−日記帳(N0.1306)2008年07月03日−
13回目は新仕掛けで大釣り
−日記帳(N0.1307)2008年07月04日−
ドクターヘリについて


この日の釣果(メバル15 中2 小4 アジ180)

先日の12回目の釣りでは、苦労して自作したメバル用新仕掛けの威力を試す絶好の機会だったのですが、その新仕掛けを装着する竿を取り出す際に、極細の竿先のトップガイドの根元が折損したたため使用不能になった上、予備の竿を忘れるという二重のミスを犯してしまったため、新仕掛けの威力は発揮されませんでした。そこで、折損した竿を修理し、トップガイドの根元が保護されるように竿先ホルダーを改造して今日の13回目でいよいよ新仕掛けの威力を試すことにしました。

例によって、行きがけの駄賃とばかりに何時ものアジのポイントでアジ釣りをしようとしたのですが、魚探にアジの魚影が全く映りません。珍しくこのポイントで先着の方がアジ釣りをされていたので様子を聞いたところ、あまり釣れないとのことでしたもで、やはりアジの群れが寄ってないことが判りました。そこで、先着の方のボートのすぐ横に着けて二人で出来るだけ同じ場所に竿を下ろして群れを呼び込むことにしました。

アジは回遊しますので、間断無くサビキ仕掛けで餌のアミエビを撒けばその場所に餌が途切れるまでしばらく居つく性質を持っております。2人がかりで竿を下ろせばそれだけ間断の差が縮じまりますので、群れが居つく確率が高まり、近くからも群れが寄ってくりことが期待されます。やがてその効果が現われ、入れ食い状態になりました。7時過ぎの日没が近づいてから納竿してメバルのポイントに移動しました。

幸いなことに、西の一級メバルポイントには先客が居なかったので、ここに係留し待望の新仕掛けによるメバル釣りをはじめました。ハリスが60cmと長いので絡まないようにハリスをピンと張って静かに仕掛けを下ろし、底を切ったところでリールを二巻きしてから、ゆっくりち竿を上げて当たりを待ちました。すると、竿先のケミライトが僅かにお辞儀しました。竿をそっと下ろしてから思い切り合わせると、ゴツンと音がして強い当たりが有りました。

大物の予感充分でしたので胸弾ませてリールを巻いていくと、グググッツと下に潜られる時の特有の締め込みが有りましたので根に潜られたら一巻の終わりですので竿を立ててリールを勢いよく回していきました。その時でした。プッツンと糸が切れ、リールが空転しだしました。なんと、ミチイトから切れてしまったのです。新仕掛けでは軽いオモリを使えるようにミチイトをフロロカーボン1号にしておりましたので、大物の負荷に耐え切れなかったようです。

再び新仕掛けをミイチイトに結んで投入しました。再び同じような当たりが有りました。その前ほどの大物感は感じられませんでしたが、それでも相当な引きでした。慎重に上げたところ20cmを悠に越えるメバルでした。ところが上のハリスが切られておりました。ハリスもミキイトもミチイトも全て1号で通しておりますのでハリスを太くしても意味が無いので切られるのは止むを得ないこととして、予備のハリスを結んで再び投入しました。

やはり、新仕掛けは微妙な当たりを捉えることが出来ますので当たりを取りやすく、また微妙な当たりが出るのは大型の確率が高いため、大物をより多く釣り上げることができました。その間、ハリスが4、5回切られましたが、この仕掛けを使う以上致し方ないことと割り切りました。こうして、大型メバル15尾、中型メバル2尾、小型メバル4尾を上げることができました。新仕掛けの威力をまざまざと実感できました。この大型15尾は翌日、メバル愛好家の親戚宅にクール宅急便で届けて喜ばれました。


ドラマに使用されているドクターヘリ(「Introduction コード・ブルー」より)

近所にお住まいの知人から、息子さんがドクターヘリのドラマを演出するので私のサイトでPRして欲しいとの依頼を受けました。その第一回が昨日、フジテレビの毎週木曜22時〜22時54分の時間帯の木曜劇場「コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命」として放映されました。息子さんの西浦正記さんは、フジテレビ専属の演出家で『鯨とメダカ』『はだしのゲン』(前編)『拝啓、父上様』などのテレビドラマで最近とみに実績を上げておられます。

彼の演出の特徴は、「鯨とメダカ』『拝啓、父上様』でも見られたように、最初にテンポよくいろいろな場面に切り口を入れて自然と筋書きが判るようにしくむことにあるように思います。このドラマでも、最初にからヘリで患者が運び込まれて集中治療室は医師、看護師が入り乱れ怒号が飛び交います。青色の手術衣に混じって濃いブルーの手術衣を纏った外科医らしい男女の一団がおります。

彼等はなんとか自分の役割を果たそうとするのですが要領を得ず、時には先輩格の医師に怒鳴られる始末です。これではなんのことかさっぱり判りません。ところが、この一団が男女2人づつの4人で、この中から1人がドクターヘリに搭乗できるフライトドクターに抜擢されることになっており、リーダーのフライトドクターから研修を受けているのだということが判っていきます。

