−日記帳(N0.1428)2008年10月31日−
日本人の間違った株式観を憂う(2)
−日記帳(N0.1429)2008年11月01日−
藤枝東、開成館破り準決勝進出!



上のグラフはこの2年間(06-10-31〜08-10-31)のダウ平均(上側)
と日経平均(下)の株価推移を表わしております。
日経平均がダウ平均に連動して変化していることが判りますが、
その変化率は必ずしも連動しておりません。

今年の9月以降、米国発の金融危機に端を発した世界同時株安に
より株価は大きく下落していることは共通しておりますが、その
下落率は下に示すように、金融危機の震源地のお膝元の米国の
-22.7%の対して震源地から離れた日本はそのほぼ倍の-47.7% 
に達して大きく乖離して連動しておりません。

同じ条件で欧州各国の下落率をチェックしてみたところ、日本を
上回るケースは見当たりませんでぢた。そこで、欧州の代表とし
て、ドイツのDAX平均をピックアップしTところ下に示すように
 -20.9% で日本の半分以下の下落率にとどまっておりました。

                  06-10-31  →  08-10-31 =    下落率  
日経平均( 米 国 )  16,399   →   8,577   =  -47.7% (Y)
ダウ平均( 日 本 )  12,081   →   9,337  =  -22.7% ($)
DAX 平均( ドイツ)  6,269   →   4,988   =  -20.9% (M)

このように、日本だけが先進国中で際立って下落率が大きくなる
最大の理由として、日本人の間違った株式観が挙げられます。
昨日、「株を持ってないので今回の株の暴落は無関係」との主婦
の方の株式観が間違っていることを指摘しました。

このような株式観を持っておられる方々の殆どは、「株は、競馬
、パチンコのような汗水流さずに、真面目な人が手を出すもので
はない、汗水流さずに金儲けしようなんて人道に外れる行為だ」
との考えを持っておられることと思います。

この考えが間違っているとは言いませんが、正論ではないことは
間違いないと思います。確かに、一日中、パソコンの前に座って
キーを叩くだけで一日に数億円儲けたと話す若者に嫌悪を感じま
すし、こんな若者が日本中に溢れたら日本は破滅すること間違い
にと思いますから「汗水流さずに・・・」のくだりは、私も共感
しますが、「株は賭け事・・・」のくだりは共感できません。

株の場合は、他の賭け事のように運に左右される要素は有ります
が、銘柄の選択、状況分析等によっては、低利の預貯金や国債よ
りも有利に運用することで利殖を図ることができますので、株は
投機ではなくて投資であると考えるのが正しいと思います。
そのことを以下の事例で立証したいと思います。

ここで3年前の今日(2005-10-31)、約300万円の資金を使って、
株投機派のAさんが預金、株投資派のBさんが株に投資したと
して、今日現在どのようになっているか検証してみます。
株が暴落しておりますのでBさんは青くなっているものと思わ
れますが果たしてどうなっているのでしょうか。

・Aさんの場合:
三菱東京UFJ銀行のスーパー定期(利率=0.35%)に加入した結果、
   3,000,000円×0.0035/年×3年×0.8= 25,200円(利息)
より、元本は 3,025,000円(1.008倍)となりました。

・Bさんの場合:
東京電力株1,000株(289万円=当日株価(2,880円)+手数料)を購入
した結果、65円/(株・年)×1,000株×3年×0.9=175,500円(配当)

但し、購入時の株価(288.5万円)は、今日現在277万円に値下がり
しておりますので元本は、2,945,000円(1.019倍)となりました。

注:課税率は預金20%、配当金10%により、0.8、0.9としまいた。
このように、大暴落で大損したはずのBさんの方が、資金が11万
円少ないのに預金利息の約7倍の配当金を得た結果、元本も預金
の1.008倍に対して1.019倍になっております。

そしてこの情報によれば目標株価が1年以内に現在の2,900円から
3,400円になると想定されておりますので、その時点で売れば、
(3,500-2,880)円/株×1,000株=620,000円の売買差益が発生しま
すのでBさんの株には 620,000円の含み益が見込まれております。
この事例で判るように、株は投資ではなくて投資と言い切れます。

以上により、株は投機でもありますが、やりかた如何えは投資に
もなり得ることを上の事例で実証した上で、本論の、日本の株だ
けが先進国中で際立って下落率が大きくなる理由に触れていきt
いと思います。以下、(3)に続く。


この日、ファインセーブを連発したGK袴田
(「がんばれ藤枝東」から転載させて頂きました)

今日行われた、全国高校サッカー選手権静岡県予選決勝トーナメント準々決勝戦で、2次リーグを無失点のベストの成績(下表参照)で突破してきた浜松開誠館を1:0で破り、準決勝進出を果たしました。


順位 校    名 校旗 勝点 勝数 分数 負数 点差
浜松開誠館 9 3 0 0 +18
清 水 商 9 3 0 0 +6
常 葉 橘 9 3 0 0 +5
静岡 学園 6 2 0 1 +6
清 水 東 6 2 0 1 +4
東海大翔洋 6 1 0 1 +2
浜 松 南 6 2 0 1 +1
藤 枝 東 6 2 0 1 0


この試合、前半36分に相手のミスをついて村松が得点し、その後はお互いに決定的なチャンスが何回か有りましたが、無得点のまま終了し、藤枝東が1:0で辛勝しました。特に、昨年の優勝に貢献した2年生GK木村の突然の転校により、正GKの重責が任された1年生の袴田が今日はファインセ−ブを連発し、大きく勝利に貢献しました。

2次リーグは、上表に見られるようにワーストの成績で突破し、特に最終試合で磐田東に完敗したことから、この先どうなることかと心配しておりましたが、今日の試合内容でその心配が払拭されました。国立経験組の小林・藤田を中心に、新井、村松、蓮池、海野の動きがよくなっており、準決勝の静岡学園に対しても充分勝機は有ると思います。

来週土曜日の11月8日はエコスタで、10時から浜松南−常葉橘戦、13時から藤枝東−静岡学園戦が行なわれます。今年は、藤枝東は常葉橘、静岡学園にいずれも負けておりますが、現在の藤枝東はあの当時の藤枝東と違います。藤枝東イレブンが思う存分、エコバのピッチで暴れまくることを願っております。


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