−日記帳(N0.1627)2009年011月14日−
母校藤枝東、選手権県予選敗退
−日記帳(N0.1628)2009年11月27日−
今年最後の釣行も不調のまま終了

来年の活躍が期待される一年生FW安間(今日の飛龍戦で)
(「がんばれれ藤枝東高」より)

母校、藤枝東は今日行われた決勝トナメント一回戦で飛龍高校に5:3で惨敗しました。
藤枝東が負けた試合の中で、今日ほど酷い試合は知りませんし、今日ほど弱い藤枝東
は知りません。スコアからすれば、一昨年の流経大柏戦の4:0の敗戦の方が点差も大き
く内容も一方的でしたが相手はこの試合で勝ち全国選手権大会で優勝したチームです。
しかし、今日の相手は少なくとも私は今日までその存在すら知らなかった高校です。

ところが、この飛龍高校についてネット検索して調べてみたところ、意外な事実が
判明しました。この高校の前身はは戦前の昭和17年(1942)に設立された私立の高等女
学校で、1948年に「沼津学園高等学校」に改称、2003年に現行の「飛龍高等学校」に
校名変更されております。
スポーツ系の部外活動が盛んで、特に男子ソフトは全国総体優勝2回、全国選抜優勝4
回、レスリング部は全国選抜優勝1回、水泳部は県総体20連勝、県新人20勝、東海総体
優勝9回、北京五輪に卒業生3人出場の全国区の名門校、そして野球部も夏の県大会で
ベスト4に4回の実績を持ち、問題のサッカー部も今年のスルガカップ県ユースリーグ
Aリーグで優勝し、来年から東海プリンスリーグ(2部)に昇格しております。

沼津学園時代は県選手権で1次T(トーナメント)で敗退が続き、2次L(リーグ)出場
を果たせませんでしたが、平成17年度に初めて1次Tで3連勝して2次Lに出場し、
初戦で藤枝東に4:1で敗れ決勝Tへの出場を逃しております。そして、今年になって
1次Tで3連勝、続く2次Lでも総得点17で3連勝し、今日初の決勝Tで藤枝東を5:3
で破り、4年前の雪辱を果たし、来年の東海プリンスリーグ(2部)では、藤枝東と1部
昇格を競うことになるわけです。平成17年度以降の、同校の選手権戦での全成績を
以下にリストアップしてみました。12勝7敗1分の堂々たる成績でした。
従って冒頭で同校を「存在すら知らなかった高校」と評したのは県外に居住する私
の無知に依るもので、静岡では常葉学園に次ぐ私立の強豪校でしたので、今日の
藤枝東戦での勝利もあながち大番狂わせとも言い切れないように思えます。

平成17年度1次Tで相   良5:0〇 加藤学園2:0〇 吉 原 工2:1〇 静岡3:1〇
平成17年度2次Lで藤 枝 東4:1● 清 水 商2:1● 磐 田 北3:2●
平成18年度1次Tで袋 井 商3:1〇 清 水 東4:0●
平成19年度2次Lで常 葉 橘4:2● 暁    秀2:1● 吉 原 商7:1〇
平成20年度1次Tで伊 東 商7:0〇 浜松湖南1:0●
平成21年度1次Tで御殿場南5:1〇 浜松湖南2:0〇 島 田 工4:1〇
平成21年度2次Lで暁    秀2:2△ 浜 松 南6:0〇 オイスカ9:0〇
平成21年度決勝Tで藤 枝 東5:3〇

今日の試合は「がんばれれ藤枝東高」の「試合速報」でチェック、現地で観戦して
おりませんので、試合状況をコメントする資格は有りませんが、ネットでの選評に
私感を交えて次のように纏めてみました。

前半開始10秒、ロングパスを受けた飛龍の一年生FW澤上が藤枝東のDFの裏に抜け出
して先制ゴール。速報での、ゆうさんの「前半14秒失点」のメッセージの「失点」
が「得点」の誤記ではないかと一瞬疑ったほどに驚きの先制ゴールでした。
まさに全国区クラスの驚異の一年生ストライカーです。

