−日記帳(N0.1956)2007年04月27日−
7回目のメバル釣りで祟りが
−日記帳(N0.1957)2007年04月28日−
ついに外科病院に行く破目に


食べて美味しいマアナゴ

釣り日和の天候に誘われて、今日で7回目となるメバル釣りに出掛けました。今年は、3月に入ってから、何故かメバルよりも圧倒的にカサゴが多かったのですが4月に入ってから漸くメバルの方が多くなってきましたが、残念ながら例年に較べて、当たりが少ない上、型がやや小さい傾向が有るようです。今日も、何時ものポイントで、まだ明かりが残る夕方から始めたのですが、やはり当たりが殆んど無く、たまに有ってもカサゴでした。

・隣りの釣り人:釣れるかね?
・私     :釣れんねー。
・隣りの釣り人:釣れてくるのはカサゴだけでメバルはサッパリだ。
・私     :4月はじめは結構、ここで大メバルが釣れたのにね。
・隣りの釣り人:寄って集って釣り上げてしまったのではないかね。
・私     :そうだね。何時もここで釣っている人が居たものね
・隣りの釣り人:私もここばかり狙ってきたけれどそろそろ諦めるかな

こんな会話のやりとりが有った後、隣りの釣り人は挨拶を残して他のポイントに移動していきました。私も諦めて、あちらこちらに移動しましたが、一向に当たりが取れません。そこで、先回比較的当たりが多かった、東側のポイントに移動したところ、いきなり当たりが有りました。東側のポイントは何故か、人気が無く釣り人は殆んど見掛けませんので、まだ魚影が濃いのかも知れません。

しかし、海面に垂直に真下に落とし込むよりも、投げてからゆっくりリール巻いていくやり方の方が遥かに当たりは多く取れました。この理由は先回、先先回のメバル釣りの日記で説明したように、ハリスがミチイトから真下に垂れて、下から食い付こうとするメバルの食い気を誘うからと思われます。こうして、メバルを30尾ほど釣り上げたところ、急に風向きが南から東寄りに変わり海面が波立ってきました。 

それでも、まだ避難するほどではないので、アナゴ釣りを試みたところ、30センチくらいの良型のアナゴがかかってきましたので、アナゴ釣りに専念することにしました。すると、その時でした。やや強めの東寄りの風に吹かれて仕掛けが顔に向かってきましたので、本能的に手で遮ろうとした瞬間、釣り針が左手の中指に突き刺さりました。痛かったので手を振りほどこそうとしたところ、逆に針を指に食い込ませる結果となってしまいました。針を抜こうとしても針の返しが肉に食い込んで抜けません。無理に抜こうとすると激痛が走って耐えられません。止む無く、ハリスを切って、釣り針が刺さった部分にビニルテープを巻いて仮包帯とし、納竿して帰路に着きました。メバルの祟りではと思いつつ、痛む指をハンドルにかけながら慎重に運転して無事に帰宅しました。


針が刺さっている様子のモデル図

帰宅して、早速針が刺さった部分にバンドエイドを貼って近くの外科病院に行くことにしました。針が刺さったままですので、最悪の場合は感染症にかかって指を切断する破目になる恐れが有りますので、出来るだけ早めに病院で処置をしてもらう必要が有ります。針が刺さっている様子を上にモデル図として描いてみました。実はこのようなトラブルはこれで2回目でした。15年前のその時は近くの外科医院に駆けつけたところ、そこの医師は麻酔もしないで、針を押し込むようにして簡単に外してくれました。驚いたことに全く痛くなかったのです。

そこで、その病院に行こうとしたのですが、残念ながらその医院は不入りで倒産して今は跡形も有りませんでした。そこで、別な医院に行くことにしました。その医院は、11年前に、誤診されて酷い目に遭ったところで、その顛末は、この日記の「闘病記」で紹介しております。しかし、その時の医師は既にその病院には居りませんので、気を取り直してここに行くことにしました。この医院には、通風発作の際にいろいろとお世話になってよく通院したことが有ったからでした。

・受付:どうされましたか?
・私 :釣り針が中指に刺さって抜けません。
・受付:お魚、釣れましたか?
・私 :このくらいのメバルを30尾ほど釣れましたよ。
・受付:凄いね。私もよく釣りにいくけど釣れませんね。
・受付:わー 痛そうね。(バンドエイドを取ってから)
・医師:以前、漁協の嘱託医の頃同じような患者さんが居たね。
・私 :以前、同じことをした時は麻酔無しで抜いてもらいました。
・医師:今回は深く食い込んでいるので麻酔無しは無理だね。

実は、ネットで同じようなトラブルに遭った場合の医療処置を調べたところ、局部麻酔注射してから針を抜いてから消毒、感染防止のための投薬、抗生物質の注射は一般的で、特にその局部麻酔注射が痛いとの情報を知っておりましたので、何とかその痛い局部麻酔注射を避ける方策が無いものかと淡い期待をもって先生に問いかけたのですが無駄でした。先生は、看護師に局部麻酔薬を持ってくるように指示しました。

予想通り、局部麻酔注射は激痛を伴いました。思わず身体をのぞけると看護師に押さえつけられました。その数分後、「抜けたよ」との先生の声が有り、中指を見ると抜けておりましたが、少し腫れが残っているようでした。あとは、明日、消毒のために来院すること、5月1日にも来院して診察を受けることを指示されました。こうして、2回目の釣り針突き刺さり事故は何とか一件落着しました。釣り人として何とも恥ずべき、恥ずかしい事故でした。いずれ、針供養でもして気持ちを引き締めようと思います。


前 頁 へ 目 次 へ 次 頁 へ
inserted by FC2 system