−日記帳(N0.1277)2008年06月01日−
ディスカバリ打ち上げ成功
−日記帳(N0.1278)2008年06月02日−
欧州組の活躍でオマーンに快勝


打ち上げに成功したディスカバリー号=NASA提供

星出彰彦さん(39)ら7人の宇宙飛行士を乗せたスペースシャトル、ディスカバリー号が、米東部時間5月31日午後5時2分(日本時間6月1日午前6時2分)ケネディ宇宙センターから打ち上げられ、約40分後に地球を周回する軌道に到達し、NASAは「打ち上げは成功した」と発表しました。打ち上げ時に外部燃料タンクの断熱材とみられる破片が数個落ちたことが、シャトルに搭載したカメラの映像から確認されたが、衝撃は小さく機体への損傷はないとされております。

スペースシャトルには、SST-○○○ と書かれるミッションコードが付けられております。 SST-001 が、1981年4月12日にアメリカのフロリダ州ケネディ宇宙センターから打ち上げられたコロンビア号による人類初のスペースシャトルでした。今回のミッションコードはSST-124 ですから、これまで124回スペースシャトルが打ち上げられたかというと、そうではありません。

このコードは、打上げ計画が設定された段階で付けられる番号で、打上げまでにトラブルなどで打上げが延期されると順番が狂ってしまいます。例えば、土井飛行士が搭乗したSTS-087(1997年11月)の後は、STS-088のはずですが、STS-088はISS計画の遅れのため約1年後の1998年12月に打ち上げられ、その間、STS-089、090、091、095に追い抜かれまてしまいました。最近でもSTS-119は、STS-120に抜かれ、今年10月打ち上げ予定のSTS-126の後の今年12月に若田飛行士らが搭乗してディスカバリー号によって打ち上げられる予定になっております。

このミッションコードの後に、今回の場合、1J なる符合が付いております。通して記述すると、STS-124/1J となります。因みに先回、先々回は、STS-123/1J/A STS-122/1E でした。この符号は組立てミッションと呼ばれ、国際宇宙ステーション(ISS)での組立ての仕事の概要を示しております。最初の数字は、その仕事が何回目を示すし、次のローマ字は、Jは日本の実験棟「きぼう」、Eは欧州実験棟「コロンバス」、Aは米国実験棟「デスティニー」を表し、それぞれの実験棟の組み立ての仕事(ミッション)を行なうことを意味しております。

ここで、ロシアの実験棟が出てきませんが、ロシアはスペースシャトルには一切依存せず、カザフスタン共和国のバイコヌール宇宙基地からロシアのプログレス補給船やソユーズ宇宙船を打ち上げてISSまで実験棟の資・機材類を搬送しているからです。やはり、かって米国に先駆けて有人ロケットを打ち上げた宇宙開発の先駆者としてのプライドが有るからでしょう。

今回の組立てミッションは 1J ですから、日本の実験棟「きぼう」の組立てに使う資・機材類だけを搬送する1回目のミッションと言うことになります。因みに、先回の 1J/A は日本と米国双方の実験棟の資・機材類を搬送する1回目のミッションを意味しております。つまり、今回のフライトは、日本実験棟用の資・機材類だけを搬送することから、 Jシャトル史上初の“日本専用便”と言えます。それは、この写真から判るように星出飛行士の宇宙服の右の胸辺りに付けられているバッジから伺い知ることが出来ます。バッジは、スペースシャトルのフライト毎のロゴマークに相当するもので、今回は下図のようになっております。


飛行士の名前とミッションコードが描かれるのはこれまでどおりですが、今回は「きぼう」による科学的発見が全世界に希望をもたらすことを旭光のデザインで表し、日本の貢献を記録に留めるために「きぼう」も文字と日本国旗は描かれております。日本文字と日本国旗が同時に描かれたのは初めてのことです。

「きぼう」の組立て構成図(「特集・ディスカバリー」より)

