−日記帳(N0.2072)2007年08月28日−
赤い月は雲に隠れるも三日月は
−日記帳(N0.2073)2007年08月29日−
中日にマジックランプ点灯


我が家から見られた皆既部分月食の三日月

二日前に夜釣り先の渥美湾で見た十三夜も、昨日我が家から見た十四夜も、周囲に雲ひとつ無く煌々と輝きわたって実に見事でした。そして、今日は満月で皆既月食の日ですので、朝から天候が気になっておりました。午前中は晴れ間も見られたのですが、午後になってから厚い雲に覆われて時折雨粒が落ちてくる生憎の天候になってしまいました。それでも午後5時頃になると、雲に切れ間ができて青空が見えるようになりました。そして、時間が経つほどにその切れ間が増え、皆既月食がが始まる6時半頃は天空の殆どに晴れ間が見られるようになりましたが、残念なことに月が昇ってくる南東の低い空は厚い雲で覆われておりました。

皆既月食のピークになる午後7時37分になっても依然として、南東の低い空は厚い雲で覆われたままで、全く月は見えません。それでも諦めずに、蚊に刺されて痒いのを我慢しながら、自宅の庭から南東の空を見つめておりました。待てども待てども、雲は意地悪くどっかりと南東の低い空に居座って退いてくれません。やがて、皆既月食が終了する午後8時23分になりましたが、まだ月は見えません。南東の空の雲は居座ったままですが上ってくる気配は無く、その雲の上には幽かに星が見られますので、月が昇ってくれば、せめて、三日月状の部分月食が見られるのではと思い、更に見続けました。

すると、8時50分頃でした。雲の上に三日月状に欠けた黄色い月がくっきりと見られました。感激でした。生まれて、初めて月食を見ることが出来ました。早速、デジカメで撮りまくりました。上の画像は、9時00分に撮ったものです。望遠レンズを使用しておりませんので、ボケておりますがデジカメとしては精一杯の出来栄えです。そして、その30分後の9時30分頃には見事な十五夜の満月になって煌々と輝きわたっておりました。今日の月は、満月から三日月になってやがて赤い月となり、再び三日月になって満月へと忙しくその優美な姿を見せてくれました。下の画像は、翌日の中日新聞朝刊に掲載された名古屋駅前の高層ビルの上に見られた皆既月食の赤い月です。


今日、横浜に勝った中日にマジックランプが点灯しました。
と言っても、優勝のではなく、セ・リーグのクライマックス
シリーズ進出へのマジックです。
1位の巨人ではなく2位の中日に点灯するのは一見、奇妙です
が直接対決カードの試合数の違いによってこのようなことが
起こるわけです。
そこで、セ・リーグのクライマックスシリーズ進出へのマジ
ックーを計算してみたいと思います。

その算出法は現在の上位3チーム(巨人、中日、阪神)が下位3
チーム(横浜、ヤクルト、広島)との直接対決の残り試合に全敗
しても他の残り試合に全勝した場合の勝率が下位のいずれの3
チームが残り試合に全勝した場合の勝率を上回れば上位3チー
ムの残り試合から直接対決の残り試合数を引いた数がマジック
ナンバーとなります。

セ・リーグの試合時点での勝敗表はこの表のとおりです。
・首位の巨人(全残り試合=27 65勝51敗1分)について:

                     横浜 ヤク 広島
巨人の下位3チームとの直接対決の残り試合=   7     5     3
下位3チームの        全残り試合=  36    35    32

巨人が横浜との直接対決7試合に全敗し他の残り試合を全勝した
場合の巨人の最終勝率=(65+20)/143=0.594 
横浜(52勝55敗1分)が残り試合を全勝した場合の横浜の最終勝率
              =(52+36)/143=0.594=0.615 

よって、巨人の最終勝率は横浜のそれにに及ばないため巨人に
クライマックスシリーズ進出へのマジックは点灯しません。

・2位の中日(全残り試合=32 61勝49敗2分)について:

                   横浜 ヤク 広島
中日の下位3チームとの直接対決残り試合=  5    7     9
下位3チームの       全残り試合= 36   35    32

中日が横浜との直接対決7試合に全敗し他の残り試合を全勝
した場合の最終勝率=(61+27)/142=0.620 
横浜(52勝55敗1分)が残り試合を全勝した場合の勝率
              =(52+36)/143=0.615 
よって、中日の勝率が横浜の勝率を上回ります。

中日がヤクルトとの直接対決7試合に全敗し他の残り試合を
全勝した場合の最終勝率=(61+25)/142=0.606 
ヤクルトが(46勝63敗0分)が残り試合を全勝した場合の勝率
              =(46+35)/144=0.563
よって、中日の勝率がヤクルトの勝率を上回ります。
 
中日が広島との直接対決9試合に全敗し他の残り試合を全勝し
た場合の勝率=(61+23)/142=0.592 
広島が(46勝63敗0分)が残り試合を全勝した場合の勝率
              =(46+35)/144=0.563
よって、中日の勝率が広島の勝率を上回ります。

以上により、下位3チームは残り試合を全勝しても中日が直接
対決以外の試合に全勝した場合の中日の勝率に及ばないため、
3位の阪神にマジックは点灯しない場合は、直接対決の試合数
が最も少ない横浜(5試合)を除く残り試合数27がクライマック
スシリーズ進出へのマジックナンバーとなってマジックが
点灯します。
 
・3位の阪神(全残り試合=32 57勝51敗4分)について:
                   横浜 ヤク 広島
阪神の下位3チームとの直接対決残り試合=  8    7     6
下位3チームの      全残り試合=  36    35   32

阪神が横浜との直接対決8試合に全敗し他の残り試合を全勝し
た場合の最終勝率=(57+24)/140=0.579 
横浜(52勝55敗1分)が残り試合を全勝した場合の広島の勝率
              =(52+36)/143=0.615
よって、横浜の勝率が阪神のの勝率を上回ります。
この結果、阪神にマジックが点灯しません。

以上より、中日にのみクライマックスシリーズ進出へのマジ
ックが点灯することになります。

 




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