果たして、藤枝東のDF陣はこの事実を事前に察知して対処していたのでしょうか。
その僅か3分後、現地のゆうさんから「前半3分失点。0-2」が速報板に表示されて
疑っていた失点が誤記でないことを確認しました。
なんと、またもやFW澤上がMF滝口のロングパスを受けて、藤枝東のDF陣を翻弄す
るかのように2点目のゴールを決めました。まだ経験の浅い一年生FWに3分間で2点
も取られるようなDF陣では静学、清商、明誠クラスには勝てません。

この先制ダブルパンチにうろたえた藤枝東は、前半9分にも澤上のスルーパスに
対応できず、反応したFW川口にポスト直撃のシュートを受ける有様、それでも
前半10分に、先制点に余裕を持ち過ぎたのか飛龍のGK光安がバックパスの処理を
誤って藤枝東のFW柴田にゴールを決められ2:1になった時点で、これなら充分勝機
は有ると思ったその25分後、ドリブル突破したMF遠藤がペナリティー内でDF加藤
をフェイントでかわしてゴール右隅に決め3:1となった時点で敗戦を覚悟しました。

前半ロスタイムで得たPKもセーブされるなど、飛龍にもミスが多かったのに藤枝
東にはミスに付け込む力が無かったようです。
後半22分、右からのクロスをFW澤上が流し込んで飛龍4点目。これで澤上は
ハットトリック達成。これで澤上は1次トーナメントから7戦連続15ゴール目を
マークしたことになります。更に後半29分には、ドリブルでゴール前まで持ち込ん
だMF杉山が個人技で藤枝東DF陣を翻弄して5:1となって事実上試合終了。
後は、余裕を持った飛龍が控えの2選手に交代、藤枝東も2選手に交代した結果、
藤枝東得意のパスが繋がるようになり、後半33分に蓮池、39分に大井が得点し
5:3と迫ったものの序盤の大量失点が響いて逆転できず3連覇の夢は断たれました。

明らかに実力は、飛龍が勝っており、特にFWとDFで格差が見られたようです。
パス廻しでは藤枝東、ドリブル突破では飛龍に分が有るように思われました。
正面スタンド前に整列しようとする両校選手たち
知多半島東岸の知多湾に於ける落ちハゼの進路

11月に入ると、私のホームポイントの渥美裏浜でのメバル釣りは終わり、準ホームポイントとも言うべき知多半島東岸の知多湾での五目釣りにかわっていきます。五目とは、ハゼ、キス、マダカ、アジ、カワハギを指します。11月一杯はキスとカワハギ、11月上旬から12月上旬はマダカ、ハゼ、アジがが釣れます。ここでは魚種によってポイントが変わり移動距離が長いので、渥美裏浜でのメバル釣りのように手漕ぎボートは無理です。

冒頭の図面の山田沖は、海底がハゼの産卵に適している上、近年沖合に設置された浮動式の海苔ソダから落ちてくる海苔を求めてハゼが越冬するために落ちてくることで有名で、隠居ハゼとも呼ばれ悠に20センチを超える大型サイズのハゼが釣れるとあって毎年11月上旬から12月中旬にかけてハゼ釣りファンがマイボートや乗り合いの釣り船で集まってきます。 ここ数年は数が出ず不漁続きでしたが、今年は好調との情報に接した上、下図に示すように釣りに絶好の気圧配置が昨日から今日にかけて続くとのことでしたので今年初めてジョイクラフトのビニル製ボートにトーハツの2馬力の船外機を装着して10時過ぎに大井港を出港しました。

今日の天気図

まず、冒頭の図面の赤線の軌跡を辿って山田沖に出掛けました。この山田沖は海底がハゼの産卵に適している上、近年沖合に設置された浮動式の海苔ソダから落ちてくる海苔を求めてハゼが越冬するために落ちてくることで有名で、隠居ハゼとも呼ばれ悠に20センチを超える大型サイズのハゼが釣れるとあって毎年11月上旬から12月中旬にかけてハゼ釣りファンがマイボートや乗り合いの釣り船で集まってきます。

