−日記帳(N0.2084)2007年09月09日−
高校の地区同窓会に出席して
−日記帳(N0.2085)2007年09月10日−
ボンバル機の北欧での事故に思う


同窓会の会場となったメルパルク名古屋
(メルパルク名古屋のHPより)

同窓会の数を分類して数えると次のようになります。
小・中・高・大の学歴別、クラス別、地区別の3種類が有ります。 クラス別は殆どの場合、卒業時のクラスだけが対象になりますので、学歴ごとに1種類、地区は卒業時の地区と現在住んでいる地区の2種類が一般的ですので、その数は2×4=8となります。
私の場合、小・中は地区別が無いので2種類減り、大学はクラス別が教養課程と専門課程に分かれ、更に地区が居住区と全国区に分かれますので2種類増えて差引き計8種類になります。ただ、全国区は会員が万のオーダーで事実上参加は無理、高校のクラス別は過去1回も実施しておりませんので事実上消滅し、結局参加対象となる同窓会は、2種類減り次の6種類となります。

・大学専門課程クラス別:毎年開催
・大学教養課程クラス別:毎年開催
・大学専門課程地 区 別:毎年開催
・高校地区別:       隔年開催
・中学校クラス別:   3年に1回開催
・小学校クラス別:   不定期(5年に1回程度)

このように、学歴が低くなるほどに回数が減る傾向にあります。結局、私の場合、定期的に参加するのは、3年単位で、9+1.5+1=11.5(回)、つまり、年に4回弱参加することになります。1回平均、交通費、2次会費用を合わせると3万円ほどかかりますので、約12万円、こづかいの1万円が同窓会参加費用となります。定年退職すると日頃付き合える友の数が急減しますので同窓会を通して、友を確保することは大切なことですので、退職前は殆ど無視していた同窓会案内を欠かさずチェックして可能な限り参加するようになります。

このような風潮のため、同窓会への参加者の大半は年金生活者となり、平均参加率は10%前後と言われております。新しい参加者に見合う分、病弱、死亡などで減りますのでバランスして10%前後に保たれているのが実態のようです。今日開催された同窓会は隔年開催の高校の地区別同窓会でした。私がその地区会長をしていた時期は、350人前後の地区会員の約10%、30人台の参加者に留まり、40人台は一度も有りませんでした。ところが、私が退任して新体制になってはじめての今日の同窓会では40人台の参加者となり、しかもはじめて参加された会員が感激し「まだ参加してない同級生たちに参加を呼びかける」と口にすることから判るように大成功でした。

交通の便のいい会場、誰でも参加できる日時、会員に興味有る情報の提供、ほどほどの会費、テンポのいい司会と円滑な進行、ネットによる母校、同窓会関連情報検索案内、同窓会主催の各種行事案内等、単に宴席で飲んで語って、ハイサヨナラではなく、参加して良かったと思わせるように涙ぐましいほどの幹事たちの努力が実感されました。これなら成功するのは当然のことのように私には思えました。


翼を地面に接触して緊急着陸するボンバルディア機
(NHKのテレビ画面より)

前輪が降りないまま、胴体着陸に近い形で白煙をあげながら緊急着陸するスカンジナビア航空のDHC8型機をテレビ画面で見て、今年3月に同じように前輪の故障で胴体着陸した全日空の同型機の事故が頭をを過ぎり、「またか・・・」の思いに駆られました。デンマーク北西部のユトランド半島の北部にあるオールボー空港で、コペンハーゲン発オールボー空港行きのスカンジナビア航空1209便が9月9日午後4時すぎ、着陸の際に翼の部分などが滑走路の地面に接触する事故があり、乗客5人が避難する際に怪我をおう事故が発生し、その様子が世界に生中継されたのでした。

実は、今年の3月13日、大阪伊丹空港発高知空港行きの全日空1603便が高地空港に着陸体勢に入ろうとした時、機長は重大な故障を発見しました。後脚は出たのですが、前脚がまったく出ないことが判ったのです。結局、空港上空を旋回して、着陸時の摩擦熱による炎上爆発の危険性を軽減させるために余分なガソリンを使い切って決死の胴体着陸が敢行されたのでした。(下の画像参照)幸い、機長の機敏な操縦により怪我人を出すことなく無事着陸に成功しましたが、この様子は同日の午前10時からNHKなどすべてのチャンネルを通じて生中継されたことから、「またか」の思いに駆られたのでした。

事故を起こしたDHC8型機はカナダのボンバルディア社製の双発プロペラ機で、小型プロペラ機ながらジェット機並みのスピードを誇り、低騒音で燃費もよいことから、国産のYS-11の後継機として日本に2003年2月から導入され、現在、国内27路線で22機が運用されております。しかし、前輪の故障などの電気・与圧系統や計器の誤表示など多岐にわたる事故が国内で計77件も発生したことから、国土交通省が昨年4月、メーカーのボンバルディア社に抜本的な改善を要請していた矢先の事故であり、また今回同様の事故がデンマークで起こったことから、各国の当局がメーカーに再発防止の抜本対策を迫るものと思われます。

高地空港で胴体着陸を敢行しているDHC8型機
(NHKのテレビ画面より)

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