藤枝東高物語(49)
藤枝東、開成館破り準決勝進出! 2008年11月01日の日記から
藤枝東高物語(50)
母校 藤枝東、静岡学園を下し決勝へ 2008年11月09日の日記から


この日、ファインセーブを連発したGK袴田
(「がんばれ藤枝東」から転載させて頂きました)

後半31分、決勝の先制ゴールを決めたFW 村松
(「がんばれ藤枝東」から転載させて頂きました)


今日行われた、全国高校サッカー選手権静岡県予選決勝トーナメント準々決勝戦で、2次リーグを無失点のベストの成績(下表参照)で突破してきた浜松開誠館を1:0で破り、準決勝進出を果たしました。


母校 藤枝東のサッカー史に残ると思われる今日の静岡学園 戦を静岡県外に居住しているために現地観戦は無論のこと、 テレビ、ラジオでの観戦も出来なかったのは残念でした。 その理由は過去の選手権での静岡学園戦(下記)にあります。

順位 校    名 校旗 勝点 勝数 分数 負数 点差
浜松開誠館 9 3 0 0 +18
清 水 商 9 3 0 0 +6
常 葉 橘 9 3 0 0 +5
静岡 学園 6 2 0 1 +6
清 水 東 6 2 0 1 +4
東海大翔洋 6 1 0 1 +2
浜 松 南 6 2 0 1 +1
藤 枝 東 6 2 0 1 0

06-11-19 決 勝 藤枝東 VS 静岡学園 ●1−2
02-11-16 決 勝 藤枝東 VS 静岡学園 ●1−2
01-11-11 準決勝 藤枝東 VS 静岡学園 ●1−2

ことごとくスコア1−2で惜敗しており、清水商、清水東と
ともに、静岡学園は、かっての長池監督時代以来の藤枝東の
王者復活を阻み続けてきました。しかし、清水商は03年の決
勝で、清水東は04年の決勝で下して優勝してこの2校に対し
ては苦手意識を払拭しました。

ただ、03年、04年、07年の藤枝東の優勝は、静岡学園を下し
ての優勝ではありませんでした。
つまり、選手権で始めて静岡学園を下して決勝戦に進出する
ことが出来たという意味で、藤枝東のサッカー史に残ると私
は評価したわけです。

この試合を観戦していない私には観戦記を書く資格は有りま
せんので、掲示板、新聞での記事を引用させて頂いて以下に
纏めてみたいと思います。

情報は試合速報のみでしたので、「がんばれ藤枝東」の
「試合速報」をハラハラしながら更新ボタンをクリックして
いました。そして、現地のゆうさんから次の速報が投稿され
た時は、思わず大声を上げてしまました。



藤枝東は静岡学園のサイド攻撃に苦しみ、再三、ピンチを招
いた。だが、GK袴田の好セーブと守備陣の粘り強い守りで、
静岡学園の分厚い攻めを跳ね返した。後半31分、藤枝東は藤
田のタイミングのいいスルーパスで相手最終ラインの裏を突
くと、素早く飛び出した村松がゴール左隅にけり込んで、
決勝点を奪った。静岡学園は盛んに両サイドを突破して攻め
込んだ。しかし、和田、森田の決定的なシュートが堅守に阻
まれ、チャンスを生かせなかった。後半になると、藤枝東の
出足に押されて徐々にペースを落とし、惜敗した。
(以上静岡新聞の記事より)

この時の様子を、やなおやじさんは、がんばれ藤枝東高応援
メッセージで次のよな名文を寄せて解説しておられます。

ゴールをゲットすること、ゴールをアシストすることがFWの
仕事だと単純に言ってしまうなら、君たちは何と無駄なこと
ばかりしているのか。しかし、君たちは相手より1歩でも多
く、1mでも長く、0コンマ何秒でも速く走ろうとする。膝
が折れそうになっても相手とのぶつかり合いに身をさらす。
気の遠くなるような、心が折れそうになるような長い長い時
間。
11番・村松一樹君、君はそんないつ報われるかもわからない
“無駄な走り”の中、目の前を通り過ぎようとするほんの数
秒見えた閃光をその手に握った。それは確かに君の手の中に
あった。
12番・新井成明君、前線で戦う君を見て、時間が経つほどに
皆が「やれる!」と思ったはずだ。僚友の肩を借りて君が立
っていた冷雨に濡れるスタジアムの芝は、そこだけが別世界
のようにまぶしかったよ(原文のまま掲載させて頂きました)

また、新井成明君の近くにおられるLAさんは、私のサイト
の掲示板に、次のように投稿を寄せられております。

今日も腰の痛みを我慢しブロック注射を何本も打ちながら、
攻撃の軸として機能し勝利に結びつけたことに拍手をあげたい。
実に今年の県予選はドラマかも?なぜかというと、彼は中学は
橘中学で今のメンバーと一緒にボールを蹴っていた。しかし、
3年間補欠であった。高校進学の時、エスカレーターで橘高にあ
がるのをけり、浪人覚悟で藤枝東藤色のユニフォームを着て
レギュラーでフィールドに立つことを決心し、受験した。
見事合格!ここからは、かれの努力とひたむきな姿勢で・・・
今が・・今度の決勝は彼自身K楽しみでもあるし最高の時間で
もあるだろう。橘の監督からみれば、教え子でもある。
非常に楽しみだ。
しかし、彼の腰は最後まで持つだろうか?心配である。
(原文のまま掲載させて頂きました)

以上の両君以外にも、ファインセーブ連発の新守護神の一年生
GKの袴田君、泣くのはまだ早いよ! 絶妙のラストパスを出して
勝利のゴールを導いた藤田君、昨年の経験を伝えながらキャプテ
ンとして引っ張る小林君・・・・
11月16日の常葉橘との決勝戦で君たちが例え、勝利の女神に微笑
まられることなく破れるようなことが有ったとしても、君たちの
偉業に変わりなく、私たちは惜しみない拍手を送ります。
ただ、悔いが残らないように、他ならぬ自分のために持てる力を
出し切って下さい。ベストを尽くせば、自ずから結果は出て
きます。健闘をこころからお祈りします。

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