−日記帳(N0.1545)2008年04月02日−
友人の突然の訃報を受けて
−日記帳(N0.1546)2009年04月03日−
大学教養部のクラス会に参加


IZさんの葬儀が行なわれる半田市内の浄土寺

昼過ぎに玄関の受話器のベルが鳴りました。受話器から友人のIZさんの妻であることを名乗る女性の声が聞こえてきました。何か不吉な予感に駆られながら次の言葉を待ちました。「実は、主人が今朝6時・・・・・」の言葉で予感が的中したことを知り、「えっ!」と小声で叫んで奥様の言葉を一瞬遮ってしまいました。しばらく間を置いてから次のように話されました。

「主人が、亡くなる前にメモを渡されましたが、そのメモには、自分が死んだらこのリストの人に知らせて欲しいと書かれてありました。・・・・。」そして、そのリストの最初に私の名前と電話番号が書かれていたことから、真っ先に私に電話されたとのことでした。彼は、1ケ月ほど前から体調不良を訴えるようになり、吐血したことから診断を受けたところ、末期の胃癌であることが判明し、名古屋のガンセンターに入院されていたとのことでした。

彼は、地元の名門高校出身で卓球部に所属し選手として活躍し、会社を定年で退職してから、自らリーダーとなってラージ球競技のチームを結成し、毎週二日間を練習日に当てながら地元中心に競技を続けられておりました。昨年、OB会で3回ほど彼と会食しており、今年の最初のOB会にも参加予定していたのに、体調不良から参加辞退の連絡が幹事にあり、心配していた矢先でもありました。日頃、運動をされていることから、身体がスリムで顔艶もよく健康そのものだっただけに驚きました。

彼をよく知る、私との共通の知人に電話とメールで知らせ、私が明日の日記にもあるように、大学のクラス会に出席するため明日の通夜には出席できないものの、明後日の告別式には出席することも同時に連絡しておきました。会社を定年退職すると、会社関連の連絡網には乗らなくなりますので、私のように最初に連絡を受けた者が個人的に芋づる式に連絡していくしか方法が有りません。

故人とあまり関係無く、元々出席の意志が無い方に訃報連絡してしまうと、出席を促す結果になりかねませんので、連絡に当たっては慎重を期す必要があります。判断に迷う場合は、とりあえず連絡だけして葬儀の日時等は、その時の雰囲気から出席の意志が伺えた場合にのみ知らせることにしました。

昨年11月、大学同級生のK君が亡くなられた折、K君の奥様は同級生に訃報連絡せずに、死後3週間後に死亡通知はがきを同級会名簿の宛名に出されました。そのため同級会としては、弔電も、代表者の弔問も出来ず、担当幹事が困惑したことが有りました。奥様としては、出来るだけ我々に心配を掛けたくないとのご配慮によるものですが、死後3週間後も経ってから友人の最後を知るのも辛いことです。

そこで、私はこのようなことが起らないように同級会での慶弔のありかたを見直すように同級生たちに呼びかけ、更に今回のIZ君の事例を見習って、私の死亡訃報を連絡して欲しい人のリストを作成して女房殿に渡しておくことにしました。このようなことを真剣に考えざるを得なくなった自分の立場を改めて見つめ直すいい機会でもありました。


会場の高層ホテルの部屋から望む名古屋の街


我々の大学同級会には二つの流れが有ります。一つは専攻学部の工学部の専攻学科であり、もう一つは教養部です。教養部は法学部、経済学部、理学部、工学部など、専攻学部別に分かれており、その時点では専攻学科が決まっておりませんので、電気、機会、金属などの専攻学科に進む同級生たちが一緒に、英語、ドイツ語、数学、物理、化学等の一般教養科目を学ぶことになります。

今日は、この教養部の工学部進学コースのひとつのクラスの同級会が行なわれました。このクラスは入学当時は、53名でしたが、その後6名死亡、1名音信不通となり、現在連絡が取れる同級生は46名となっております。そして、今回は区切りの10回目となりましたが、46名の出席回数は次のとおりでした。

        ・10回(皆出席)・・6名
        ・ 9回    ・・・・7名
        ・ 8回    ・・・・6名
        ・ 7回    ・・・・1名
        ・ 6回    ・・・・3名
        ・ 5回    ・・・・4名
        ・ 4回    ・・・・2名
        ・ 3回    ・・・・2名
        ・ 2回    ・・・・2名
        ・ 1回    ・・・・4名
        ・ 0回    ・・・・9名
               計  46名

0回出席の9名については、今後とも出席の見込みは無さそうですので、実質的に出席対象者は37名となります。第1回の出席者=28名は77%の出席率に相当しますので、凄い動員率と考えられます。過去10回の会場、開催日、出席者数、私の出欠状況は下表のとおりです。   


回 次会   場開 催 日出席者出欠
第1回名鉄グランドホテル2000-04-0228出席
第2回名鉄グランドホテル2001-04-0126出席
第3回名鉄グランドホテル2002-04-0724出席
第4回名古屋マリオットアソシア2003-04-0627出席
第5回名古屋マリオットアソシア2004-04-0422出席
第6回名古屋マリオットアソシア2005-04-0121出席
第7回名古屋逓信会館2006-03-2624出席
第8回名古屋マリオットアソシア2007-04-0824出席
第9回名古屋マリオットアソシア2008-03-2922欠席
第10回名古屋マリオットアソシア2009-04-0321出席




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