−日記帳(N0.1271)2008年05月26日−
フェニックス無事火星着陸
−日記帳(N0.1272)2008年05月27日−
9回目は東風強く釣り辛く不調に


着陸後フェニックスから送られてきた火星表面の画像

ヒューストンの現地時間、5月25日15時19分(日本時間:5月26日6時19分) 、7分間の沈黙を破って米航空宇宙局(NASA)の管制室に拍手が沸き起こりました。それは、有人ロケットが月や惑星への着陸に成功した時のような光景でした。この様子は日本にも録画中継されました。実は、昨年8月に打ち上げられた火星探査機フェニックスが、1976年年の「バイキング2号以来、32年ぶりとなる噴射により、火星の北極近くへの着陸に成功したことが判ったからです。

小泉八雲より7年早く来日して36歳の明治26年までの10年間、日本に滞在し「能登−人に知られぬ日本の辺境」「極東の魂」「オカルト・ジャパン」「不可思議な日本」等、日本に関する著書を多数残しており、小泉八雲とともに明治の外国人日本研究家として知られているパーシバル・ローエルが米国に帰国してから私財をなげうって天文台を作り、60cm屈折望遠鏡で熱心に火星を観測し幾何学的な縞模様が観られることを確認しました。この事実は、既にイタリアのスキアパレッリによっても確認されれ、イタリア語で「channel(溝) を表す 「canali」 という言葉で記述しておりました。

ローエルは、これを英語の「canal(運河)」と誤訳して世間に発表したことから、何時の間にか火星には運河が存在するとの説が世界的に広まっていきました。そして、この模様が季節によって変化するのは植物の成長によるものとして、火星に生物が存在するとの説にまで発展しましたがその後の火星探査機のよる観測等から直線状に一見みえた縞模様のほとんどは下の画像に示すように太古に水の流れた跡が干上がった地形であり、色の変化は塵の嵐のためであることが判りました。

(1980年2月22日にバイキング1号が撮影した火星)

こうして、現在では生物の存在は否定されておりますが、生物の起源である水は、上の画像のように太古に水の流れた跡と見られることからその存在の可能性を求めて、探査機や火星周回衛星によって探査した結果、火星の表層のすぐ下には氷が存在するということが判ってきました。しかし、土壌を実際に掘る探査はこれまで行われてきませんでした。 今回の探査ではフェニックスに備えつけられたロボットアームで火星の表面を数十センチメートル掘削して土壌を採取しそのアームに搭載された科学探査機器により土壌の詳しい成分分析や氷の存在の確認することになっております。

下記サイトを参考にさせて頂きました。
BIGLOBE百科事典「火星」
NASA公式サイト
5/28付けYahoo News「火星探査機無事着陸!」
火星の接近 2001
「CHASUKEの部屋にようこそ・雑感記・火星大接近」


この日の釣果(メバル 大3、中1、小2)

現地に着いて、岡の上から海を見て愕然としました。沖には白波が立ち、浜辺には小波が押し寄せていたからです。ボートを出せない程ではないのですが、この波では危険を伴い気分良く釣るわけにはいきません。風の強さはさほどではないのですが風向きが東寄りのため東から風波が斜めに押し寄せてくるからでした。天気予報では最初は北西、後に東寄りから南寄りに風向きが変わって穏やかになっていくとのことでしたので、車内で仮眠しながら風向きが変わるのを待つことにしました。

30分ほど車内でウトウトしているうちに、後方からの物音で目が覚めました。後方でゴムボートを膨らませている物音でした。車を降りて、その初対面の方に挨拶すると、風も収まってきたのでこれからボートを出すとのことでした。そこで、海の方を見やると、確かにさきほどより浜辺に押し寄せる波が穏やかになり風向きもやや南寄りに変わっておりましたので、天気予報どおりになりつつあることが判りました。

この日の気圧配置は、梅雨前線が太平洋岸沿いに横たわり、西から高気圧が南東方向に進んでいる状態でした。従って高気圧の東進にともなって風向きが北寄りから南寄りに変わっていくことが予想されます。当初は風向きが変わるのが午後3時頃と予想されておりましたが、高気圧の進行速度が予想より遅れたため午後5時頃でも風波が強かったのではないかと私なりに予想しました。従って、時間が進むにつれて風波は収まっていくものと考えて私も意を決してボートを出すことにしました。

何時もの西のポイントには既に3隻のボートが入っておりましたので、風裏のポイントに行って係留しました。穂も沈み竿先のケミホタルが鮮やかに見えるほどに暗くなり、釣り時が到来しましたが全く当たりが出ません。まだ、東寄りの風が残っておりますので他のめぼしいポイントに移動することも出来ません。そこで、風波が弱まってきたことを見計らって東のポイントに移動しました。

先回実績の有ったポイントで暫く粘ってみましたが、数尾を釣り上げたものの当たりが続きません。周囲を探ってみましたが、やはり当たりが続きません。そのうち、少し風気味だったことから体調が芳しくないことが感じ取られましたので、10時前に納竿して帰路につきました。結局、この日の釣果は20センチ以上の大型3尾、15センチ以上の中型1尾、10センチ以上の小型2尾という貧果に終わりました。


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