−日記帳(N0.2028)2007年07月15日−
ナゴヤドームで嫌な思いを
−日記帳(N0.2029)2007年07月16日−
アジア杯、日本決勝T進出


女性の浴衣姿が目立つナゴドの観客席

大学時代の同級生のI君は元国立大学の教授で、その専門分野では世界的な権威で、永らく国際学会の会長を務めて世界中を飛び回っておりましたが、先年その会長職を辞してからは悠々自適の生活を送るようになりました。その彼が、最近はナゴヤ球場にドラゴンズの二軍戦をお孫さんを連れて観戦するとのことですから、相当のドラゴンズファンです。その彼とは今年のオープン戦をナゴヤドームに観戦した時に、オールスター前に公式戦をナゴヤドームに観にいくことを約束しました。

そして、今日がその約束の日で、オールスター前の最後の三連戦のヤクルト戦初戦を観戦することになりました。この日の内野指定席の前売券は1ケ月前で既に一塁側は完売でしたので三塁側のS席(5,800円)を彼に購入してもらいました。前から26列目で年間シ−ズン席のひとつ手前ですから比較的前の方で観やすい席でした。地下鉄に乗り込んだ時、社内に浴衣姿のお嬢さんがチラホラと見かけましたので、お盆にはまだ早いのにと思いつつも、やがて合点がいきました。今日のヤクルト戦は浴衣デーで、浴衣姿で入場するといろいろなサービスを受けられることを知ったからです。

地下鉄「ナゴヤドーム前矢田」の出口で5時に待ち合わせて球場入りしました。この駅名の「ナゴヤドーム前」はその名に相応しくなく、ここから延々と約1kmも歩かされるのです。ドームの建設計画が地下鉄がの建設計画に先行してましたから、ドームの真ん前に建設しようとすれば出来たはずなのに、いろいろなしがらみが有ってこんな中途半端な場所に出来てしまったのでした。場所も名古屋の東北方向の外れですから名古屋の南西側に住む我々にとっては不便極まりない立地です。

試合は、久々の先発の山井がコントロールを乱して無死満塁のピンチを招いたものの犠飛の1点で凌ぎ、2回も1死満塁のピンチを併殺で凌いぎ、2回裏に中村のタイムリーで1:1の同点となり、なんとか試合にはなりました、二番手の久本が3回に1点を追加されて1:2となりましたが、4回裏に再び中村が逆転2ランを放ち3;2となり、その後はお互いに無得点のまま9回表を迎え、当然のことながら、守護神岩瀬登場で、これで帰宅途中でこかで祝杯を挙げられると胸弾ませました。

ところが、先頭の田中を遊ゴロに討ち取ったまではよかったのですが、次の苦手のラミレスに右前に運ばれ、次のガイエルに中前に運ばれ、これで一死、一、二塁と思った瞬間、李炳圭の緩慢なプレーでラミレスは悠々と三塁に達してしまい、更に悪いことに、宮出の緩い三ゴロが不運にも内野安打になって同点、これで気落ちした岩瀬は4連打されて3:6となったところで小林に交代、更に1点を追加され3:7で9回表を終了しました。その裏、中日2点を返しましたが及びませんでした。敗因は、今でも李炳圭の緩慢なプレーだと思っております。一死、一、二塁だったら次の三ゴロは三塁で封殺できた可能性が有り、出来ないまでも点はは入りませんので、最悪でも同点で凌げたと思うからです。家路の足取りは重いものがありました。


前半7分、中村俊の左クロスを逆サイドの巻が胸で押し込んで同点

アジア・カップ第10日は日本時間で昨日16日、ハノイなどで行われ、3連覇と史上初の4度目の優勝を狙う日本は1次リーグB組最終戦で2位のベトナムに4―1で快勝し、勝点7で同組1位となって、決勝T進出を果たしました。準々決勝では昨年のW杯で敗れたオーストラリア(A組2位)と対戦することになりましたが、地元のベトナムがいるB組の1位になると、準々決勝から決勝までの3試合を全て地元のハノイで行えるという特典が与えらるため日本としては大変有難いことです。

試合は、序盤に1点を失った日本は前半に巻(千葉)と遠藤(G大阪)の得点で逆転。後半も中村俊(セルティック)と巻が加点して危なげなく試合を進めることができました。B組のもう1試合はカタールが1―2でUAEに敗れたため、勝ち点4のベトナムが2位を確保、A組1位のイラクと準々決勝で顔を合わせることになりましたので、つめかけたベトナムのサポーターたちは、負けても喜び一杯という感じでした。

試合開始早々、日本は果敢に挑戦してきたベトナムの圧力に押されて浮き足立ち、、前半7分には鈴木のオウンゴールで先制点を献上したため、競技場を埋めた約4万人のサポーターの大歓声が、日本の肩に重くのしかかりました。しかし、中村俊の個人技がパニックになりかけたチームを救いました。失点から5分後の前半12分、左サイド深くで1回、2回と切り返すフェイントで相手のマークを外し、逆サイドの巻にピンポイントで合わせ、巻はこれを胸で押し込んで同点。 これで、気を取り直し、前半31分には左FKを遠藤が直接決めて逆転に成功しました。その後も、先発11人の平均身長は172センチというベトナムの低さをついて加点していきました。


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