−日記帳(N0.1400)2008年10月03日−
太刀魚乱舞する海上での釣り
−日記帳(N0.1401)2008年10月04日−
中日のCS進出を祝す


<この日の釣果(15pアジ7尾、指2、3本の太刀魚5尾

何時も渥美裏浜の釣り場は、10月から3月にかけて波が高くなってボートを出せる日が限られてきます。太平洋高気圧の勢力が弱まり、代わって大陸からの高気圧の勢力が強まるため、海風になる西風、北風、北西風が吹くようになるからです。海風になると波高は悠に1メートルを越えますので、小さなゴムボートでは危険です。過去、10月以降、渥美裏浜に釣行したのは次の3回だけです。この3年間、10月以降の釣行は年に1回しか無かったことが判ります。

2004年11月02日
2005年10月02日
2007年10月06日

今年も9月14日の19回目以降、ほぼ3週間釣行しておりません。9月15日頃から急に秋めいて北西の風が吹く日が続いたのと台風が接近したからでした。それでも漸く、その台風も過ぎ南寄りの風が昨日から吹くようになりましたので、今日20回目の釣行をすることにしました。

目的は勿論、大メバルですが、型が良くなってきたアジと、先回始めて釣った太刀魚にありました。それと、9月14日の日記で掲載したハイテクラインのPEラインの試用にもありました。稲庭うどんの昼食を家で摂ってから出掛けましたので現地到着は4時過ぎとなり、アジのポイントにボートを着けた時は既に4時半をまわっていました。週日にも関わらず、10艘あまりのボートが先着しておりました。久しぶりの釣り日和で常連さんたとが心待ちにしていたのでしょう。

先着の方々がアジ釣りされていたので、しばらく様子を窺っていたのですが釣れている様子は見られません。魚探で探ってみたのですがアジの魚影は認められえません。そこで何時ものアジ釣りポイントで釣り始めたのですが、アジの当たりは有りません。しかし、魚探に時折、アジらしい魚影がポツポツと映るのでじっくり腰を据えて釣ることにしました。

海面近くにたむろしているメジナの幼魚が掛からないように注意しながら中層付近にサビキを落とし込んで止めていると、時折強い当たりがあいます。15センチオーバーのここでは型の良いアジでした。1時間ほどで7尾という貧果でしたが、タタキにするのに手ごろですので有り難くクーラーに収めました。暗くなってきましたので、メバルのベストポイントに移動しました。

先客が1人も居ないのは、もうメバルが釣れなくなったことを見切ったのでしょう。案の定、ここで、始めてPEラインで1時間ほど粘りましたが、メバルの当たりは全く有りませんでした。しかし、PEラインの効果は期待どおりでした。この日は大潮後の中潮ですので、従来の太いナイロンラインでは8号オモリでも潮流に流されてラインが斜めになってしまうのに、0.8号の細いPEラインでは5号の軽いオモリでもラインは海面に垂直になり、当たりを取り易いことが判りました。

先回、太刀魚を上げた明るい場所に移動すると、先客が太刀魚を入れ食い状態で釣り上げておりましたので、私も太刀魚釣りに専念することにしました。先客の方によれば海面下、2メートルぐあいのところに太刀魚が群れてるとのことでしたので、魚探を覗いたところ、やはり2メートル付近に横一線状の魚影が認められました。

それま使っていた胴付きのメバル仕掛けをゆっくり落とし込んでいったところ、直ぐに鋭敏な当たりが有ったので合わせたところ、急にフワーッとラインがフリーになりました。巻いていくと下針とオモリの間のミキイトが切られておりました。太刀魚は下に示すように鋭い歯を持っており、ナイロンでは2号程度ならいとも簡単に切ってしまいます。


本来、胴付きのメバル仕掛けでは無理なのでオモリの下に3号のナイロンハリスに針を付けて急ごしらえの太刀魚用の仕掛けを作って投入しました。今度は切られなくなったのですが、メバルの場合のような合わせをすると一度はガクンと針掛かりするのですが、引き寄せてくる間に外れてしまいます。どうやら、向う合わせでしばらく食いつかせてから思いっきり強く合わせるといいことが判ってきました。

それでも、隣の先客の方は殆ど入れ食い状態で上げておられるので餌を訊ねたところ、魚の切り身とのことでした。早速、昼間釣り上げたアジを切り身にして使ったところ、石ゴカイより食いがいいことが判りました。ランプで海面を照らしてみたところ、ピカピカと光るもの見られることから、小魚に混じって太刀魚が群がっていることが判りました。我々のボートはさながら太刀魚の絨毯の上にいるようなものでした。