最近、私の身の回りで2人が脳梗塞で倒れましたが、倒れてから救命処置を受けるまでの時間が3時間を境にして天国か地獄に分かれます。3時間以内だった人は8ケ月で殆ど元通りに回復したのに3時間を悠に越えた人は延命処置を施されて1年経った今でも寝たきり状態です。救急システムが確立されている大都会と違い、山間部や孤島などで発症した場合はドクターヘリに頼るしかありません。このドクターヘリについて、衆議院議員の丹羽雄哉氏が公式サイトのブログ「風窓」で判りやすく解説されておりますので以下に引用させて頂きました。

順天堂大付属静岡病院は、3年前に、静岡県では浜松市の聖隷三方原病院に続いて、2機目のドクターヘリを導入した。ドクターヘリとは、救急医療活動を行うヘリコプターのことだが、機動的なこの活動そのものを差す言葉としても使われる。救急に必要な医療機器を装備した専門のヘリコプターを救急センターに常駐させておき、消防機関などからの出動要請があった場合に、直ちに救急医療専門の医師(フライトドクター)と看護師が搭乗して急病人など患者のいる現場に向かう。そして、救命救急センターに搬送するまでの間、あるいは現場で患者に救命医療を行うというわけだ。病院のない離島や車では時間がかかる僻地などに、短時間で駆けつけて治療するには打って付けの方法である。 (中略)

  施行当初、救急救命士に許された特定行為(その都度、医師の具体的な指示を必要とするもの)は、@乳酸リンゲル液を用いた静脈路確保のための輸液、Aラリンゲアルマスク等の器具による気道確保、B半自動式除細動器による除細動、であった。病院に着くまで緊急の救急医療に当たろうというものだが、器官挿管については、医療界から、「医師でない救急救命士に任せるには危険な医療行為だ」と反対が強く当時は認められなかった。しかし、その後、平成15年に自動体外式除細動器(AED)による除細動、16年に気管内チューブによる気道確保(気管挿管)、17年にはアドレナリンを用いた薬剤の投与が特定行為として追加され、救命救急措置の範囲が飛躍的に広がった。 (中略)

心筋梗塞や脳梗塞は、発生後のすばやい治療が生死を分ける。しかし、日本全国どこの地方都市も、救急医療を担当する医師が不足し、青息吐息の状態だ。同病院では、そんな患者への対応も、ドクターヘリで行う。G棟屋上特設へリポートに、常時ドクターヘリが待機し、朝は8時前から日没の夕方5時過ぎまで、操縦士らがいつでも出動できるようスタンバイしている。 フライトドクターは、およそ15人。1日に1.8件の割合で出動し、年間では600回に及ぶ。出動要請があると、3分以内に、医師、看護師がヘリに搭乗して現場に直行する。伊豆半島の最南端50キロ地点まで15分。富士山頂、大島をはるかに越える70キロ圏内でも、21分しかかからないという。伊豆半島は、奥深い山岳地帯のため、交通事故や急病が発生した場合など、車だと現場到着に1、2時間はかかることはざらだ。特に、夏の観光地は交通渋滞がひどい。1分1秒を争う患者にとっては、ドクターヘリは、文字通り天から降りて下さる“救世主”と言えよう。 (中略)

日本は、欧米に比べ、ドクターヘリの配備が不十分で、現在は、北海道、静岡など10道県11機にとどまっているが、米国では450機、ドイツ、78機、スイス、13機、フランスでも30機が稼動している。そこで、わが国でも遅ればせながら、全国的な配置をめざす「特別措置法」がこの4月から施行されることになった。 この特措法の旗振り役は、救急ヘリ病院ネットワーク理事長の国松孝次氏だ。国松氏は、ご自身が警察庁長官時代に、何者かの銃撃に遭って、危うく一命をとりとめた方だが、スイス大使時代、ドクターヘリの“威力”をまざまざと痛感したのが旗振りの動機だという。国松理事長らの熱意に応えたのは、与党ドクターヘリワーキングチーム座長の木村仁参議院議員らである。木村氏は、かつて旧自治省消防庁長官時代に、「救命救急士」誕生に一役も二役も買ってくれた、私にとって、いわば“戦友”である。

特措法では、都道府県が病院の配置などを定める医療計画に、ドクターヘリの配置目標年次、配置先を盛り込むよう求めている。各都道府県は原則として、一機を配備することになり、国と都道府県は年間1億7000万円を限度として、国と折半することとしている。これを契機に、各都道府県が、ドクターヘリの配備に積極的に取り組むことを期待したい。 1秒を争う急病患者や、僻地や離島、さらに道路が寸断された事故現場では、ドクターヘリの搬送が唯一の救出手段でもある。大災害では、特に緊急性が高いが、阪神淡路大震災のときは、発生時に医師の乗っている消防用ヘリが、患者一人を運んだだけだったというお粗末な語り草が今も伝えられている。

かつて、「人命は、地球より重い」と言った総理大臣がいた。福田現総理の父上、福田赳夫氏である。 ドクターヘリは、深刻化する医師不足解消にも役立つ。 出動要請に備え待機中のフライトドクターの一人が、ぽつりと言った。 「ドクターヘリの遅れは、この国の人命に対する認識不足そのものです」と。 私は、この若いドクターとまったく同じ認識を共有するものだ。                      

尚、このドラマによって、フライトドクターなど救命医療の道を目指す若者たちが増えてくることを願いたいものです。フジテレビ系列の 毎週木曜22時〜22時54分の木曜劇場「コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命」を視聴されることをお奨めします。宜しくお願いします。


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