−日記帳(N0.1980)2007年05月21日− |
交流戦までの戦跡から戦力分析 |
−日記帳(N0.1981)2007年05月22日− |
戦力分析から今後の順位を予想 |
球団 | 得点 | 失点 | 点差 | 打率 | 防御 | 盗塁 | HR | 四死 | 犠打 | 失策 |
巨人 | 225 | 144 | +81 | .282 | 3.06 | 22 | 57 | 140 | 56 | 3 |
中日 | 211 | 179 | +32 | .275 | 3.66 | 22 | 48 | 176 | 66 | 13 |
広島 | 165 | 176 | - 9 | .250 | 3.95 | 22 | 43 | 125 | 50 | 5 |
横浜 | 165 | 176 | -11 | .268 | 4.53 | 9 | 30 | 141 | 57 | 9 |
阪神 | 145 | 173 | -28 | .261 | 3.98 | 15 | 30 | 131 | 46 | 7 |
ヤクルト | 144 | 193 | -49 | .254 | 4.69 | 20 | 33 | 137 | 59 | 13 |
球団 | 防御率 | 打 率 | 盗 塁 | H R | 犠 打 | 失 策 |
巨人 | 1→2位 | 不 変 | 1→3位 | 不 変 | 不 変 | 不 変 |
中日 | 2→1位 | 不 変 | 1→2位 | 不 変 | 不 変 | 6→5位 |
広島 | 3→4位 | 不 変 | 不 変 | 不 変 | 不 変 | 不 変 |
横浜 | 不 変 | 3→5位 | 不 変 | 不 変 | 不 変 | 不 変 |
阪神 | 4→3位 | 4→3位 | 不 変 | 6→5位 | 不 変 | 不 変 |
ヤクルト | 不 変 | 5→4位 | 不 変 | 不 変 | 不 変 | 不 変 |
上表は、各チームの戦力分析表です。打率、防御率(表では防御と略記)、盗塁数(表では盗塁と略記)、本塁打数(表ではHRと略記)、四死球数(表では四死と略記)、犠飛・犠打数(表では犠打と略記)、失策数(表では失策と略記)の7項目の戦力を取上げております。尚、失策数は、チーム全体のデータが不明のため3個以上の失策を集計しておりますのでチーム全体の集計値ではありません。失策数以外の6項目は全て公式データです。その特徴は次の3点に集約されると思います。 ・首位の巨人が7項目中、5項目で1位、2項目は4位以上。 ・2位の中日が7項目中、6項目で2位以上、1項目(失策)で最下位。 ・2位以下のチームは、いずれも7項目中、2項目で最下位。 このように分析していくと、巨人の首位と中日の2位は戦力に裏付けられた当然の帰結でフロック的要素は皆無とみていいと思います。 ただ、巨人がこれだけ中日に各戦力で優位を保ちながら、中日に僅か1ゲーム差しかつけていないことが注目されます。それは中日より32も多い得失点差に現れております。これは、巨人が圧勝することが多かったのに対し、中日は接戦をものにすることが多かったことを示しており、中日がミスも多い割りに試合運びで巨人より一日の長が有ったものと私はみております。 そこで、これら7項目の戦力を数値化するために、次の計算式により各項目毎に評価点を付け、その合計点をもってそのチームの総合戦力として位置付けしてみたいと思います。 ・各項目毎に、防御率=3 打率=2 その他=1とウエイト付けする。 ・このウエイトに(6-順位)を掛けて項目毎の評価点を算出する。 ・各項目毎の評価点を合計し総合評価点(50点満点)を算出する。 例えば、巨人の防御率は1位ですので、評価=3×(6-1)=15 中日の打 率は2位ですので、評価=2×(6-2)= 8 のように算出し作成されたのが下表です。こうして得られた各チームの総合評価点は、巨人、中日僅差の1、2位、ここから3.5ゲーム離れて広島が3位、更に僅差で横浜、阪神が4、5位で大差で最下位ヤクルトという実際の順位に連動しておりますので、この評価法の妥当性が裏付けられたことになります。巨人、中日の評価点が4点も離れているのに実際の順位が僅差であることは、上述の事情によるもので、この点だけが連動性に欠けていると言えます。 |
