−日記帳(N0.2022)2007年07月09日−
リカバリー騒動記(1)
−日記帳(N0.2023)2007年07月10日−
リカバリー騒動記(2)


中国から帰った7月6日、久しぶりにパソコンを起動して、自分のサイトを閲覧しようとしたところ、エラー表示が出て開きません。念のために他のサイトでも同じようなエラーが表示されるだけで開きません。そこで、パソコンをリセットするために、パソコンの電源を切った上で元電源を切ってしばらくしてから再び電源を順次オンにしてパソコンを立ち上げてみたのですがやはり開きません。

これは重篤なトラブルで私の手には負えないと判断し、パソコンメーカーのサポートセンターに電話で相談しました。しばらくは、センターのインストラクターの指示に従って修復操作を試みたのですが事態は変わりません。やがて、インストラクターから恐怖の言葉が受話器に流れてきました。「こうなったら、OSをりカバリーするしかありませんので、必要なファイル等をバックアップしてから、もう一度お電話下さい。リカバリーの手順についてご案内させて頂きます。」以前、リカバリーを試みて、バックアップが不充分だったために必要なファイルが喪失し、酷い目に遭った苦々しい思い出が脳裏をよぎりました。

インストラクターの指示どおり、バックアップはパソコンのDドライブに保存するだけでなくだけでなく、外部の記憶媒体(DVD、CD等)にもコピーすることを半日かけて行いました。ここで一苦労したのが、DVD、CDへのコピーでした。例えば、空のCDをい挿入して「マイコンピュータ」→「ファイル」→「このファイルをCDに書き込む」で「Windows CD書き込みウイザード」を立ち上げても「CD書き込みウイザードを終了できません」とのメッセージが表示されてそれ以上進めず、コピーできませんでした。そこで、サポートセンターに相談したところ、Windowsはこの種のDVD、CDへのコピーには対応していないので、別のファイル「Sonic RecordNow! 」がプレインストールされているのでこのソフトを立ち上げてコピーを実行して下さい」と指示されました。

指示どおりにしてみたところ、Windowsでは出来なかった、DVD、CDの削除、書き込みが出来ることが判り、早速Dドライブに保存したファイルを全てDVDに書き込んでバックアップを終了しました。また、今回はDドライブに移送を、富士通の「FMかんたんバックアップ」と言うソフトを利用して行ったため、保存・復元操作が一回で済みました。このソフトを使わないと、例えば「Outlook Wxpress」の場合、受信ボックスのフォルダごとに「ファイル」の「エクスポート」「インポート」を使って保存せざるを得なく極めて煩雑になります。

リカバリ(Recovery)は、辞書では「回復」と訳されております。パソコン用語では「パソコンの状態(基本ソフト)を購入時の状態に戻す」と言う意味に使われております。パソコンはこの基本ソフトによって作動します。この基本ソフトが傷ついて、動作が遅くなたり、フリーズが多発したり、エラー発生頻度が多くなったりして作業環境が悪くなっていきます。ファイルを開けたり、URLにアクセスするのは、基本ソフト0Sの支配の下で、Internet Explorerのブラウザ機能によりますので、程度が軽い場合はInternet Explorerを初期化することでなんとか修復できますが、今回の私の場合は、このInternet Explorerを初期化では対応し切れなくなったため、Internet Explorerの親元とも言うべき基本ソフトのリカバリにまで発展したのでした。

ただ、このリカバリの問題点は、購入時の状態に戻してしまうため、その間に営々として構築・蓄積してきた実績が全て失われることにあります。ファイル・フォルダ類は上述のようにバックアップすることで補完できますが、インストールしたソフト類はバックアップできませんので、リカバリ後にディスクからインストールしたりDLサイトにアクセスしてDLしてからインストールを行う必要が有り容易ではありません。

人間にも、リカバリ機能が有ったらいいなと思うことしばしばです。癌や幾多の難病、重篤な成人病等に罹った時にリカバリして生まれた時の状態に戻れたら、例えそれまでの人生経験が全て失われたとしても、また以前とは異なる人生のスタートに立てるのですから悔いることは何も有りません。せめて、一回だけでいいですから、神様リカバリの機会を与えて下さい! こんな戯言を夢想しながらリカバリ作業は順調に行われていきました。


