−日記帳(N0.1390)2008年09月23日−
メラミンの害毒事件に思うこと(2)
−日記帳(N0.1391)2008年09月24日−
会社OBと名古屋のホテルで会食


メラミン樹脂製食器皿

昨日の日記で、中国での粉ミルクへのメラミン混入事件に関する報道が誤解を招く恐れが有ることを指摘しましたが、やはりその事実が表面化してきましたので、今日はこの件について解説したいと思います。具体的には、日本のメラミン樹脂食器の代表的メーカーの下記三社の社告に、その誤解の経緯が詳しく説明されております。

国際化工の社告
ノリタケの社告
信濃化学の社告

いずれも、粉ミルクに混入されたメラミンとメラミン食器のメラミンとは別物で無関係であることから、メラミン食器からメラミンが溶出して害を及ぼすことは有り得ないとの見解で共通しております。一応、化学の専門家の立場から、この見解は正しいと思います。この件について図式で補足説明すると次のようになります。

   M + F = MF → (MF)n 

ここで、Mがメラミン、Fがホルムアルデヒド、MFがメチロールメラミン、(MF)n メラミン樹脂です。 粉ミルクに混入されて問題になっているのはこのうちのM(=メラミン単量体)で、メラミン食器中のメラミンの (MF)n (=メチロールメラミン縮合体)とは全く別物であることがこの図式から理解できます。

別な言い方で説明しますと、メラミン樹脂中ではこのMはFと反応した上、縮合しておりますので通常の使用条件下では、分解されてメラミンMとして遊離することは有り得ません。例え有ったとしても無視できるる程の極微量で問題になることは有りません。

メラミン食器は日本で、かってほどではありませんが、それでも学校給食などで使用されておりますので、子供たちが安心して給食を受けられるようにメディアは、粉ミルクに混入されたメラミンとメラミン食器のメラミンとは別物で無関係であることを報道内容に付言しておくべきと思います。

ところでメディアの報道には、もう一点、説明不足の部分が有ります。かってメラミン食器から有害成分が溶出するとのメディア報道に端を発して当時普及していた学校給食用メラミン食器の排斥運動が主婦連などを中心に起ったことが有りました。しかし、通常の使用条件下では有害成分の溶出は殆ど無く、例え有ったとしても極微量で安全基準以内であることが、前出のノリタケの社告の一文「・・・BPF(イギリスプラスチック連盟)、ドイツ BGA(ドイツ連邦保健局)、アメリカFDA(アメリカ食品医薬品局)など世界各国の衛生専門機関に於いても規格基準を定め安全性を確保しております。」からも伺い知ることが出来ます。

実はその時、問題となったメラミン食器からの溶出成分はメラミンではなくて、縮合反応の相手成分のホルムアルデヒドであることをメディアは付言しておくべきであり、付言していないことは説明不測であると私は考えるからです。せっかく、安全性が確認されて普及しているメラミン食器に不当な風評被害が加わらないようにするためにも必要なことと思います。メディアは不安を掻き立てることには積極的ですが、一方でその不安が解消されたことを報道するのに消極的であると思わざるを得ません。いずれ、メラミンと言う名が付く他の製品も問題が無いことに言及していきたいと思います。


金山総合駅西側に隣接するホテル・グランコート名古屋

名古屋市の金山総合駅界隈は、名古屋駅前、栄、今池、大須とともに名古屋五大繁華街のひとつですが、上の画像の全日空系のホテル・グランコート名古屋が10年前に開業してから、名鉄・JR総合駅化も相俟って以前にも増して賑わってきたように思います。ここは、名古屋駅、栄、大須にも近く、名鉄 JR 地下鉄の各駅が同じ総合駅内にあるため交通の便がよく、また大衆居酒屋チェーンの店が多いため、サラリーマン、若いカップルなどで夜は賑わっております。
(2008年04月23日付当日記「会社OB会に出席して」より)

会社OB会は、気の有ったOB同士の数人で、主に金山総合駅の東側の大衆居酒屋で行なっておりますが、たまにはもう少し落ち着いた雰囲気の会場で行なおうとの意見が一致して、同じ金山総合駅の西側の全日空系のホテル・グランコート名古屋で今晩行なうことになりました。

4人で6時からとして予約しておき、2階のレストランでバイキング方式のディナー(3,800円)と飲み放題(1,500円)を注文しました。料理は和洋で、茹蟹(ズワイ)とビフテキ(牛)がメインのようでした。最初は皿に、少量でより多くの料理を盛りましたが、結局この二品に限るとして4人とも何回もお代わりしました。

飲み放題は1人1人注文するシステムになておりますので、健康上の問題から飲めないK君を除く3人全員が注文しました。最初は乾杯の関係で生チューを数杯飲み交わした後は、ビフテキがメインだったことも有ってワインを主体にしました。グラスが空になると、ウエイターが注文を取りに席まで来てくれるので有り難いです。

飲めないK君は、ディナー中に含まれてフイーのコーヒーやジュースを飲んでおりました。飲み放題ですと、2時間と時間制限が有りますが、その後も席には閉店時刻の9時まで居るこが出来ますので、コーヒーを飲みながら、9時近くまで歓談しました。尚、シニアはディナー料金3,800円が3,000円に割引されることを後で知ったのですが、後の祭りでした。映画館など、シニア割引が結構多いので、シニアの方はしにあであることを証明出来るものを常に携帯する必要が有るようです。


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