知多湾東岸の根元の衣裏湾の汽水域で育ったハゼは秋が深まるにつれ武豊沖から河和沖に移動してきます。そして、11月過ぎには 冒頭の図面の青線で示すように河和沖から南下して矢梨沖からこの山田沖に落ちてきます。以前は山田沖の海底が柔らかい泥奨で産卵に適していることからここで留まって越冬することが多かったのですが、最近は何らかの環境変化が起こったのか、更に冒頭の図面の青線の矢印で示すように更に南下を続け大井沖から師崎沖まで下っていきように思われます。その上、数が激減して10年前のように数時間で100尾以上釣り上げるのは難しくなりました。

例えば、 2006年は「今年の竿収めの釣りも貧果でした」にあるように5尾、 2007年は 「秋の午後の久しぶりの釣りで」にあるように1尾、 2008年は 「1年ぶりの船外機での釣行もボーズ」にあるように0尾という酷い貧果が3年連続しております。

この山田沖は大井港から約4qほどですが、無免許躁船の条件を満たすために2馬力以下の船外機を使用している関係で30分近くかかってしまいました。つまり時速9q(5ノット)という駆け足に相当するノロノロ運転です。でも、海上は鏡のように穏やかで久しぶりに美味しい空気をいっぱい吸っての躁船は気持いいものでした。今年もダメかとの不安は、三つある離岸堤の中央堤の沖10mほどのポイントで投入して的中しました。前後左右に投げて静かに引きながら当たりを探っても一向に当たりは有りません。 更に場所を沖合に変えて試みましたがやはり当りは有りません。週日とは言え、食いが立っていれば、このような釣り日和ですから何隻かのハゼ釣りボートが居るはずですが一隻も見当たりません。断念して、大井沖に戻ってアジ釣りをすることにしました。数日前に大井沖で20cm近いアジを60尾上げたSさんと午後1時に大井沖のポイントで待ちあわせることになっておりますので12時過ぎに大井沖に着いてノリそだに仮繋留してSさんを待ちました。

やがてSさんが到着し、低速走行しながら魚探でアジの魚影を探り、探り当てたところで投錨しました。私もSさんの数m近くに留まるように投錨して釣りはじめました。Sさんは柔らかい竿でカゴ下にサビキ仕掛けを付けて投入し、ポツポツとアジを釣り上げていましたが私には一向にかかってきません。ここはポイントがメートル単位で狭く、群れからやや離れているのと、私はサビキ仕掛けの下にカゴを付けているため撒き餌がアジの群れに散っていないのがその原因かもしれません。

それでも漸く1尾だけかかってきましたが、その後は再び一向に当たりが無く、Sさんにも当たりが出なくなりました。やがて、Sさんがアンカーを上げて魚影を探りましたがまとまったものは見当たらないとのことでした。最初の魚影が消えた時、マダカと思われる別の魚影が現れたとのことですので、アジの群れがマダカの群れに怯えて移動したのではないかとSさんは嘆いておりました。たまにアジに魚影らしきものが現れるのですが群れが小さくすぐに消えてしまうとのことでした。この日は長潮ですので、その影響も有ったのかもしれません。

諦めて、もうしばらく粘るとのSさんに別れを告げて大井港に4時前に帰港しました。30分遅れで帰港したSさんに釣果をお聞きしたところ計13尾とのことで、その後粘ってみたものの2尾しか上がらなかったとのことでした。私は1尾ですから、まだマシですが、数日前に60尾上げたSさんにとっては不満極まりなかったようでした。ただ私には、中サイズのカサゴとメバルがそれぞれ2尾ずつ上がりましたが、外道の付け足しでしかなく、結局本命のアジは1尾に留まりました。これで竿収めすることをSさんに告げ、来年の再会を約束してお先に失礼しました。こうして私の竿収めは4年連続でボーズ寸前の超貧果に終わりました。ホコホコのハゼの天麩羅と新鮮なアジのタタキを食べられると期待していた女房殿の顔を思い浮かべながら帰路に着きました。



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