2002年の春のメバル釣り(2)
浮いたメバルはフカセ釣りに限る(日記帳2002年4月8日より)

先週4月3日の今年の初釣りは寒冷前線の通過に伴う春の嵐で、酷い目に遭い釣りどころではなく全くのボーズに終わりましたので、今回は気象情報を丹念にチェックし万全を期して釣り仲間のWさん、NMさんと同じ釣り場の三河湾に浮かぶ無人島に向けて夕方遅く出航しました。

この日は若潮で潮の動きが悪い上、干潮の潮止まりが夜10時のため、暗くなってポツポツ釣れていたメバルが殆ど潮が動かなくなった8時頃から当たりも無くなってしまいました。 3人とも10センチから20センチクラスを10匹前後釣り上げておりましたが、昨年の実績からしてもっと釣れるはずとみて、もう少し粘ることにしました。

すると、10時過ぎ潮の向きが変わった途端、当たりが出始めました。 それも底の方ではなく水深1.2メートルの浅いところで、型のいいメバルが釣れだしたのです。 どうやら、メバルが浮いて来たようなんです。 しかし、入れ食いと言う程でもなくポツポツ来る程度で、魚探にも魚影が写らないことから群は小さく2、3匹上げると暫く当たりが無くなるので仕掛けを投入する角度をいろいろ変えるとまた当たりが出ると言った状態でした。 やがて、11時半になり夜も遅くなってきたのでそこで納竿しました。 帰港して釣果を較べ合ったところ3年クラスの大型メバルは私が5匹しかいなかったのに、釣り名人のNMさんが15匹、Wさんも10匹で相当差が有りました。そして、その原因が仕掛けの差に有ることが判りました。 私だけが胴付き仕掛けだったのに対して、彼等はフカセ仕掛けだったのです。メバルが浮いている時はフカセの方がいいことは判っていたのですがこんなに差が付くとは思ってもみませんでした。

下の手書きの説明図では判り辛いので両者の差異を補足説明します。 フカセは出来るだけ仕掛けがゆっくり沈んでいくようにするために道糸もハリスも細くしハリスも短くしてハリス止めや回転リングのような金具を使わずに道糸に直接結び、オモリも最も軽い仁丹オモリにした上、道糸にケミボタルを付けて目印とウキの役目をさせる釣り方です。これに対して胴付きやや重たいオモリを付けてまず底を取ってからゆっくり上げていく釣り方で根本的に違います。

フカセは上から、胴付きは下から攻めることになりますから、確かに海面近くに浮いている場合はフカセが有利になるわけです。



 
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