−日記帳(N0.1240)2008年04月24日−
イタリア旅行して思うこと(3)
(コンビニの無い国、イタリア)
−日記帳(N0.1241)2008年04月25日−
ACLで鹿島 G大阪首位キープ
(鹿島敗れるも得失点で、G大阪は快勝して)


イタリアのBAR(篠利幸のイタリア紀行より)

「イタリアにはコンビニの店が無い」との話を聞いたことが有りますが、今度の旅行を通してそれが事実であることを確認できました。イタリアに100回以上旅行した経験を持つ超ベテランの添乗員のMさんが、バスの中でのツアー客への説明の中でそのように言い切り、長年イタリアに滞在している日本人ガイドさんもMさんの説明に頷いておられたからです。そして、帰国後にネットでその事実関係を調べたところ、少なくとも、セブン・イレブンに代表されるような日本式のコンビニはイタリアの主要都市には存在しないことを確認できました。

そこで今日は何故、イタリアにコンビニの店が無いのかを分析してみることにしました。 その理由を思いつくままに、以下羅列してみました。

(1) イタリア人の食事は質素である画一的な食事を嫌うから
(2) イタリアにはBARのような軽食喫茶店が16万店も有るから
(3) イタリア人は他国のモノを受け入れることに消極的だから

(1)についても現地ガイドさんたちによれば、一般のイタリア人の朝食は極めてシンプルで、エスプレッソやカプチーノのような濃厚なコーヒーを飲みながらビスコッティに代表されるいうな手作りのお菓子を食べるか、ヌテッラというチョコレート風味の甘いスプレッドをパンなどに塗って食べる程度とのことでした。

ビスコッティ、ヌテッラは旅行中にデザートとして出されましたが、甘過ぎて口には運べませんでした。アメリカンタイプのシュガーレスの薄いコーヒーにパンにバターを塗って食べるこのの多い日本人からみれば、このようなイタリア式朝食には首を傾げたくなりますが、イタリア人からみれば逆に、そんな日本の朝食など食事とは言えないと嘲笑するに決まっております。

また、(2)については、旅行中に到るところでBARの看板を見かけ更に、帰国後にネット検索で確認しましたので事実であることに間違いありません。こうして、(1)と(2)が事実であることが判りましたので、(1)と(2)を合わせると。イタリア人は例え、コンビニが有ったとしても朝食の食事をコンビニで買わない図式が見えてきます。日本人なら、パンと缶コーヒーを買って朝食にすることに何の抵抗も有りませんが、上述のように簡素ながら自分好みにコーヒー、菓子、パンを組み合わせる食習慣を持つイタリア人にはコンビニからの購入品でこの食習慣を満たすことには大いなる抵抗が有るからです。

そこで、自分でこのような食事を作るのが面倒、あるいは時間が取れないイタリア人は、(2)のBARを利用することになります。BARは、朝食用だけでなく、昼食に向いたパニーノと呼ばれる軽食、更には夕食にもなり得るピザ料理パスタ料理を出すことも有りますので、コンビニが無くても何の不便も有りません。

以上の事情で、イタリア人にとってコンビニを特に必要としないことが判りますが、これに(3)の事情がこれを加速しているように思われます。確かに、マクドや回転寿司など他国の料理店はイタリアでも多く見かけられますが、そのまま受け入れるのではなく、本場の食材はあまり使っていないように思われます。イタリア人のこうした生活態度を、何でもアメリカの習慣を取り入れようとする日本人は学び取ってもいいように思います。イタリアでのコンビニ無用論から、イタリア人の国民性が垣間見られたように思えました。


メルボルン戦で2ゴールを決めたG大阪・山崎

AFCチャンピオンズリーグ2008(ACL)が現在行なわれており、日本から、前年度(2007年)のJリーグ優勝チームの鹿島と前々年度(2006年)の天皇杯準優勝チームのG大阪、そして昨年度のACLチャンピオンの浦和の3チームが出場し、鹿島とG大阪がF組、G組に入って1次リーグ戦を戦っております。各組1位チームの7チームと前年後優勝チームの計8チームが決勝トーナメントに進むことになっておりますので、浦和は決勝トーナメント(9/17-11/12)からの参加となります。ところで、本来ならG大阪は天皇杯準優勝ですので、ACL参加資格は無いのですが、たまたま天皇杯優勝の浦和がACLチャンピオンだったため重複することから、特例として準優勝のG大阪に資格が与えられたわけです。

その第4戦が昨日行なわれ、F組の鹿島はアウエー(北京)で、北京国安(中国)と対戦し、0−1で敗れ、通算3勝1敗の勝ち点9で北京国安に並ばれたものの得失点差で辛うじて首位をキープ、G組のG大阪は、FW山崎の2ゴールの活躍でメルボルン(オーストラリア)に2−0で快勝し、勝ち点10で同組首位をキープし続けております。現時点での成績は次のとおりです。残り2試合を、鹿島は2勝、G大阪は1勝すれば決勝トーナメント進出できます。


順位 クラブ名 国  名 勝点 勝数 負数 分数 点差

鹿島アントラーズ 日本 9 3 0 1 +14
北京国安 中国 9 3 0 1 +4
クルンタイ銀行 ベトナム 4 1 1 2 -2
ナムディン タイ 1 0 1 3 -16

G大阪 日本 10 3 1 0 +4
チョンブリ タイ 5 1 2 1 +1
全南ドラゴンズ 韓国 4 1 1 2 -2
メルボルン・ビクトリー 豪州 3 1 0 3 -3




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