リカバリ作業は、至って簡単でサポートセンターに頼らなくても自力で出来ます。通常は、購入時に必ず同梱されている「リカバリディスク」をパソコンに挿入して、あとはマニュアルに従って操作すればいいわけです。失敗しても、何回でもやり直すおとが出来ますので心配いりません。「リカバリディスク」で基本ソフトのリカバリが終了したら、次は同じく同梱されている「アプリケーションディスク」を挿入して関連するソフト類をインストールして基本的にはこれで一連のリカバリ作業は終了します。

こうして、リカバリを終えて、改めてURLにアクセスしてみたところ、一回のクリックで即座にアクセスできることを確認し、感激ひとしおでした。リカバリ前では、アクセス出来なかったり、エラー表示が出たり、2回以上のクリック操作が必要になったり、アクセス」するのに苦労していたからです。ファイルもワンクリックで即座に開けるようになりました。しかし、ある困った事態になっていることにその時はまだ気付いておりませんでした。

サイトを運営している人にとって、リカバリ後行う最も大切な復元作業はサーバ上のアカウントを復旧させて、ネット上のファイルをアクセス可能な状態にすることでした。これを行わないと、幣サイトの「CHASUKEの部屋にようこそ」のURLにアクセスしても、富士通のHPが表示されるだけでサイトにアクセスすることは出来ません。そこで、アカウントを復旧させるために、サーバの富士通、Yahoo、Infoseekの順でFTP接続を試みました。接続には、予めバックアップしておいたFTP用のIDとパスワードを所定欄に入力すればいいのですが、富士通、Yahooは一発で接続することでアカウントが復旧し、幣サイトにアクセス出来るようになりました。

ところが、Infoseekは何回入力してもエラー表示されるだけで接続できません。早速、Infoseekサポートセンターとメール交換によりサポートをお願いしたところ、何ら問題なくアカウントは復旧できる状態との回答でしたので、あと考えられるのは、IDとパスワードの間違いしか考えられません。バックアップの入力画像では、伏字のパスワード以外は読み取れますので、間違いが有るとすればパスワードしか考えられません。そこで、パスワードの再発行手続きをとって確実なものにしてから再び接続を試みたのですが、やはり接続できません。

再び、サポートを求めたところ、意外な回答を得ました。一転して、私のアカウントは私の容量制限超過の利用規約違反により既に削除されているため、Infoseekサーバ上に登録されていた幣サイトの日記などに掲載されていた画像も同時に削除され、今後如何なる処置を試みても二度とアカウントを復旧させることは出来ず、従って削除された画像も復旧させることは出来ないという、私にとって衝撃的な内容でした。私の利用規約違反が原因ですから文句は言えないのですが、例えば他のサーバの富士通の場合は、容量制限超過すると、アカウントは残ったままで、FTP送信が出来なくなるだけで済み、サーバ上のファイルを削除して制限以下にすれば再び、FTP送信が出来るようにんさる仕組みになっております。

そこで、ユーザーに無断で登録ファイルを削除するのは著作権の問題も含めて如何なものかと質したのですが、サポートセンターからは、その前のメールで「今後、この件に関してはお答え出来ません」の文言どおり回答は得られず、無視され現在に至っております。多分、容量制限超過の違反よりも、私の登録ファイルが画像ばかりで画像置き場に無料ホームページが利用されたとの思いががInfoseek側に有ったものと思われます。無料ホームページでは、FC2の場合はInfoseekの20倍の1,000Mの容量が提供される反面、画像置き場に利用出来ない仕組みが構築されておりますので、Infoseek側もこのような仕組みにするなどして、今回のような悲劇をユーザーにもたらせないようにして頂きたいものです。

この結果、残念ながら幣サイトに掲載されていたInfoseekへの登録画像は、サーバ上から削除されてしまったため二度と閲覧することが出来なくなり、例えばこのように、画像が赤い×印で表示されます。そこで、幣サイトの表紙に以下の謝罪文を掲載させて頂きました。この件は、今回のリカバリと直接関係ないのですが、たまたまリカバリと同じタイミングでアカウントが削除されたため、リカバリ騒動に巻き込まれてしまい、サイトの更新が大幅に遅れていることを改めてお詫びする次第です。削除された画像は及ぶ限り復元していきたいと考えておりますので宜しくお願いします。

当サイトの画像ファイルの殆どが当管理者の不手際で復活不能となりましたため、日記等で画像閲覧不能のページが増加したことを謹んで報告し深くお詫び申し上げます。尚、7月1日以降のページでは対策により画像閲覧可能になっていることを併せてご報告申し上げます。




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