京都旅行記
(神宮と大社)

神社の呼び方に、伊勢神宮のように「神宮」、出雲大社のように「大社」、天満宮のように「宮」と3種類有ることに気付きましたので調べてみました。神宮は元々は伊勢神宮だけに、大社は出雲大社だけの呼び名でしたがその後ある定義のもとで他のお宮様も呼ばれるようになったようです。神様を祭っていることは共通しているのですが、神様の系統を神宮では大和朝廷、大社では大和朝廷以外、「宮」は太宰府天満宮の菅原道真のように亡くなってから神様になった系統と分けるのがその定義ではないかと私なりに勝手に解釈してみました。この定義に従って分類すると以下のようになりました。

・皇室と縁の有る神社(括弧内は祭られれている神または宝物)
伊勢神宮(皇室の祖先、天照大神)
熱田神宮(三種の神器の一つ草薙神剣)
鹿島神宮(天照大神の命で出雲の神を屈服させた武甕槌大神)
香取神宮(天照大神の命で出雲の神を屈服させた経津主命)

・歴代の天皇を祭る神社(括弧内は祭られれている天皇とその皇后)
明治神宮(明治天皇、昭憲皇太后)
平安神宮(桓武天皇)
橿原神宮(神武天皇、媛蹈鞴五十鈴媛命)
宇佐神宮(応神天皇)

・大和朝廷以外の神様を祭神とする神社の総本宮(括弧内は祭神)
出雲大社(大国主大神)
住吉大社(住吉大神(底筒男命・中筒男命・表筒男命))
伏見稲荷大社(宇迦御魂神)
春日大社(武甕槌命、経津主命、天児屋根命、比売神)
諏訪大社(建御名方神、八坂刀売神、八重事代主神)
日吉大社(大山咋神、大己貴神(延暦寺より分離独立))
三嶋大社(大山祇命、事代主神)

・死後の神霊を奉祀する神社の総本宮(括弧内は祭神)
太宰府天満宮(菅原道真)
北野天満宮(菅原道真)
日光東照宮(徳川家康)

ただ、この定義、分類も確かではなく、例えば八幡宮は応神天皇を祀っておりますし、豊川稲荷に至っては神社ではなくお寺さんですから滅茶苦茶です。私の性分として、どうしても物事を整理、分類してみたかったので敢えて分類してみましたが、整合性は怪しいようです。



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