−日記帳(N0.1246)2008年04月30日− |
硫化水素自殺事件多発に思う(2) |
−日記帳(N0.21247)2008年05月01日− |
個人での携行缶への給油はOK?
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ガソリン専用の20リッター金属製携行缶 |
3日前の28日、白いワンボックスカーの後部座席に20リットルの金属製携行缶(上の写真がその同類品)を積んだ男が神戸市のセルフサービスのガソリンスタンドの入り、その携行缶にガソリンを入れていたところ、突然、携行缶の給油口から火が噴出したため、男は携行缶を放り投げてそのまま車で立ち去るという事件が有りました。燃えていた携行缶はスタンドの従業員が消し止めたため大事には到りませんでしたが、場所が場所だけにまかり間違えば大変な火災事故になるところでした。 原因は明らかにされておりませんが、当日は気温が高かったことから後部座席に置かれていた金属製携行缶はかなりの高温になっており、この状態で注入されたガソリンは一瞬にして気化し缶内のガソリン濃度は燃焼可能範囲になります。そこで静電気等により火花が発生し缶内のガソリンに引火して爆燃したものと推測されます。携行缶が常温なら火花が発生しても燃焼可能範囲になっていない場合も考えられその場合は燃焼せず、例え燃焼しても爆燃することはないものと思われます。 この事件をNHKはラジオで次のように報道しておりました。「・・・スタンドで携行缶にガソリンを給油することは法律で禁じられており・・・」もし、私の聞き違いでないとするならば、この件に関して、4月1日の日記「ガソリンの買いだめについての注意 」で触れておりますように一応の知識を持っている私としては、この報道に疑問を持ちました。何故なら、そんな法律は聞いたことが無いからです。改めて関連法規を調べてみましたがやはり有りませんでした。 確かに、セルフスタンドで携行缶に自分で給油することは違反行為となりますが、スタンドの係の方に給油してもらえば違反行為にはなりません。この違反行為も法律違反行為ではなく行政指導に対する違反行為というのが正しいようです。従って、「・・・スタンドで携行缶にガソリンを自ら給油することは法律で禁じられており・・・」が正しい言い方で、「自ら」が抜けていたことにまります。 この放送を真に受けて、セルフスタンドでは給油できないと勘違いし、自宅で車のガソリンタンクから専用のポンプで携行缶に抜き取るような行為に走るとかえって危険な行為を誘導しかねないと思われますので、マスコミはこのように社会的問題にになっている件については誤解を招かないように常に正しい言い方をすべきと思います。尚、この事件では給油した男性とその行為を容認したスタンド双方が消防法違反を犯したことになります。 |
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