきません。そこで、携帯ラジオをポケットに忍ばせて経過を見守ることにしました。

案の定、前半は何回か危ない場面が有り、押され気味のまま終了し、後半早々にFWの三輪選手が1対1の状態で落ち着いてゴールして先制し、そのまま守りきって1:0で勝ちました。これで、藤枝東は昨年に続いて連覇し、静岡県勢としては9年ぶり、藤枝東としては1971年以来となるなる33年ぶりの優勝を目指すことになりました。同級会が終わってから藤枝東の同級生と連れ立って2次会の会場に出向いて祝杯を挙げました。それにしても、相手の常葉橘は強かったと思います。2年生以下のメンバーでこの大会に臨み清水商を破り、藤枝東を苦しめたしの実力は侮れません。さすが、今年の中学選手権で全国優勝しただけのことは」あり、来年は強力なライバルになりそうです。


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