2002年の春のメバル釣り(5)
久しぶりの夜釣りでメバルの大釣り(日記帳2002年5月29日より)

久しぶりに例によって三河湾の無人島にメバルの夜釣りに仕事を終えてから出掛けました。今回はいつもの釣り友が所用で行けないと言うので一人で出掛けることにしました。日没前の6時半頃出港しましたが沖にでてしばらくすると、何とポトンポトンと音がして船外機のハンドルが外れてしまいました。

船外機のハンドルを繋げている特殊なボルトナットが振動で緩んだのか外れてしまったのです。ハンドルが繋がっていないと船外機を両手で押さえ込んで操舵するしかないのですが体勢が不安定で危険ですので、アンカーを打って船を止め応急修理することにしました。

と言っても繋げるのにピッタリのボルトナットは持ち合わせておりませんのでロープで船外機と棒状のハンドルを縛って固定することにしました。しかし、しっかりと固定できるような形状になっておりませんのでとにかくグルグル巻きにして何とか操舵出来るようにして何とかポイントまで辿りつきました。

ポイントは無人島の東側の海岸から沖合に向かってワカメの養殖のために打たれている棒杭の南の外れで今回が始めて場所でした。何時ものポイントが釣れなくなったので釣り友の情報に従ってこのポイントを選んだのでした。アンカーを下ろすと棒杭を支持するために海底に積まれている石に引っかかるので棒杭にロープを固定して係留することにしました。

魚探でチェックすると水深3mぐらいの石の上に魚影が無数に確認されましたので2間(3.6m)の竿に1.2号のミチイトに0.8号のハリスを3本、仁丹オモリを一番下に付けてフカシの仕掛けを作りイシゴカイのエサをチョン掛けにして海中に沈めました。

メバルは明るくならないと食いが活発にならないので暗くなるのを待つことにしました。やがて日が沈み北西の空に宵の明星の金星が輝きだした時、置き竿の竿先ライトがスーッと下に沈みました。直ぐに竿を取って上に振り上げて合わせるとグググーツと針掛かりを確認しました。やがて手のひらクラスの中型メバルが姿をあらわしました。こうして、ポツポツと釣れだしたのですが入れ食いと言うわけにはいかず、半分ぐらいリリースサイズの小型カサゴが混ざるので不満の残る釣り況でした。

釣り始めて2時間でぐらいでメバル10匹程度でしたのでポイント変えを考えていた矢先、数十メートル先に漁船で釣りをしていた地元の漁師風の釣り人が声を掛けてくれました。そこはメバルが入れ食い状態だから来るように誘ってくれたのです。その釣り人はポイントを教えると餌が切れたからと言って帰っていきましたので、そのポイントにアンカーを打って釣り始めると本当に入れ食いでした。

月夜も明かりに誘われたのか海面近くにメバルが浮いていたのです。仕掛けを振り込んで上げていくと海面下1メートル以下の浅いところでアタリが必ず有り入れ食い状態が続きました。やがて60枚ぐらいを釣り上げたところでエサ切れになりましたので納竿しきこうしました。初夏の夜の楽しく満足のいくメバル釣りでした。

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