−日記帳(N0.1974)2007年05月15日−
浦和、決勝T進出持ち越し
−日記帳(N0.1975)2007年05月16日−
日本、五輪2次予選首位通過


組名 順位 ク ラ ブ 名 勝点 勝数 負数 分数 点差

G名 順位 国 名 国旗 勝点 勝数 負数 分数 点差

浦和レッズ +4
シドニーFC +3
ペルシク・ケディリ −4
上海申花 −3
日    本 12 +9
シ リ ア −1
マレーシア -3
香   港 -5


ACLのペルシク・ケディリvs.浦和レッズ戦の開催地となるはずだった、ペルシク・ケディリの本拠地のケディリ市にある「ブラウィジャワ・スタディオン」がAFC(アジアサッカー連盟)の開催基準を満たしていないとして、今大会はソロ(スラカルタ)にある「マナハン・スタディオン」に変更されました。確かに、「ブラウィジャワ・スタディオン」のピッチの状態は最悪でしたが、この「マナハン・スタディオン」のピッチもデコボコが多くて悪く、浦和戦に先立ってこのスタジムで対戦したシドニーFC、上海申花いずれもこのピッチに苦しんで負けております。つまり、ペルシク・ケディリはこのスタジアムでは負無しの2連勝中です。

更に、このケディリ市はこの地図から判るように、首都ジャカルタから500km以上も離れて交通の便が悪くて、最寄のソロ、ジョグジャカルタの空港には成田からの直行便が無い上、35度前後の高温と80%前後の高い湿度の気候のため、日本や中国からのアウエーの条件としては極めて厳しく苦戦を強いられるわけです。特に、インドネシアの隣国で交通の便がよく格上のシドニーFCですら、この地で負けていることがこの事実を如実に物語っていると思います。

その上、浦和レッズにとっては、山田・闘莉王が警告で出場停止、ワシントンがケガで帯同しないばかりか、阿部も故障を抱えて出場が危ぶまれる状況も加えると、交通、気候、怪我の3Kお抱えた最悪のアウエー戦となりました。そこで、少しでも選手の負担を軽減すべく、球団は専属料理人を帯同させ、飲料水や食材を持ち込むことにし、更に帰国の際、ソロからジャカルタ便が不便なためこの区間はチャーター便を使う配慮をしたのでした。

先週の5月7日、浦和は対大宮戦を終えた翌日の5月7日に成田からジャカルタ経由でソロの空港に到着し、翌日練習を経て、5月9日、午後5時半から「マナハン・スタディオン」でペルシク・ケディリと対戦しました。気候は予想通りでしたが、長谷部誠選手が「ピッチはひどいですね。今まで海外でいろんなスタジアムでやってきたが、3本の指には入ると思う」と漏らしていたようにピッチは最悪の状態でした。

スタメンは、GK都築 DF坪井・堀之内・ネネ MF平川・小野・鈴木・阿部・相馬・ポンテ FW永井。前半、浦和はポンテと小野のプレッシングでボールを奪ってチャンスを作るも、ピッチの影響かラストパスがつながらずファールでチャンスを潰す展開が続きました。前半9分 ペナルテイーエリアでポンテが倒されPK、小野がゴール左サイドに流し込んで先制。前半22分 ネネがFWを倒したとしてPKを取られ、決められて同点。更に、前半31分 ケディリが素早いリスタートから左サイドを突破して右サイドにゴールしてケディリが逆転し、2:1で前半終了。

後半開始から相馬に代えて岡野を投入、後半5分に右サイドの永井からのクロスをポンテがワントラップからボレーシュートしゴール左に決めて2:2の同点、後半16分 浦和は左CKを得てポンテのキックを阿部がヘッドで合わせてゴールし、3:2と逆転、しかし後半37分 ケディリのゴール前の混戦からのシュートがゴール左に決まり、3:3の同点となり、結局この試合、引分けに終わりました。しかし、この引分けによる勝ち点1は浦和にとって価値有るものになりました。何故ならば、2位のシドニーFCホームでの上海申花戦がまさかの引分けに終わったため、浦和は首位をキープしたまま、最終戦をホームでシドニーFC戦を迎えることが出来るわけです。

この結果、ケディリの予選敗退が決定し、最終戦の浦和とシドニーFCの結果次第で勝ち抜けチームが決まることになりました。最終戦は埼玉スタジアムで5月23日に行なわれますが、浦和は引分けでいいわけです。シドニーFCとは、アウエーで引分けているのと、ホームの利に加え、ワシントンも含めて、ほぼベストメンバーで臨めるだけに充分勝機は有るものと思われます。

出場枠がW杯より少ない3のため、北京五輪の2次予選は、1次予選を勝ち抜いた10ケ国と予選免除の14ケ国の計24ケ国が6組に分かれホーム・アンド・アウエー方式で現在、行なわれております。A組の日本は順調に勝ち抜いて、先日の日記で紹介しておりますように、4戦全勝して既に2位以上が確定しておりますが、今日、香港との第5回戦が行なわれ、4:0で快勝して1位通過を決めました。

この試合、日本は、前半7分、細貝の右クロスを梶山が中央へ折り返し、李が左足でボレーシュートを決めて先制。前半44分には平山が左クロスを頭で合わせて加点、後半7分には本田圭が左足で直接FKを決め、更に後半15分には水野が決めて4:0で快勝しました。4バックの守備は香港の攻撃に手を焼く場面も有りましたが無失点で切り抜けました。

最終予選は、この2次予選を突破した12ケ国が3組に分かれてホーム・アンド・アウエー方式で対戦、各組の1位が北京五輪への出場権を得ることになります。これまでの成績から最終予選は次の12ケ国によって争われるものと推定されます。表中の太字の国名は2位以上が確定して最終予選進出が決まった国です。また順位は、あと1試合を残した時点での2次予選での成績に基づくもので、日本1位、韓国2位、サウジアラビア3位となっております。またランクは、FIFAランキングで日本1位、韓国2位、サウジアラビア3位で、成績と全く同じとなっております。多分、この上位3ケ国はシードされて同じ組には入らないものと予想されますので、日本が最終予選でベストスリーとなって五輪への切符を手にすることはまず間違いないものと思われます。


G名 順位 国  名 ランク 国旗 勝点 勝数 負数 分数 点差

クウェート 96 11 +10
バーレーン 100 +5

日   本 46 15 +13
12 シ リ ア 110 −1

レバノン 130 12 +2
ベトナム 140 +2

サウジアラビア 62 12 +4
11 オーストラリア 75 +3

北 朝 鮮 142 11 +5
イ ラ ク 78 +4

韓    国 51 12 +5
10 ウズベクスタン 60 +1


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