−日記帳(N0.2040)2007年07月27日−
今年14回目の釣りでアジ100尾
−日記帳(N0.2041)2007年07月28日−
美しい日本に思うこと(1)


この日の釣果(アジ100尾とメバル14尾)

釣りは先月21日以来しておりません。7月早々に中国旅行、その前に台風、その後に梅雨にによる長雨などによるものです。しかし、その梅雨も明けて真夏の太陽が戻ってきましたので今日、何時ものポイントに釣行することにしました。ただ、30度を超えるカンカン照りの洋上での釣りは日射病の危険もありますので、夕方から釣り始めるように時間を調整してアジの第一ポイントで投竿しました。

すると、仕掛けが海中に没して直ぐに横に引く強烈な当たりが有って竿先0.8ミリの竿がしなりはじめました。ゆっくりリールを巻こうとしたその時、トップガイドの下が音を立てて折れてしまいました。原因はトップガイドの次のリングガイドが緩んでトップガイドの直ぐ下にある状態でリールを急に巻いたため穂先が鋭角に曲がって強度的に耐えられなかったのでした。やがて、20センチサイズの憎っきサバが姿を現しました。サバはサイズに関係なくリリースすることにしておりますので海中に放り込みました。

どうやら、浅いタナにサバの群れが有るようですので、オモリを5号から8号に変えてサバのタナを素通りさせほぼ真ん中ぐらいのタナで止めて竿を上下に振ってアミエビをカゴからばら撒くことにすると、直ぐに12センチほどのアジが連で 釣れてきました。こうして1時間半ほどで約100尾釣れたところで日没となり当たりが遠のいたので納竿してメバルのポイントに移動しました。

先回の6月21日の釣りの時に大物をゲットしたポイントに何とかボートを係留して釣り始めましたが、魚探の反応は有るのに全く当たりが有りません。30分ほど粘ったのですが1尾も釣れなかったのでまた東のポイントに移動しました。斜めに垂れているロープに掛けて係留して置き竿にしていたところ、激しく竿先が上下しました。なんと20センチオーバーのメバルがやがて姿を現しました。こうして、ここで20センチオーバー4尾、15センチオーバー6尾、10センチオ−バー4尾がゲットしたところで納竿しました。


犬山市の明治村に保存されている乙吉さんの家

あの明治の文豪、小泉八雲が我が故郷、静岡県・焼津市をこよなく愛し、老後はここで過ごすつもりで適当な土地を不動産屋さんを通して物色していたことが知られております。彼はギリシャ人でしたが、新聞記者として米国から来日し、東京、神戸などで新聞記者として過ごし、後に旧制高校の英語教師として松江、熊本で何年かを過ごし、東大の講師になってからは東京に住んでおりました。その彼が、当時はちっぽけな田舎の漁師町に過ぎなかった焼津を愛するようになったのかが興味深くて、焼津に帰省した折に図書館に通って調べてみました。

彼が焼津を愛することになった経緯について語った文章は発見できませんでしたが、当時焼津に住んでいた魚の行商を営んでいた山口乙吉さんと言う方の魅力にとりつかれ、山口乙吉さんの自宅の2階で夏の期間だけ家族で過ごさせて欲しいと懇願したことを契機に、益々この町が好きになってしまい、東京から引っ越してまでもこの町で過ごしたいと思うようになったと私は理解しております。このことは、このサイトの雑感記第1章 焼津を愛した小泉八雲のことにアップしておりますが、残念ながらその続編をアップするに至っておりません。

敢えて、この話をここで引用しましたのは、安倍首相の「美しい日本」に触れてみたかったからです。 安倍首相は、総裁選に臨んで「美しい日本」を提唱し、次の4点を目指すべき国のあり方として挙げております。

(1)文化、伝統、自然、歴史を大切にする国
(2)「自由」と「規律」を知る、凛とした国
(3)未来に向かって成長するエネルギーを持ち続ける国
(4)世界に信頼され、尊敬され、愛される、リーダーシップのある国

しかし、私はこのスローガンから、具体的にどのような国土の状態、あるいはどのような国民の行動をもって美しいと言っているのかがよく判らないのです。公害から環境を守ったり、街中や観光地からゴミを排除して国土を清潔にすることなら、敢えてスローガンにすることもない日常の常識ですから、ここでは精神的な意味合いと思われますので私なりにその意味合いを探ってみたいと思います。(明日の日記に続く)


前 頁 へ 目 次 へ 次 頁 へ
inserted by FC2 system