要領が判って、これからと思った時、それまでの南風が北風に変わっため1メートルを越すような波が押し寄せてくるようになり、ボートは大きく揺れ出しました。危険ですので、急遽、納竿して急いで浜辺に戻り、次回こそ太刀魚専用の仕掛けを用意して大釣りすることを楽しみにして帰路に着ききました。この日の釣果は15センチ前後のアジ7尾、指2本から3本の太刀魚5尾でした。


この7回を1点に抑えて中日の7連勝に貢献した山本昌

9月21日の広島球場での広島との最終戦は中日にとって正念場でした。2連敗して3位に並ばれ、この試合を落とせば4位転落、しかも前の試合は前田に完封されての10:0の大敗でしたからまさに崖っぷちでした。 このところ、先制することが少ない上、ウッズが絶不調の中日としては珍しく、1回表、森野・ウッズの連続適時二塁打と和田の2ランで4点を先制し、復調の兆しが見え始めた先発・吉見が、7回途中2失点の好投で約3ヶ月ぶりとなる今季9勝目を上げてチームの連敗を3で止めました。

本来ならこの時期、中日は阪神、巨人と激しく優勝争いをしているはずなのに、明らかに戦力で中日より劣る広島と3位争いをすることになろうとは夢にも思っておりませんでした。中日がこのように優勝戦線から離脱した原因を分析すると次のようになると思います。

・(1) 故障者続出
・(2) 先発の柱、朝倉・中田の不振
・(3) ウッズの不振
・(4) 北京五輪に5人出場
・(5) 福留の穴を埋め切れず

(1) 故障者続出
中でも先発候補の山井が、オープン戦序盤に下半身の張りを訴えて出遅れ、4月9日に選手登録され2試合に登板したものの右ひじ痛のため出場選手登録を抹消され、以後出場機会の無いまま今日に至っているのが最も響いたように思います。また、鋭いスラオダーと150キロ近い速球を武器に三振奪取率が1/3を越え、岡本真也に代わるセットアッパーの有力候補として期待された鈴木(義)が右肘の故障により4月下旬に一軍登録を抹消されたままになているのも響きました。更には森野、井端の怪我による欠場と和田、谷繁の腰痛も響いたように思います。

(2) 先発の柱、朝倉・中田の不振
昨年、二桁勝利して先発ローテーションを守り通したこの2人が揃って制球難のため、登録抹消されることが多く、2人で10勝しか上げていないことが、山井の欠場と相俟って大きく響きました。ただ、山本昌、吉見がいずれも二桁勝利を挙げてこれをカバーしましたが、この4人が同時に好調だった時期が殆ど無く、先発陣の不足は最後まで続きました。

・(3) ウッズの不振
チャンスに打てないどころか、併殺でチャンスの目を潰してしまい、守備で致命的なエラーで投手の足を引っ張ることが多く、肝心の打撃成績も、打点が76しかなく、他チームの4番打者、例えば阪神の金本の1、巨人のラミレスの123、広島の栗原の103、横浜の村田の105 などに較べてあまりにも見劣りします。4番の資格無しの不振でした。

・(4) 北京五輪に5人出場
川上、岩瀬、荒木、森野、チェンの5人が出場し、この間の戦力不足にとどまらず、川上、岩瀬jは酷使による疲労の影響が帰国後にも現われのも響きました。

(5) 福留の穴を埋め切れず

和田も、そこそこ頑張ってカバーしてますが、ここぞの時も含めて打点74は物足らない上、福留のような守備力、走力は無いので、総合的に福留の穴は埋め切れなかったと思います。また福留の場合は、ウッズの前に打席に入ることによる相乗効果も有ったのでうが、和田の場合んは殆ど有りませんでした。

ところでこの試合、約2週間ぶりに先発した山本昌が好投し、7回まで1点に押さえました。2番手高橋も好投して迎えた9回表、抑えのクルーンの制球難を見極めて、和田、森野が連続四球後、暴投も絡んで一死二、三塁から、中村紀が中堅右へ勝ち越しの3ランを放ち、岩瀬が疲労で1点差まで詰められたが36セーブ目をマークし、中日は7連勝を飾るとともにCS進出を決めました。


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