−日記帳(N0.1255)2008年05月10日−
藤枝東の後輩たち大活躍
−日記帳(N0.1256)2008年05月11日−
5月はエベレストに縁の深い月


シュツットガルト戦の後半30分アシストした長谷部

久しぶりに、J1の試合をテレビで視聴しました。試合は磐田と新潟の試合でした。そして、驚きました。何と、40歳の母校の後輩、ゴン・中山がFWで先発出場して走り回っているではありませんか。確かに、今期のゴン・中山は元気で、これまで11試合中8試合に後半の途中から出場し、第2節の磐田対G大阪のゲームでJ1新記録更新の15年連続ゴールとなる157点目のゴール(下の画像)を、ランスを崩し腰砕けになりながらも決めております。このことは「藤枝東高物語」でも取り上げております。

腰砕けになって倒れながら157点目を決めたゴン・中山

体格に恵まれているわけでも、スピードや技術に優れているわけでもない彼がJ1新記録となる未曾有の157点も得点できたのは、 経験・体力・技術のバランスが採れており、オフサイドを頭に入れながら他のどのFWよりも長くゴール前に詰め、隙有らば誰よりも早く果敢にゴール前に飛び込むという、泥臭くて動物的な感覚を持っているからだと私は思います。

このことは、「自分は凄いシュートや正確なシュート、何人も抜いていくドリブルなどは出来ないが一生懸命走ってボールを追いかけることしか出来ない。自分はドロクサイ系の選手だ」とインタビューで答えている彼の談話からも裏付けられると思います。アシストする同僚選手は、彼が相手ゴールの走り込んでくると彼の頭上にオーラを見る思いがすると言っております。158点点目もいずれ近いうちに達成されることと思います。

もう一人の藤枝東の後輩の浦和の山田暢久選手も、1試合途中出場しただけで他の全試合に先発出場し、首位を走る浦和の原動力になっております。浦和には長谷部誠、赤星貴文の二人の藤枝東出身選手は移籍したため、彼がただ一人の藤枝東出身選手として頑張っております。 長谷部誠選手はドイツのブンデスリーガのボルフスブルクに移籍して、ボルフスブルクの上位進出に貢献し、赤星貴文選手はJ2の水戸ホーリーホックに期限付き移籍して頑張っております。

その長谷部誠選手は、第30節4月27日のレバークーゼンで初得点して以来、全試合に先発出場し、第32節5月7日のフランクフルト戦では、稲本とピッチで顔合わせしております。そして、第33節5月10日のシュツットガルト戦の後半30分、右サイドからのクロスを途中出場のFWデヤガの頭に合わせて初アシストを記録しました。中2日での3試合目で「移動したりで結構キツイと思うけど、日本でもやっていたので問題ない」と話していた通り、過密日程でも結果を出しました。長谷部選手は後半35分に交代しましたが、この試合で前節5位の相手に4-0で大勝しました。

現在、ブンデスリーガは、バイエルンの優勝が決まり、ボルフスブルクは現在6位ですが、勝点では51で、レバークーゼン、 ハンブルガーSVと並んでおりますので、5月17日の最終戦でボルフスブルクがドルトムントに勝ち、レバークーゼン、 ハンブルガーSVがブレーメン、カールスルーエにともの敗れるか引き分けるとボルフスブルクが単独4位に上がってUEFA杯出場権獲得の可能性が出てきます。

以上のように、中山雅史(40)、山田暢久(33)、長谷部誠(24)まさに、20代、30代、40代を代表する3選手の活躍を期待したい。この3人が南アフリカで同じピッチに立てたら言うことないですが・・・・・。


2年前にエベレスト遊覧飛行で撮ったエベレスト(中央)

今日5月11日は、その年1970年(昭和45年)に植村直己さんが松浦輝夫さんと日本人として初めてエベレストに南東稜から登頂に成功した日です。また、5月29日は、その年1953(昭和28年)年5月29日にニュージーランドのエドモンド・ヒラリーとシェルパ族のテンジン・ノルゲイが、世界で初めてエベレストの登頂に成功した日です。そして、3日前の5月8日には、世界で始めてオリンピック聖火がエベレスト頂上に到達し、また、プロスキーヤーの三浦雄一郎さん(75)が5月末に世界最高齢でエベレスト登頂に挑戦するなど、5月はエベレスト登頂に縁のある月です。

5月8日午前09時17分(日本時間同10時17分)頃、高地に強いチベット族を中心とする5人によって山頂手前で火種から点火された特殊トーチが、世界で初めてエベレスト山頂に到達しました。このニュースは、中国の中央テレビで国内向けに現場から生中継されましたが、チベット問題で批判が世界各地で起っていることから、中国当局が世界のメディアへの発信を控えているのか、日本のメディアでも大々的には取り上げていないように思われます。

エベレスト山頂に到達した聖火は昨日、チベット自治区ラサに運ばれて保管され、6月20、21日にラサで行われる聖火リレーで中国国内を巡っている聖火と合流することになっておりますが、チベット問題で批判の多い中で、果たして予定通り行なわれるのでしょうか。尚、 当初、三浦さんはチベット側からの登頂を予定し、中国側から登山許可証が出されたのですが、前月のチベット暴動によりチベット自治区への訪問が難しいため、急遽ネパール側からの登頂に変更した経緯があります。三浦さんの、持病の不整脈を克服しての世界最高齢でのエベレスト登頂を期待しております。


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