−日記帳(N0.1563)2009年05月21日−
新型プリウスを購入予約して
−日記帳(N0.1564)2009年05月22日−
新型プリウスに感じた魅力


購入契約した新型プリウス(メタリックグレー)

私のマイカー歴は40年以上で、現在のマイカーは5台目、初乗り以来の走行距離は40万kmに及んでおります。つまり、地球をほぼ10周、更には地球から月まで走ったことになりますので、ほぼ平均的なマイカー生活を送ってきたと言っていいと思います。

現在乗っている車は、かって名車と言われたマツダ・ユーノス800で、総走行距離メータは1約80,000kmを示しておりますが、デラックスな車が好きだった娘の嫁ぎ先のお舅さんから10年前に新車同然の状態で譲り受けましたので、私が乗るようになってからの総走行距離は約70,000kmです。

ゆとりの2,500ccで、内装の質感も素晴らしい上、乗り心地もよく、全くトラブルも有りませんでした。車検の時期が来る度に、買い換えようと思いつつも車検をこれまで5回も受けて現在に至っております。車検を引き受けてくれる知り合いの方が、点検するたびにこの車の良さを実感すると言って乗り続けるよう薦められたことも買い替えを躊躇した遠因になっております。

しかし、昨夏のガソリン代の高騰で、リッター当たり8km程度しか走らないため、満タン給油の度に万円札が消えていく事態に閉口し、もっと燃費のいい車への買い替えを考えるようになりました。そして、数ケ月前にバックを誤ってテールランプが破損するほどに後部ボディーを傷つけてしまったため、応急処置としてランプケースを接着テープで仮留めし、凹んだボディーに粘着テープを貼り付けたため、見るも無残な姿になってまったことから、この思いは益々強くなっていきました。

そして、更に衝撃的なニュースが飛び込んできたことから、買い換えする決心を固めました。その衝撃的なニュースとは、5月18日の新型プリウスの発表でした。実は、買い換えの対象車としてハイブリッド車を考えておりましたが、排気量2,000cc以上では最低でも400万円で手が出ませんでした。ところが、新型プリウスは、従来の1,500ccが1,800ccに馬力アップされ、価額も250万円程度と予想されていたのに、旧型プリウスの価額233万円をも下回る205万円と発表されたからです。

しかも、エコカー優遇税制の対象車となり、自動車関連税が大幅に減免される上、追加経済対策法案が成立すれば、13年以上経過した自動車を廃車にして新車に買い替えると最大25万円の奨励金が出ることも判り、現在乗っているユーノス800の車歴を車検証から調べたところ、車検日の9月末で丁度13年経過することになるとともに、新型プリウスの最短納期に一致することが判りました。

つまり、予想価額の250万円なら、ナビ等のオプション価額と諸税金を加えると320万円は下らないのに、新型プリウスでは270万円程度、更に13年以上経過した車に対する25万円の奨励金を差し引くと250万円程度で購入できることが、今日訊ねた販売店の担当者説明によって判明しました。担当者によれば、新車発表前に既に8万台の予約注文が有り、今後の注文による納車は9月以降になるとのことでしたので、発注は出来るだけ早い方がいいと考え、内金を支払ってその場で購入契約書にサインしました。


新型プリウスに取り付けられた京セラ製ソーラーパネル

新型プリウスが5月18日に発表されました。 その3日後の5月21日の木曜日に市内の店に出向いて、展示されている新型プリウスを目の当たりにしながら担当者の説明を聞いてからその場で購入契約書にサインしてしまいました。

これまで、トヨタやホンダのハイブリッド車は、モーター駆動源とエンジン駆動源を重複して搭載している不経済な車とのモータージャーナリストの酷評に同調し、購入など考えてもいませんでした。しかし、自宅に届けられた新型プリウスのカタログを読み、ネットでモータージャーナリストの試乗レポートを読んでいくうちに、上述の酷評は的を得てないと思うようになり、徹底的に新型プリウスを調査、分析して購入計画をたてて店に出向いたわけですから、サインしたのは予定の行動でした。以下、私が新型プリウスに感じた魅力を書き記しておきたいと思います。その魅力は、私にとっては次の3点に集約されます。

(1) 10.15モード38km/Lによる20km/L前後の優れた実用燃費:
(2) ソーラーパネルで室内の換気と温調を行なう世界初のシステム:
(3) 後方をモニタリングしながら自動的に駐車できるシステム:

