−日記帳(N0.1352)2008年08月16日−
采配ミスで星野J韓国に逆転負け
−日記帳(N0.1353)2008年08月17日−
今日はプロ野球ナイター記念日


韓国戦で先制2ランを放つ4番新井

日本で初ナイターが行なわれたゲーリック球場(現横浜スタジアム)
(「タイムスリップ横浜」から引用させて頂きました)


北京五輪の野球で2勝1敗の日本は、予選7試合の中で最も重要な韓国戦に臨みました。日本はアテネ五輪、WBCで出場経験を持つ右腕の和田(ソフトバンク)、韓国は19歳ルーキーで、昨年アジアシリーズで中日に完勝した左腕金広鉉を先発で始まり、両投手の好投で5回を無得点のまま終えました。そして、6回裏に新井(阪神)の2ランが出た時点で私は日本の勝利を確信しました。

何故なら、日本には、藤川、上原、岩瀬のトルプルストッパーが残っていたからです。試合後、星野監督は和田の代え時を誤った監督の采配ミスとしておりますが、私はそうは思いません。藤川、上原を出さずに川上、岩瀬を出した采配が誤っていたと思います。いかにその理由を述べます。

私は中日ファンですから、川上、岩瀬のことはよく知っているつもりです。川上は確かにカットボールのキレがよくストレートが走っている時はいいのですが、それでも一人の打者を確実に抑えるのではなく5回程度を無得点で抑えるタイプですから、クリティカルな場面での押さえは適しておりません。今夜もポテンヒットを打たれて二死二塁の場面では、流石に星野監督は危ないとみて岩瀬に交代しましたが、これも私は采配ミスと思いました。

結果は、岩瀬が三振に打ち取って成功はしましたが、ここは藤川に交代すべきだったと思います。何故なら、左打者の外角に鋭く曲がり落ちるスライダー、右打者の内角をえぐるスライダーが岩瀬の生命線です。従って、この微妙なスライダーの内外角のストライク判定を厳しく採られると、スライダーの威力が発揮されずコントロールを崩して痛打される場面を私は何回も見ております。内外角のコーナーに拘ることなく確実なストライクゾーンで真っ向勝負できる投手を9回に登板させるべきでした。

しかし、監督は岩瀬を続投させました。上述の考え方から嫌な予感がし、予感は直ぐに的中しました。先頭打者に左翼線を痛烈に破られたからです。その後、岩瀬は力投しましたが、予想通り主審に内外角の際どい球を悉くボールと判定されたため岩瀬は苦しみ、結局逆転タイムリーを浴びてしまいました。得点圏に走者を進められた時点でも、岩瀬を藤川に交代すべきだったのですが、流石にライバル同士の押さえ投手の交代に躊躇したのか続投させ傷口を深めてしまいました。中日、阪神でともに押さえとして起用して両投手の特徴を知っておるはずの監督らしからぬ采配ミスでした。

予選は、8ケ国総当たり戦で4位以内の入れば通過できます。今日の韓国戦に負けて日本は、下表に示すように日本が3位につけております。4位以内は戦前から、日米韓キ(キューバ)と予想されておりましたので、ほぼ順当な結果と言えます。5勝以上で予選通過でき、キューバ、韓国は5勝以上は確実ですので、残りの二枠を日米加(カナダ)の3ケ国が争うことになります。

日本は残りの米加中との3試合で中国には勝てますので、米加のいずれかに勝てばいいわけですから、今夜の敗戦でも充分希望は持てます。8/18のカナダ戦にダルビッシュ先発、押さえ藤川、上原で、8/19の中国戦は成瀬、田中、川上、岩瀬で2戦2勝を狙い、もしもカナダに敗れた場合は、最終の米国戦に涌井、杉内、和田、藤川、上原で必勝を期せば充分予選突破は見込めます。頑張れ!星野ジャパン


横浜市内には、日本で最初に作られたり、行なわれたりした「発祥地」が数多く有ります。例えば、「横浜が発祥地」によれば、次の発祥地がよく知られております。

・アイスクリーム(明治26年 馬車道 5月9日→アイスクリームの日)
・ビール醸造(明治3年 中区千代崎町1 昭和12年→記念碑建立)
・邦人経営民間病院(明治5年 中区太田町 昭和17年→記念碑建立)
       ・・・・・・・・・・・・・・・・

そして、スポーツ関係でも次の発祥地が有ります。

・テニス(明治9年 山手公園 平成10年→120周年記念館建立)
・最古の国際サッカー試合(明治21年 横浜公園 YCAC対KRAC)
・最古の国際野球試合(明治29年 横浜公園 YCAC対一高(現東大)
・最古のプロ野球ナイター試合(昭和23年 横浜公園 巨人対中日)

今日は、そのうちの最古のプロ野球ナイター試合が行なわれた日です。時は、昭和23年(1948年)8月17日、ところは横浜公園にある現在の横浜スタジアムでした。この時期は1リーグ制で、次の8球団が加盟しておりました。

1位:南海ホークス(現在の福岡ソフトバンク)
2位:読売ジャイアンツ(現在の読売ジャイアンツ)
3位:大阪タイガース(現在の阪神タイガース)
4位:阪急ブレーブス(オリックスバッファローズ)
5位:急映フライヤーズ(現在の日本ハムファイターズ)
6位:大陽ロビンス(現在の横浜ベイスターズ)
7位:金星スターズ(現在のロッテオリオンズ)
8位:中日ドラゴンズ(現在の中日ドラゴンズ)

この年は、別所、山本(一人)、川西、笠原等を擁する南海が、中尾、川上、青田、千葉等を擁する巨人を凌いで優勝しました。中日にはは戦力不足で最下位に甘んじましたが、この日本最初のナイター試合は3:2で巨人に勝っております。尚、ナイターという和製英語が使われたのここの時からと言われております。


順位 国旗 国名 勝利 敗戦
1 4 0 -
2 3 0 -
3 - 2 2 -
4 2 2 -
5 1 3 -
6 1 3 -
7 1 2 -
8 1 3 -

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