−日記帳(N0.1968)2007年05月09日−
9回目のメバル釣りは不調
−日記帳(N0.1969)2007年05月10日−
川崎、ACLで決勝Tに進出


昨秋、中日から3巡目に指名され喜びの浅尾拓也君

今日は、天候、潮時が釣りに向いていることから、今年9回目の釣りを何時ものポイントでしましたが、メバルの当たりが殆んど無く、場所を点々と変えて10尾前後を釣り上げるのが精一杯でした。そこで、釣りの方は置き竿にしたまま、夕食のむすびを食べながら中日、広島戦のラジオの中継放送を楽しむことにしました。

広島球場で、広島、中日7回戦が行なわれておりました。中日の先発は地元出身の新人浅尾拓也君でしたので興味が湧きました。彼は、私が住んでいる半田市の隣町の常滑市の出身で、彼が開校以来初のプロ野球選手と言いますからあまり野球は強くない地元の常滑北高を出て自宅から歩いてでも通学出来そうな常滑市の隣町の美浜町にキャンパスが有る日本福祉大・福祉経営学部に進学しましたが、この大学もまた野球は弱く愛知大学リーグ2部に所属して細々とやっていました。

彼は、常滑北高2年時に投手に転向したばかりで投手経験は浅かったのですが、大学の近くの潮干狩りで知られる奥田海岸の砂浜を走りこんで足腰を鍛えてから、130キロ台が常時140キロ台のスピードが出るようになって日本福祉大ではエースとして頭角を現わし、彼の活躍で愛知大学野球リーグ2部で首位を確保し、昨秋の名産大戦でノーヒット ノーランを達成するまでに急成長し、リーグで通算13勝を上げ、MAX152キロを出して一躍愛知大学球界でその名を知られるようになりました。

そして、昨年11月に、2部の首位日本福祉大と1部の最下位名城大との一部、二部入れ替えの3回戦が行なわれ、浅尾拓也投手は1回戦に先発し、名城大のエース清水昭信投手と投げ合い、序盤は好投したものの終盤でつかまって負け投手になってしまいました。しかし、翌5日はリリーフ、6日は再び清水昭信投手と投げ合い、8回を1失点の好投で名城大に連勝し、宿願の1部昇格を果したのでした。まさに浅尾拓也投手の獅子奮迅の活躍による昇格でした。

そして昨年のドラフトで、この好敵手の清水昭信投手とともに指名されて中日ドラゴンズに入団したのも奇しき縁でした。清水昭信投手は三重高在学時に、東京で行われたMLBのパドレスの入団テストに合格(100人中2人)して渡米したものの本テストに落ち一旦就職して野球を離れてから野球への情熱を絶ち難く新聞配達しながら猛勉強をして一浪後、名城大に進学してエースに登りつめ昨春、リーグ優勝して第55回全日本大学野球選手権大会に出場し初戦で15奪三振を記録するなど大活躍し、それが認められて日米大学野球選手権と世界大学野球選手権に日本代表メンバーに選出されておりますので、昨春の時点では浅尾拓也投手より格上でした。

しかし、ドラフトでは清水昭信投手が6位で現在2軍、浅尾拓也投手は3位で現在一軍に在籍し、4月10日の対阪神戦でプロ初登板を果たして150キロ台の速球を連発し、4月24日の対広島戦で延長戦にもつれ込んだ12回に登板し三者連続三振と快投してサヨナラ勝ちへ繋ぎプロ入り初勝利を果しておりますので、立場は完全に逆転しております。一方の清水昭信投手は、投手陣の層が厚いため、3.7の春季教育リーグ練習試合ソフトバンク2回戦、同3.21の阪神2回戦、4.1のウ・リー広島3回戦、同4.29の広島8回戦にしか出場しておりませんが、3.21の阪神2回戦では4番手として登板し1イニング3者三振パーフェクトに抑えてその片鱗を見せておりますので、いずれは1軍昇格を果すものと期待しております。

この日、試合前の練習中に急遽先発を命じられてプロ入り初先発した浅尾拓也投手は、2回前田智、6回栗原にソロを浴びたものの6回を3安打2失点に押さえてマウンドを降りましたが味方の大量得点の援護に守られて見事勝利投手になりました。この日は相手が既に4勝し防御率2点台でエース黒田を凌ぐ成績を誇る大竹に対して、中日はローションの谷間でしたから苦戦は免れないものと思っていたところ、1回はウッズのタイムリーで1点、2回は谷繁のソロ、3回はウッズ14号2ラン、李の2号2ランで大竹をノックアウトし、尚も5回、ウッズの2打席連続の15号ソロ、6回に栗原の8号ソロが有ったものの8:2の大量リード後に浅尾拓也投手が降板しましたので、浅尾拓也投手の初先発初勝利は間違いないものと確信しておりました。

ところが2番手ラミレスが不調で7回に栗原に9号満塁ホームランを浴びて8:6となり、以前大量リードしながら広島の猛反撃を食らって岩瀬まで繰り出したものの同点に追いつかれ岡本でサヨナラ負けした試合が頭を過ぎって嫌な予感がしましたが、中日が8、9回で4点を奪い12:7で中日が連勝し、浅尾拓也投手の初先発初勝が確定し、ほっとしました。この間は釣を忘れてラジオに集中しておりました。そして、浅尾拓也投手のヒーローインタビューを聞き終えて納竿しました。


日本初の決勝T進出を喜び合う川崎イレブン


組名 順位 ク ラ ブ 名 勝点 勝数 負数 分数 点差

川崎フロンターレ 13 +10
全南ドラゴンス −2
アレマ・マラン −6
バンコク大 −2


サッカーのアジアクラブ王者を決めるアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)昨日の9日、1次リーグ第5節(6節で全日程終了)が行なわれました。F組首位の川崎は等々力競技場でアレマ・マラン(インドネシア)と対戦し、3:0で快勝し、上表に示しますように通算4勝1分けで勝ち点を13となり、次の最終節を待たずに日本のクラブとして初となるの決勝T進出を決めました。ガンバ大阪、横浜マリノス、鹿島アントラーズ等Jリーグの名だたる強豪6クラブが過去、はね返され続けた決勝Tの壁を突き破った瞬間、サポーターによる「フロンターレ!」の大合唱が等々力競技場に響き渡りました。

川崎は、にんにくの注射がJリーグのドーピング規定に違反していたことを明らかになったことから、FW我那覇和樹(26)が前回に続けてこの試合には出場しませんでしたが、前半4分、ジュニーニョの左クロスをゴール右で受けた中村が中央へ切れ込んで先制ゴールし、後半25分にも中村が相手DF2人をドリブルでかわして押し込み、更に同35分には原田がダメ押しの3点目を挙げて快勝しましたが、実はこの試合、アレマ・マランは負けるべくして負けたように思われます。

4月26日の日記で触れましたように、川崎は勝つか引き分ければ無条件、例え負けても1点差以内なら大会規定により首位が確定するため、アウエーになるアレマ・マランには、「あきらめムード」が漂い、ジャカルタ空港にはDFアイボイ、サロッサが参集しなかったこともあって、控えのGK以外の控え選手がいない状況がこのことを物語っております。


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