−日記帳(N0.2248)2008年02月24日−
日本男子、東ア選手権を逃がす
−日記帳(N0.2249)2008年02月25日−
日本女子、東ア選手権で初優勝


後半23分、同点ゴールを決めて喜ぶ山瀬(隣りは鈴木)

前半、2点目を決めた大野を祝福する池田ら日本イレブン


男子サッカー東アジア選手の三日目の2試合が、昨日23日、重慶で行なわれ、第一試合 日本対韓国は1:1で引き分け、 第二試合の中国対北朝鮮は3:1で中国が逆転勝ちしました。この結果、下表の順位となり、日本は勝点、得失点差で韓国と並びましたが、総得点で韓国に及ばなかったため、残念ながら日本は2位に終わり、3回連続で日本は2位に終わり、初優勝はなりませんでした。

サッカー東アジア選手権女子の最終日の昨日、女子の2試合が行なわれ、日本が3−0で地元中国に快勝し、3連勝で初優勝を果たしました。女子代表が公式大会で優勝するのは初めてで、MF沢(日テレ)が大会最優秀選手に選ばれました。立ち上がりから攻勢をかけた日本は前半19分に大野(日テレ)の得点で先制し、同43分に再び大野が決め、後半10分は永里(日テレ)が加点して勝利を決定付けました。


順位 国    名 国旗 勝点 勝数 分数 負数 得点 点差
韓 国 +1
日 本 +1
中国
北朝鮮 -2

順位 国    名 国旗 勝点 勝数 分数 負数 得点 点差
日 本 +6
北朝鮮 +3
中国 -2
韓 国 -7



前半は互いにサイドから崩す形を狙い、一進一退の攻防が続きましたが、徐々に韓国が圧力を強め始めると、左サイドのクロスから、ヨム・ギフンが豪快なボレーシュートで先制。日本は主導権を取り戻すべく、前線からプレスをかけていくものの韓国はカウンターで対抗。日本は終盤セットプレーを中心にチャンスを作りましたが、流れの中では韓国の守備網をほとんど崩せず、0−1のビハインドで前半を終えました。後半23分に右CKからつないで山瀬が豪快にミドルシュートで同点ゴールを決めました。韓国の運動量が落ちた終盤にFW2選手を投入し、更に終盤は播戸を入れて3人のFWで逆転を狙いましたが、無得点のまま終了を告げるホイッスルが鳴り、1−1の引き分けに終わり、日本の初優勝を成りませんでした。

この試合、日韓双方ともベストメンバーで臨んでいませんので、今後のW杯予選での双方の戦力を占うことは出来ませんが、日本の課題は明確になったと思います。相変わらずの決定力不足です。やはり、高原、大久保、中村(俊)が欠場すると、得点力不足は否めません。次の目標は、3月26日に行なわれるW杯3次予選、アウエーのバーレーン戦です。 この試合に勝てば、勝点6になってほぼ2位以上が決まりますので、負傷中の高原、大久保、海外からも中村、小野、長谷部、中田、稲本を呼んでベストメンバーで臨んでもらいたいものです。


日本に優勝をもたらしたのは、18日に行なわれた格上の北朝鮮戦での再逆転ゴールとなった、ロスタイムでのエース沢穂希(29)の劇的なループシュートでした。結局、この試合で3−2で逆転勝ちし、1−1ドローに終わった男子の雪辱を果たしたのでした。北朝鮮への勝利はアテネ五輪アジア最終予選以来約4年ぶりのことでした。

昨年12月に就任した佐々木監督が率いる日本は北朝鮮、韓国、中国に3連勝して、北京五輪のメダル獲得に望みを繋ぎました。日本サッカー協会の川淵三郎キャプテン(71)は今日、東アジア選手権で優勝した日本女子代表選手に1人当たり20万円の特別優勝ボーナスを支給する意向を示しました。昨年3月のW杯出場決定で30万円、北京五輪出場権獲得で40万円が支給されておりますので、計70万円になりました。


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