−日記帳(N0.2272)2008年03月19日− |
「彼岸」と「ぼたもち」 |
−日記帳(N0.2273)2008年03月20日− |
ACLで鹿島、G大阪好発進 |
明日、3月20日はお彼岸の中日ですので、牡丹餅(ぼたもち)を頂きました。春の彼岸では、あずきの粒を春に咲く牡丹に見立てて「ぼたもち」と言い、秋のお彼岸では、同じあずきの粒を秋に咲く萩に見立てて「おはぎ」と言う慣わしは、日本ならではの風流の気持ちが込められていいものです。もし、「ぼたもち」と「おはぎ」が違うお菓子と思っておられるようでしたら、秋の彼岸には新たなる思いで「おはぎ」召し上がって頂きたいものです。 鎌倉時代、日蓮聖人は、幕府の政策や他の宗派を非難したため、幕府の怒りをかい、文永8年(1271)9月12日に捕らえられ、処刑場の片瀬の龍の口(現・藤沢市)に引き立てられました。急を聞いた桟敷の尼のひとりが、最後のご供養をと考え、急なため餡を炊く間もなかったため、餅に胡麻をまぶして日蓮聖人に差し上げました。 すると、今まさに打首に処せられようとした時、一天にわかにかき曇り、稲妻と共に大落雷が有ったため役人は処刑を中止し、恐れをなした幕府は処刑を取りやめて佐渡流しに変更したと言われ、この故事から「ぼたもち」は「難除けぼたもち」「首つなぎぼたもち」などと呼ばれ、縁起のいいものとされたことからお彼岸にこれを食べる風習ができあがっていったものと思われます。 「彼岸」は仏教用語で、迷いのない悟りの開かれた世界を意味します。一方、私たちが生きている「此岸」は煩悩に満ちた俗世間的な世界であります。こちら側(此岸)にいる我々が、あちら側(彼岸)に行くために仏道修行ををすることを「到彼岸」と言い、やがて「彼岸」を死後の安らかな世界である極楽浄土と考えるようになり、彼岸に先祖様に思いを馳せてお墓参りをするようになりました。 彼岸の中日は、春分または秋分の日のことで、その1週間前を「彼岸の入り」1週間後を「彼岸の明け」と言います。「大寒」の前後の1週間を「寒の入り」「寒の明け」と言うのと同じ考え方です。従って、彼岸の行事は中日の1日だけでなく、この彼岸の2週間の間に行なえばいいわけです。 太陽のみかけの通り道の「黄道」と「天の赤道面」は、この図のように2ケ所で交差します。その2ケ所が春分点であり、秋分点ですから、交差点という点で、春分と秋分は同じです。それ故に、春分、秋分では太陽は真東から昇り、真西に沈みます。彼岸の極楽浄土が西方にあるとされていることから、彼岸にお墓参りなどの宗教行事が多く行なわれるものと思われます。 あずき餡の同じ餅を上述のように、春分、秋分で名前を変えるのも、この観点から考えれば理に叶っているように思えます。春分、秋分の祝日の日に、その天文学的な意味や、その故事を知るのも意義の有ることではないでしょうか。 |
組 | 順位 | クラブ名 | 国 名 | 勝点 | 勝数 | 分数 | 負数 | 点差 |
F | 1 | 鹿島アントラーズ | 日本 | 6 | 2 | 0 | 0 | +14 |
2 | 北京国安 | 中国 | 6 | 2 | 0 | +4 | ||
3 | ナムディン | ベトナム | 0 | 0 | 0 | 2 | -8 | |
4 | クルンタイ銀行 | タイ | 0 | 0 | 0 | 2 | -10 |
G | 1 | チョンブリ | タイ | 4 | 1 | 1 | 0 | +2 |
2 | G大阪 | 日本 | 4 | 1 | 1 | 0 | +1 | |
3 | メルボルン・ビクトリー | 豪州 | 3 | 1 | 0 | 1 | 0 | |
4 | 全南ドラゴンズ | 韓国 | 0 | 0 | 0 | 2 | -3 |
アジアに所属するクラブチームの王者を決めるACL(AFC Champions League 2008)1次リーグ戦が3月14日から始まり、今日その2回戦が行われました。ACLは、アジアを東西の2地区に分け、西地区からUAE、クウェート、ウズベキスタン、サウジアラビア、シリア、イラク、イラン、カタール、東地区から日本、中国、韓国、タイ、ベトナム、豪州の各国から選ばれた2チームがA、B、C以下Gまでの7グループに4チームづつに分かれて計28チームが1次リーグ戦を戦い、各グループの首位が決勝トーナメントに進出します。尚、昨年優勝の浦和は決勝トーナメントから参加することになっております。 3月12日に、ACL・F組・第1戦 鹿島対クルンタイ銀行(タイ)戦がアウエーのバンコクで行なわれ、鹿島がマルキーニョスのハットトリック、田代の2発などで9−1で圧勝、3月19日にACLF組・第2戦が鹿島対ナムディン(ベトナム)戦がホームのカシマで行なわれ、マルキーニョス、本山の各2発などで6−0で圧勝し、上表に示すように、F組で首位に立っております。 一方、3月12日に、ACL・G組・第1戦 G大阪対チョンブリ(タイ)戦がホームの万博で行なわれ、前半の1点を守りきれず、格下のチョンブリと引き分けるという残念な結果に終わりました。しかし、3月19日にACL・G組・第2戦として、アウエーの韓国・光陽で行なわれたG大阪対全南(韓国)戦がFでは、前半を終えて1−2の劣勢から、後半9分に播戸、後半14分に安田、後半31分に播戸がゴールを決め、4−3と逆転勝ちしました。その結果、G大阪は上表に示すように、G組で2位に付けております。第3戦は4月9日に行われます。 |
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