何人かのモータージャーナリストによる試乗レポートで、平均で22km/L程度の実用燃費が確認され、発進時や加速時のたつきなどは感じられず乗りやすかったことも加えられておりました。発進はモーターのみ、スピードが出てくるとエンジンも併用されますが、自動的に切り替わるため、もたつきが感じ取られないようです。

現在、私が乗っているユーノス800の実用燃費は平均8km/L程度ですので、その差は14km/Lとなり、年にほぼ現在の平均実績の10,000kmを走行するとすれば、年間で10,000km/14km/L=714L のガソリンを要し、ガソリン価額を現行の110円/Lとすれば、年間で 110円/L×110円/L=78,540円 のガソリン代が節約されることになります。

現在の平均走行実績の10,000km/年は、燃費が悪い上にガソリン代が高騰してきたため遠距離ドライブを極力控えてきた事情によるものですので、燃費が良くなればその50%ほど走行距離が伸びることが予想されることから、節約効果は年間で12万円、月当たり1万円になるものと思われます。ガソリン代は今後値上がることが予想されますのでその分、節約効果が増していきます。

この車を2回車検を受けて7年間で償却するとすれば、ガソリン代節約効果は84万円となります。従って、ハイブリッド車の割高分とバッテリー交換費用の合計額が84万円より少ない場合、その差額がハイブリッド車のメリットとなります。ここで割高分とは、新型プリウスと同党のエンジン機能を持つエンジン車との価額差のことで、ほぼ100万程度と考えられます。具体的には、1,800リッタークラスのガソリンエンジン車なら150万円程度に対して、新型プリウスは250万円程度と予想されていたからです。

新型プリウスの場合、250万円の予想価額が205万円に引き下げられたことと、自動車取得税と重量税(約14万円〜)が免除される上、私の場合、13年経過車廃車による奨励金25万円が得られことから約80万円ほどが相殺されて価額差は、20万円程度と見做すことが出来ます。

バッテリはエンジンと同様5年10万キロ保証(米国では8年16万キロ保証)ですので、7年間の償却期間中ではゼロですが一応、損耗費用として交換費用の半額10万円としておきます。従ってガソリン代節約効果は84万円から20万円と10万円を差し引いた50万円程度が私の場合の購入メリットとなりますので(1)の実用燃費は最大の魅力となります。但し、7年間で総走行距離が前提条件の半分の35,000km(5,000km/年)では、ガソリン代節約効果が50万円以下となりますから、ハイブリッド車のメリットは全く有りません。

オプションに、ソーラーベンチレーションシステムが有ります。これは、真夏時に照り付ける日光のもとで長時間、駐停車しておくと室内温度は時に60度℃を越し、車に戻ってから換気、冷房に時間を要します。魅力(2)の世界初のシステムにより、ルーフに取り付けられた56Wのソーラーパネルによる電力で車内の換気を行い車内温度の上昇を防ぐことが出来ます。そして、乗車前にリモコンでエアコンを作動することができますので、乗車時には快適な室温になっております。

現在乗っている車には無数のキズやヘコミが有りますが、その殆どは駐停車する時に電信柱や塀に接触して出来たものです。私は車の位置感覚オンチのためバックでの駐車が大の苦手ですので、魅力(3)のパーキングアシストシステムは私には大変便利です。

まず、ブレーキを踏み込んだままシフトを「R」ポジションにすると自動的にモニターに映し出される後方画面上に表示されている駐車枠を前後左右に動かして駐車したい枠の上に重ね合わせ、枠が緑色で表示されたまま駐車枠に重ね合ったら「実行」ボタンを押してブレーキを緩めると音声で「ハンドルが右に回ります」というふうに案内がされ、ステアリングが右/左へと自動的に回転しながら車は指定の位置に移動していくという便利なシステムです。

以上、三つが私にとっての魅力ですが、現在乗っている車には、ナビもETCも付いておりませんので、オプションとしてのこれらも付けましたが、これまた私には大変な魅力となります。また、面白いのは、キーをポケットから取り出さなくてもアウトサイドのドアハンドルのセンサー部に触るだけで施錠、ハンドルを握るだけで開錠出来ることです。逆に、キーを車内に置き忘れたまま施錠しようとして施錠できませんの置き忘れ防止になります。以上のように、新型プリウスは私にとっては夢のような大変魅力的な車ですのでの、9月末の納車が楽しみです。


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