講座集 第1章 初心者による初心者のためのインターネット講座
(2)インターネットの標準化
WWWが世界的な規模で広まっていくと世界共通の標準化が必要になります。
1992年に関係者が集まって
ISOC(Internet Society)
を設立し ました。 世界中の企業、団体、学術機関、政府機関、個人などが集まって、インターネット の普及の促進、関連技術の開発や標準化を行っており、下部機関には
IAB
や
IETF
があり、インターネットに関わるさまざまな標準を策定しております。
WWWで用いられる技術はIETFの下部組織である
W3C
が標準化を進めております。 現在は、マサチューセッツ工科大学計算機科学研究所(MIT/LCS)、フランス国立 情報処理自動化研究所(INRIA)、日本の慶應義塾大学SFC研究所(Keio-SFC)が ホスト機関としてW3Cを共同運営しております。
1.
IPアドレスの割り当て
インターネットを始める時、自分のパソコンの住所に相当する
IPアドレス
がサー バーから、8ビットずつ4つに区切られて、「210.145.108.182」のように割り当てられます。
この数値は、ISOCの下部組織の
IANA
の下で各国の
NIC
(日本では
JPNI C
)が重複しないように割り当てております。 しかしこのような数値の羅列では覚えにくいため、
ドメイン
(@の前の符号)にし て
DNS
というシステムによってIPアドレスとの相互変換を可能にしております。
2.
メールアドレスドメインの汎用JPドメイン化と.com表示
現在はjpで終わるメールアドレスは上記のJPNICが、 .com .net .orgで終わるメールアドレスはIANAから分離 した
ICANN
がそれぞれ登録・管理しております。
JPNICは日本語汎用JPドメイン名への申請を申請順優先で受け付けておりなす。 日本語の汎用JPドメイン名にすれば、
「鈴木茶助.JP」も可能になります。
しかし、サーバー側でDNSでこの汎用JPドメイン名をIPアドレスに読み替えない と送受信出来ない場合も有り得ますので事前にサーバーに相談が必要と思いますが、 これ以上のことは初心者の私の手に負えませんのでJPNICの
HP
を参照して下さい。
但しこの登録は有料で別途維持費がかかります。
.com表示はICANNの認可を受けたサーバーなら容易に登録できるはずです。
例えば、niftyの場合、別名登録の形式で登録はクリックするだけでOKで、 現に私の別名(セカンド)メールアドレスは mebaru@nifty.com で簡単に登録できました。
登録は早いもの勝ちですので早い方がいいです。
前 頁 へ
次 頁 へ
P−2