−日記帳(N0.1942)2007年04月13日−
6回目のメバル釣りで新釣法を
−日記帳(N0.1943)2007年04月14日−
地球温暖化についての解説(2)



6回目のメバル釣りの今日は、5回目のメバル釣りで開拓した新しい釣り方を徹底的に試してみました。新しい釣り方は、これまで の、仕掛けを海面に垂直に真下に落とし込んでオモリが海底に着いてから竿を上下させてメバルを誘うのに対して、竿を軽く投げてからミチイトを送り込んでオモリの着底を確認してからリールをゆっくり巻いて仕掛けを海底に並行に移動させていくやり方です。

最初のポイントで、このやり方をしようとして、竿を軽く沖に向けて投げたところ、直ぐに根掛かりしてしまいました。すると近くに居た釣り人たちが「そこには漁師さんが網を仕掛けてあるから引っ掛かるよ」と教えてくれました。彼らによると、我々のポイントの周囲に網が張り巡らされているので、迂闊に投げて引っ張ると殆んど引っ掛かってしまうとのことでした。もそ、事実ならこのポイントでは投げ釣りは出来ないことになります。念のために再度試みたところ、やはり引っ掛かってしまいましたので、どうやら事実のようでした。

それにしても、こんなところに網を仕掛けるとは非常識とみんなでボヤきましたが、漁師さんたちには生活がかかっておりますから止むを得ないのかもしれません。ただ、もう少し沖の方に仕掛けてくれれば、お互いにもちつもたれつで和気あいあいとなるのにとみんなで話し合いました。そんなことで、このポイントでは従来どおり落とし釣りを続けましたが、殆んど当たりは出ませんでした。

風向きが東寄りになって白波も出てきましたので、帰りのコースを取りましたが、途中で今年になってまだ一度も竿を下ろしてないポイントに立ち寄ってみました。ここなら、漁師さんが仕掛けた網に引っ掛かる心配が有りませんので、竿を投げる新しいやり方を試みてみますた。すると、直ぐに当たりが有り、20センチオーバーのメバルが掛かってきました。そして、次も当たりが有り同様に20センチオーバーのメバル、更に何と30センチ近いカサゴも掛かってきました。こうして、ここで30分ほど入食い状態が続きやがて当たりが遠のいたところで、納竿しました。こうして釣り上げた釣果を上の画像にアップしてみました。


二酸化炭素濃度と平均気温の関係を示すモデル図
((財)エネルギーセンター「かしこい住まい方ガイド」より )

一昨日の「地球温暖化についての解説(1)」で、創造主によって施された巧みな仕組みが、人類誕生以来ずっと地球上の平均気温を一定温度に保つように完璧に機能してきましたが、人類が石炭、石油、天然ガス等の化石燃料を大々的に燃やすようになってから、この巧みな仕組みの機能が完璧には機能しなくなり、その結果として二酸化炭素が増えてその温室効果により地球温暖化が進行しはじめたことを述べました。

そこで、人類が石炭、石油、天然ガス等の化石燃料を大々的に燃やすことで、二酸化炭素がどのように増えて、その結果、地球上の平均気温がどのように増えてきたかを検証してみる必要が有ります。上の図はそのためのデータです。まず、上段の二酸化炭素濃度が1750年頃から徐々に増え始め、第二次世界大戦が始まった1940年代から急激に増加していることが判ります。

一方、1951年から1980年の平均気温を0として地球上の平均気温を経時的に表わしたのが上の下段のグラフで、1980年頃から急激に温度上昇し、この30年間で0.3度、この100年間で0.5度上昇していることは厳然たる事実として受け取らざるを得ないと思います。これに上段の二酸化炭素濃度の経時変化のグラフを重ねたのが上の全体図で、これから、地球上の平均気温の上昇が二酸化炭素濃度増大によるものと断定することは出来ませんが、その可能性は充分に有るように思われてなりません。

この図に示されている250年以上も昔の時代の二酸化炭素濃度がどのようにして測定されたかが興味有りましたので調べてみました。まず、国際地球年の1958年にスクリップス海洋研究所のキーリングがハワイ島のマウナロア山のアメリカ海洋大気局の観測所で二酸化炭素の精密な連続観測を行なういました。上の図の1958年以降の二酸化炭素濃度はこのデータに基づいております。このデータによると、1958年に平均315ppm(1ppmは1000万分の1)の濃度が1988年には351ppmに直線的に増加した結果、この30年の間に36ppmも増加していることが判りました。

そして、それ以前のデータは、実は南極やグリーンランドの氷に含まれている空気を分析することで採取されておりました。南極やグリーンランドの氷には厚さが3000mにも達する氷の層が堆積しています。この層は深いところから浅いところへ年代順に重なっておりますので、これをボーリングして取り出した氷の柱を氷床コアといいます。

この中に閉じ込められている気泡を取り出してその中の二酸化炭素濃度を測定すれば年代順に二酸化炭素濃度を知ることが出来ます。一方、自然界には放射性同位元素が存在し、その崩壊に要する時間は元素によって決っているのでこれを逆算すれば、その放射性同位元素が経てきた時間が判り、一種の時計の役割を果しますので、この方法でその二酸化炭素が氷床コアに封じ込められた年代を測定することが出来ます。また、250年以上も昔の平均気温も同じような原理で推定することが出来ます。

この方法で得られた過去240年間の二酸化炭素濃度のデータがこのです。1740年から1800年までは280ppmと一定値を示しますが1820年から徐々に増加していることが判りました。そして、このデータにキーリングによる実測データを追加して二酸化炭素濃度の経時変化のグラフとし、これに人類の燃料消費量の経時変化のグラフを重ね合わせると、下図のように燃料消費量の増加につれて二酸化炭素濃度が高まっていく様子を窺い知ることが出来ます。勿論、二酸化炭素濃度の増大には燃料消費以外の要因も関与していると思われますので、これだけで断定することは出来ませんが一つの傾向として理解することは出来ます。

二酸化炭素濃度と燃料消費量の関係を示すモデル図
(中央大学・教養講座(応用化学)より)


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