そこで、交流戦以降の各チームの戦力次のように推移するものと推測した上で評価点を算出し直して総合評価点を求めることとします。 ・巨人: TUK左腕トリオの大活躍は相手チームの対策不足によるもので今後はペースダウンし、上原の復帰等で補われるものの現状維持が精一杯。後述のライバル中日の強力投手陣復活により一歩交代し2位と推測。盗塁の大半は谷、木村等の30代後半のベテランによるもので夏場に向けてペースが落ちるものと思われるので現在の1位からニ歩後退して3位に。 ・中日: 川上、山本昌の不調に加え、中田、朝倉の不安定さ、平井の出遅れ等で自慢の投手陣は崩壊寸前までいきましたが、浅尾の台頭、小笠原のカムバック、中田、朝倉の安定化、川上に復調の兆し、平井の復帰等プラス材料が重なり、強力投手陣の復活は時間の問題と考えられることから、防御率を2位から1位に。また盗塁は、出塁率の高い井端、荒木、福留に多いことから本来なら1位維持が妥当ですが、井端の怪我、荒木の登録抹消で一歩後退して2位に。現在の失策数トップは投手陣の不調からの野手陣あせりからきているので投手陣整備につれ解消されるものと推測して6位から5位に。 ・阪神: 安藤の欠場と福原、下柳の不調で先発陣が揃わなかったため現在の防御率4位は不本意な最悪の状態と考えられるので、防御率4位から3位は当然。打率も赤星の欠場、金本、シーツの不調が解消されるものとみて4位から3位に。HRも金本、シーツの復調、更には林の台頭で増えるものとみて6位から5位に。 ・他3チーム: 横浜の打線を支えている仁志、佐伯は出来過ぎで打率3位から5位。広島の防御率も黒田の登板過多、佐々岡の登録抹消等で3位から4位。リグスの復調等を見込んでヤクルトの打率を5位から4位。 以上の裏付け資料を纏めて表に表わしたのが上表で、これに基づいて昨日の日記に記載した評価表(左下の表)を算出し直して得られたのが下表です。中日が僅差で巨人をリードして首位、阪神3位、広島4位、横浜が僅差で最下位。これが私の順位予想です。ハイ。 |
球団 | 防率 (×3) |
打率 (×2) |
HR (×1) |
盗塁 (×1) |
四死 (×1) |
犠打 (×1) |
失策 (×1) |
総 合 評価点 |
|
巨人 | 5×3 =15 |
5×2 =10 |
5×1 = 5 |
3×1 = 3 |
3×1 = 3 |
2×1 = 2 |
5×1 = 5 |
43 | |
中日 | 4×3 =12 |
4×2 = 8 |
4×1 = 4 |
5×1 = 5 |
5×1 = 5 |
5×1 = 5 |
0×1 = 0 |
39 | |
広島 | 3×3 = 9 |
0×2 = 0 |
3×1 = 3 |
5×1 = 5 |
0×1 = 0 |
1×1 = 1 |
4×1 = 4 |
22 | |
横浜 | 1×3 = 3 |
3×2 = 6 |
0×1 = 0 |
0×1 = 0 |
4×1 = 4 |
3×1 = 3 |
2×1 = 2 |
18 | |
阪神 | 2×3 = 6 |
2×2 = 4 |
0×1 = 0 |
3×1 = 3 |
1×1 = 1 |
0×1 = 0 |
3×1 = 3 |
17 | |
ヤクルト | 0×3 = 0 |
1×2 = 2 |
2×1 = 2 |
2×1 = 2 |
2×1 = 2 |
4×1 = 4 |
0×1 = 0 |
12 |
球団 | 防率 (×3) |
打率 (×2) |
HR (×1) |
盗塁 (×1) |
四死 (×1) |
犠打 (×1) |
失策 (×1) |
総 合 評価点 |
|
中日 | 5×3 =15 |
4×2 = 8 |
4×1 = 4 |
4×1 = 4 |
5×1 = 5 |
5×1 = 5 |
1×1 = 1 |
42 | |
巨人 | 4×3 =12 |
5×2 =10 |
5×1 = 5 |
3×1 = 3 |
3×1 = 3 |
2×1 = 2 |
5×1 = 5 |
40 | |
阪神 | 3×3 = 9 |
3×2 = 6 |
1×1 = 1 |
1×1 = 1 |
1×1 = 1 |
0×1 = 0 |
3×1 = 3 |
21 | |
広島 | 2×3 = 6 |
0×2 = 0 |
3×1 = 3 |
5×1 = 5 |
0×1 = 0 |
1×1 = 1 |
4×1 = 4 |
19 | |
横浜 | 1×3 = 3 |
1×2 = 2 |
0×1 = 0 |
0×1 = 0 |
4×1 = 4 |
3×1 = 3 |
2×1 = 2 |
14 | |
ヤクルト | 0×3 = 0 |
2×2 = 4 |
2×1 = 2 |
2×1 = 2 |
2×1 = 2 |
4×1 = 4 |
0×1 = 0 |
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