−日記帳(N0.1293)2008年06月17日−
11回目は新仕掛けでメバル大釣り
−日記帳(N0.1294)2008年06月18日−
カナダからの素敵な画像


この日釣り上げられて親戚の食卓を飾った20尾の大メバル

今日は大潮ですので、大潮でもミチイトが流れないように意図して、昨日自作したメバル専用仕掛けの威力を試すには絶好の条件となりました。先回と同様に、明るいうちはアジ釣りして、暗くなってから西のメバルのポイントに移動しました。先客が居なかったので先端のベストポイントに着けて、新しいリールと仕掛けで当たりを待ちました。しかし、思うように当たりを取れません。このポイントは一番人気で連日のように名人クラスの方々が入れ替わり立ち代り出入りしておりましたので場荒れしてしまっているのかもしれません。

それでも何とか2時間ほど粘って大型3尾上げて断念し、東の方に移動しました。途中の目ぼしいポイントには先客が入っておりましたので、こここ数年は殆ど実績の無い東の西先端に着けてみました。実はこのポイントは周囲に障害物が無いため潮流が早く、特に大潮の時はミチイトが斜めになってしまうことから釣り辛いため敬遠されておりましたので、場荒れしてない可能性が有ります。従って、新しいメバル専用仕掛けの威力を試すには、まさに絶好のポイントです。

私のこの読みは的中しました。何時ものとおりのオモリ6号を付けて仕掛けを落とし込んでみました。すると、これまでのように、ミチイトが斜めにならずに海面にほぼ垂直の状態で底を切りました。これなら、もう少し軽いオモリでも流れないのではと考え、順次5、4、3号、2号と変えていったところ、3号が限界であることが判明しましたので、3号を付けることにしました。

仕掛けを落とし込んで底を切ってから、竿先端のケミホタルの動きに注目しながらゆっくりリールを巻いて行く動作を何回か繰り替えして当たりを探ることにしました。すると、ケミホタルが少しだけお辞儀しました。メバルの当たりです。ここで合わせてはダメです。竿を少し下げていくと、ケミホタルの上下の動きがやや大きくなったところで、竿を一気に上げて合わせると、少しの間をおいてから、パンとミチイトが張って針掛かりが確認されました。

ここで、即座に竿を立てないと根に潜られて取り込めなくなる恐れが有りますので、竿を立て切ったところで、リールを巻いていきました。すると、あのメバル特有の底に潜り込もうとする強い引きが有り、柔らかい竿は大きくしなります。この瞬間こそが、メバル釣り師にとって最高の快感であります。その快感に酔いしれながらゆっくりとリールを巻き上げていくと、やがて悠に20センチは越えているであろうメバルの姿が海面から透けて見えるようになりました。

何時もなら、そのまま引き抜くのですが、ミキイト、ハリスともに1号で細いので海面を切った時点で切れる心配が有りますのでタモで慎重に取り込みました。22センチサイズの大型の丸々としたメバルでした。その後も、以上のような動作を繰り替えすことで、入れ食いとまではいきませんでしたが間断無く当たりが有り、数回ほど合わせに失敗したものの2時間ほどで20尾近いメバルを上げることが出来ました。

このポイントで大潮の時に上げたのは久しぶりのことで、20尾近く上げたのは初めてのことでした。これまでの仕掛けでしたら、当たりすら殆ど取れず、たまに有っても合わせに失敗することが多かっただけに、新しい仕掛けの威力は抜群でした。軽いオモリと長いハリスの組み合わせで針にちょんがけされた生餌のゴカイのクネクネした動きがメバルには自然に見えて食い気を誘ったことが最大の効果だったように思います。

この20尾近い大メバルは翌日、クール宅急便で、メバル好きの名古屋在住の親戚の家に運ばれ、一家団欒の夕べの食卓に煮付けられてその姿を飾ったのでした。「美味しかったよ、やはり地物のメバルはスーパーで売られている宮城産や北海道産とは全然、味が違うね。脂が乗って、身がコロコロで、やっぱり煮付けはメバルが最高ですね」こんな電話が、我が家でもメバルで夕食している最中に有りました。あのメバルの強い引きを感じ取るのも嬉しいのですが、こうして苦労して釣り上げたメバルを美味しく食べて頂けたことを聞くのもまた嬉しいものです。


10 peaksを望むモレーン湖の風景(加藤幸彦氏提供)

カナダ在住の加藤幸彦さんから素敵な画像がメールで送られてきました。加藤さんは登山家として知られた方で、3年前に「絶対死なない」を講談社から出版され、現在はカナダに永住されカナダ西部BC州の小都市ケローナ市でペンションを経営する傍ら、夏はキャンピングカーでカナディアンロッキーをトレッキング、冬はウダースキーとクロスカントリー・スキーと優雅な生活を過ごしておられます。

元々お名前も存じ上げない方でしたが、たまたま、6月5日の日記「三浦雄一郎さんの快挙を讃える(3)」を編集する際に、加藤さんが三浦雄一郎さんを滑走のスタート位置のエベレストのサウスコルまで誘導するために登山隊長として活躍され、更に現在はカナデアンロッキーを中心に登山されていることを知って、加藤さんに興味を抱くようになりました。

そして、私が10年ほど前にカナダに旅行した際に観られなかったカナデアンロッキーのある風景を思い出し、迷惑も顧みずにその写真をメールで送って頂くようお願いしたところ、。快く何枚かの美しいカナデアンロッキーの風景写真を送って下さいました。上の写真がそのうちの1枚です。ところで、私が思い出したある風景とは下の写真でした。

春(5月)のレーク・ルイーズの風景(カナダ旅行の際に私が撮影)

春5月というのに、レーク・ルイーズには氷が張っていて遠くの山々には雪が残っておりました。その折、現地ガイドさんが、「秋になると、このレーク・ルイーズの湖面が鏡のようになって遠くの山々が湖面に逆さに映ってとても美しい風景が見られますよ」と言われましたので、下の写真の風景がどのように美しくなるのか気になっておりました。 ところが最近、「WITH ALL of MY REGARDS from NA」というタイトルのサイトを閲覧していたところ、気になっていた、秋のレーク・ルイーズの写真が掲載されておりました。下の画像がその写真です。ガイドさんが言われたように、湖面が鏡のようになって遠くの山々が湖面に逆さに映っております。

秋10月のレーク・ルイーズの(このサイトからお借りしましたました)

そして、同じように湖面に山が映っているもうひとつの写真が目に付きました。下の写真です。実はこれが、カナデアンロッキーの中で私が最も観てみたかった、「10 peaks」を望むモレーン湖の風景そのものでした。この湖は、カナデアンロッキーの宝石と言われ、その美しさはカナダで一番とも言われており、カナダ20ドル紙幣裏面の絵柄になっております。モレーン湖はレーク・ルイーズから一山越えたところにある静かな湖で、偶然にも加藤さんが送って下さった カナデアンロッキーの写真の中に、下とほぼ同じ角度から撮られた写真が有ったのです。それが、冒頭の写真です。本当に美しい風景です。

10peaksを望むモレーン湖(このサイトからお借りしましたました)


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