今回のフライトで、星出飛行士は日本人として初めてのISS 内のロボットアームを操作してシャトルの貨物室に積んだ、「きぼう」の最重要施設である「船内実験室」を取り出してに連結し、更に3月に土井飛行士が仮設した船内保管室を船内実験室に取り付けるという大役をこなすことになっております。

「船内実験室」は、11.2mL×4.4mΦと、居住施設としては ISS の中で最大ですから大変だと思います。今回のミッションで「きぼう」の主要部分が完成することになります。また、故障したのISS内のトイレの部品を交換する修理も行われることになっております。「きぼう」の組立てミッションは3回に分けて行なわれ、今回が2便目で来春、STS-127ミッションで若田飛行士によって行なわれる最終の3回目のミッションで全て完成することになっております。


前半10分、遠藤の左CKを頭で合わせて先制ゴールした中沢

2010年W杯アジア3次予選の第3戦、日本対オマーンの試合が、今夜7時過ぎから日産スタジアムで、46764人の観衆を集めて行なわれました。日本は中村(俊)ら欧州組の活躍も有って3:0で快勝しました。 先発メンバーは下表のとおりで、私の予想とピタリ一致しておりました。


ポジション 選手名 年齢 身長 所属
GK 楢 崎 32 187 名古屋
DF(CB) 闘莉王 27 185 浦 和
DF(CB) 中 沢 30 187 横浜
DF(LB) 長 友 22 170 明治大
DF(RB) 駒 野 27 172 磐 田
MF(左ボランチ) 遠 藤 27 178 G大阪
MF(右ボランチ) 長谷部 24 177 VfLヴォルフスブルク
MF(左トップ下) 松井(大) 27 175 ASサンテティエンヌ
MF(右トップ下) 中村(俊) 30 178 セルティック
FW(左) 玉 田 27 173 名古屋
FW(右) 大久保 26 170 神 戸


前半10分遠藤が左コーナーからのCKがペナルティーエリア内に高いクロスではいると、ゴール前で闘莉王が囮になってゴール前の中沢が倒れこみながら強烈なヘディングシュートを放つと、ボールはゴール右隅に突き刺さり、日本先制ごーる。実に見事なヘディングシュートで、ボールのスピードがあまりにも速いため上の画像で、ボールがぼやけて映っております。前半22分右サイドから中村(俊)がペナルティーエリア内に上がった闘莉王へロングクロス。闘莉王がヘッドで落とすと、右サイドから走り込んだ大久保が、フリーで右足シュート!ゴール左隅に突き刺さり、日本が2点目を挙げました。(下の画像)


後半4分松井が左サイドでボールをキープし、中央の中村俊へラストパス。中村俊はDFを1人かわすと右足でシュート!ゴール左下に決まり、日本3点目(下の画像)


アジア3次予選は半分を消化した時点で各国の順位下表のようになっております。日本は、次のオマーン戦(6/7)に勝つかか引き分ければ2位以上が確定して決勝T進出が決まります。


組 名
(平均R)
ランキング
(R)
国     名 国旗 勝点 分数 勝数 負数 点差


(69)
43 オーストラリア 7 1 2 0 +4
83 カ タ ー ル 4 1 1 1 -1
72 中     国 3 0 3 0 0
78 イ  ラ  ク 1 1 0 2 -3


(84)
100 バーレーン 9 0 3 0 +3
46 日      本 6 0 2 1 +5
72 オ マ ー ン 3 0 1 2 -3
119 タ     イ 0 0 0 3 -5


(109)
51 韓     国 5 1 1 0 +4
142 北  朝  鮮 5 2 1 0 +4
80 ヨ ル ダ ン 4 1 1 1 +1
163 トルクメニスタン 1 0 2 2 -6


(94)
60 ウズベクスタン 9 0 3 0 +8
62 サウジアラビア 6 0 2 1 +2
124 シンガポール 3 1 1 2 -4
130 レ バ ノ ン 0 0 0 3 -6


(85)
91 U A E 5 2 1 0 +2
110 シ  リ  ア 5 3 0 0 0
42 イ  ラ  ン 1 1 0 2 -3
96 クウェート 1 1 0 1 -2

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