−日記帳(N0.2030)2007年07月17日− |
東電原発地震災害の報道姿勢 |
−日記帳(N0.2031)2007年07月18日− |
アジア杯、決勝T進出チーム決定 |
地震で火災があった東電柏崎刈羽原発3号機の変圧器付近 |
日本のメディアの報道姿勢も酷いものがありますが、外国も酷いことが今回の新潟県中越沖地震による東電柏崎刈羽原発の災害についての報道で浮き彫りにされました。中でも、思わず笑ってしまったのが、イタリアのサッカー1部リーグ・セリエAのカターニャが、今の日本は放射能汚染で危険との理由で来日ツアーをキャンセルしたことでした。 東電の広報担当者は、「6号機の原子炉2カ所にひびが入っているとの配信を米通信社から受けているが事実か?」との 米有力紙からの問い合わせに思わず耳を疑ったと言われます。その後も各国で、実際の漏水量は1.5リットルだったのに60,000リットルと報道され、最も酷いのは、黒煙を上げる変圧器火災の映像から「チェルノブイリ並みの事故」との報道も現われる始末です。 今回の変圧器火災、放射能を帯びた漏水等の一連の地震による事故、そのものは原発の心臓部の原子炉の運転に重大な影響を与えるとは考えられていないはずです。漏れた放射能レベルは許容範囲内、被爆者もゼロですから、これだけで済むならば長期運転休止する必要も無かったのに、東電側の対応のまずさに加え、耐震設計に関する従来情報の不確かさなどから更なる情報確認と対策が場合によっては必要との判断から運転が休止されていると考えるのが正しいと思います。 原発等の原子力施設の安全性に対する国際評価尺度にINESがあります。0から7まであり、世界最悪はチェルノブイリ原発事故のレベル7、米国スリーマイル島原発事故がレベル5、日本での最悪は東海村・臨界事故で、日本での最近の事例では、関西電力・美浜2号機蒸気発生器伝熱管損傷事故(91年)、北陸電力・志賀原発1号機の臨海事故(99年)がレベル2で、それ以外はいずれもレベル0か1です。今回の地震災害による事故の国際評価尺度はまだ公表されておりませんが、この事故だけで評価するならば、恐らくレベル0と思われます。 爆発し崩壊した原子炉から放出された放射能は、北半球のほぼ全域を汚染し、8000kmあまり離れた日本にも飛来し、放射能は世界中に拡散し、最終的な死者は40,000人にも及び、約16万人が移住を余儀なくされ、原子炉建屋は石棺として永久に封じ込められているチェルノブイリの事故と、死者どころか一人の被爆者も出さず、放射能を含んだ水漏れは1.5リットル程度でそれによる日本海の海水汚染は皆無でしかも、条件を満たせば運転再開も可能の東電の事故を同一視するのは全くナンセンスで話にもなりません。 このように、日本の国内ニュースは海外に誤解されて報道されるのは今に始まったことではなく、その最大の原因は日本のメディアの報道姿勢にあると思います。日本のメディアはいろいろな社会的事件を例え、それが国家に不利益を及ぼすことになろうとも、国民の知る権利を盾にして興味本位に過大に報道する姿勢が強いように思います。今回の事故でも冷静に考えれば、地震を感知して原子炉は自動的に停止し、あれだけ強烈な揺れに対しても、上述のように国際評価尺度で照らし合わせてみてもレベル0程度に過ぎなかったことを付言して、いたずらに国民を不安に陥れないようにする配慮も メディアとして必要と思います。このような日本メディアの報道を外国側が極端に解釈すれば、今回のような誤報道も有り得るように思えてなりません。 、 |
空中でボールを競り合う韓国のチョ・ジェジン |
今日、アジア杯1次リーグのC組、D組の最終戦4試合が行われ、最終順位が決まりました。その結果、A、B、C、D 各組上位2チーム計8チームの決勝トーナメント進出が決まりました。その最終成績を下表に示します。8チームのうち、日本、イラン、イラク、サウジアラビアの4ケ国は最終戦は引き分けでも決勝トーナメント進出が決まりましたが、残りの4ケ国のうち韓国、オーストラリア、ウズベクスタンは負ければ敗退、ベトナムは負けた場合、カタールがUAEに勝つと敗退がそれぞれ決まるところでした。 しかし、韓国はインドネシアに、オーストラリアはタイに、ウズベクスタンは中国にそれぞれ勝って、カタールはUAEに負けたため辛うじてベトナムが開催4ケ国の中で唯一の決勝トーナメント進出国になったのでした。中でも、旋回大会でで日本に次いで2位の中国はそれまでC組の首位だったのに、2位のイランがマレーシアに勝ち、3位のウズベクスタンに中国が負けたため一気に3位に転落して敗退したのはドラマチックでした。逆に韓国は、最下位だったのに、3位のバーレーンがサウジアラビアに負け、2位のインドネシアが韓国に負けたため一気に2位に上がって決勝トーナメント進出を決めたのもドラマチックでした。 決勝トーナメントは以下の日程と組み合わせで行われます。 ・準々決勝(7月21日): 1.イラク(A組1位) ― ベ ト ナ ム(B組2位) バ ン コ ク 2.日 本(B組1位) ― オーストラリア(A組2位) ハ ノ イ ・準々決勝(7月22日): 3.イ ラ ン(C組1位) ― 韓国 (D組2位) クアラルンプール 4.サウジアラビア(D組1位) ― ウズベキスタン(C組2位) ジャカルタ ・準決勝(7月25日): 1.の勝者 ― 3.の勝者 クアラルンプール 2.の勝者 ― 4.の勝者 ハ ノ イ ・3位決定戦(7月28日): パレンバン(インドネシア) 21:35 ・決 勝 戦(7月29日): ジャカルタ(インドネシア) 21:35 |
組 | 順位 | 国 名 | 国旗 | 勝点 | 勝数 | 分数 | 負数 | 点差 |
A | 1 | イ ラ ク | 5 | 1 | 2 | 0 | +2 | 2 | オーストラリア | 4 | 1 | 1 | 1 | +2 |
3 | オ マ ー ン | 4 | 1 | 1 | 1 | -2 | ||
4 | タ イ | 2 | 0 | 1 | 2 | -7 |
B | 1 | 日 本 | 7 | 2 | 1 | 0 | +5 | |
2 | ベ ト ナ ム | 4 | 1 | 1 | 1 | -1 | ||
3 | U A E | 3 | 1 | 0 | 2 | -3 | ||
4 | カ タ ール | 2 | 0 | 2 | 1 | -1 |
C | 1 | イ ラ ン | 7 | 2 | 1 | 0 | +3 | |
2 | ウズベクスタン | 6 | 2 | 0 | 1 | +7 | ||
3 | 中 国 | 4 | 1 | 1 | 1 | +1 | ||
4 | マレーシア | 0 | 0 | 0 | 3 | -11 |
D | 1 | サウジアラビア | 7 | 2 | 1 | 0 | +5 | |
2 | 韓 国 | 4 | 1 | 1 | 1 | 0 | ||
3 | インドネシア | 3 | 1 | 0 | 2 | -1 | ||
4 | バーレーン | 3 | 1 | 0 | 2 | -4 |
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