韓国旅行記

7章 韓国あれこれ(2)
殆どのの韓国人はIMF(国際通貨基金)と言う言葉を知っております。
それは数年前に韓国は極端なドル不足で深刻な経済危機に陥り、IMFに多額の融資 を求めたた際、日本がその保証をするとともに自ら融資に応じた結果漸く危機を脱し ましたが未曾有の不景気で、韓国では「IMFショック」と呼び、ソウル市民は国を救うた めに宝石などの私財を国家に供出するとともに、日本への感謝の気持ちを忘れず、韓国 プロ野球からの中日ドラゴンズへのソン、サムソン、李選手らの移籍に理解を示し、最近 は外貨稼ぎの国家的な狙いもあって日本人観光客を大歓迎しているのです。

私が11年前に韓国旅行した時は100ウオンが20円だったのが、現在はIMFショックで 半値になり10円になっております。 韓国には消費税が有りませんので、韓国の免税店では高いブランド品の輸入関税が 免税になるのでその分と為替差額の分が併せて安くなり、場合によっては東京の半値 近くで買えるとあって女性に人気が有るようです。

好日家の金大統領、ワールドカップサッカーの日韓共催、IMF援助、日本人観光客ブー ムと日韓関係は急速に良くなっており、かっては近くて遠かった韓国が本当に近い国に なりつつあることを今回の旅を通して実感した次第です。男ふたりだけの色気の無い旅 ではありましたが、友人のハングル語も役だった上、ガイドさんを独占して色々なことを 聞き出すことも出来て楽しくて意義のある旅でもありました。 こうして男ふたりだけの珍道中は終わりました。

若い韓国女性のガイドさん
珍道中コンビの友人と私

                                      


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