−日記帳(N0.1629)2009年11月28日−
清水商vs藤枝明誠の決勝戦に
−日記帳(N0.1630)2009年10月日−
サッカーW杯グループ分け決定


故郷、静岡での高校サッカー選手権県予選で、三連覇を目指した母校、藤枝東は先々週土曜の決勝トーナメント一回戦で、開校以来二度目の決勝トーナメント進出を果たした飛龍(2003年に沼津学園から現在の校名変更)に、開始10秒で先制点、開始3分で2点目を取られるという失態を演じ、それでも前半に1点を返して2:1にするも、その後3点を追加され後半終了間際に2点を返すも、時すでに遅く、結局5:3で惨敗してしまいました。

敗因は、ハットトリックされた飛龍の澤上は全国クラスの一年生FWで前評判が高かったのに藤枝東の対応が不充分だったこと、開始10秒での先制点で藤枝東のDF陣が動揺して冷静さを失なったことに尽きるように思われますが、明らかに力は飛龍が勝っておりました。その飛龍は、思ってもみなかった2連覇中の強豪、藤枝東を破った勢いで先週土曜日、快晴の草薙球技場で、一昨年の決勝戦で藤枝東と対戦して2:0で負けたものの2005年県予選優勝校の常葉橘と準々決勝戦を戦いました。

常葉橘は、兄弟校の常葉菊川が中日ドラゴンズ出身の佐野氏などプロ経験者をスタッフに迎えて2005年のセンバツ、明治神宮大 会で優勝したのと同様に、元日本代表でヤマハ、ジュビロ磐田の監督経験をもつ長澤和明氏を監督に迎えてから強くなり、2005年には県予選で初優勝を果たし、今年は静学、清商、明誠とともに特別シードされた、今や押しも押されぬ静岡の強豪校です。

尚、余談ですが、長澤和明氏のお嬢さんが幼少の頃、氏の自宅によく出入りしていたヤマハ、ジュビロ磐田で教え子だった藤枝東OBの中山のお嫁さんになりたいと言いと言ったのに対し中山がOKしたとの逸話が以前週刊誌でえ報じられたことが有りましたが、その中山はその後、J1最高得点(157)、W杯日本初得点という日本サッカー史上に燦然と輝く記録ホルダーとなり、一方のお嬢さんは今や押しも押されぬ大女優、長澤まさみとなり、また長澤和明氏は昨年から浜松大学サッカー部監督として活躍されております。

この試合も直接観戦しておりませんので、ネット検索で得た情報を基に纏めてみました。この試合も、先週の藤枝東戦でハットトリックを演じ、目下1次トーナメントから7戦連続15ゴール中の驚異の一年生ストライカーの澤上が、前半21分に得たFKで見事に葉橘の壁をかいくぐって先制ゴールし、飛龍が藤枝東戦と同様に優位に立ちました。ところが、常葉橘がやはり、27分にFKからのこぼれ球を二度に渡って拾って宮ヶ原が押し込んで橘が同点に持ちこみました。

そして34分、左サイドでパスを受けた澤上がパスを受けるとドリブル突破して鋭角の位置からのシュートは僅かに枠外に外れてしまいました。結果論ですが、もし27分にこぼれ球を飛龍が処理してシュートを防ぎ、34分の澤上のシュートが枠内に入っていたら2:0となってこのまま飛龍が押し切っていたかもしれません。結局、前半は1−1で終了しました。

後半も前半の流れを引き継いで常葉橘がやや有利に試合は展開し後半19分、常葉橘のMF松下がドリブル突破したボールを飛龍の選手が倒しPKと判定され、MF松下がを決めて常葉橘2:1と逆転。ところが、その3分後の22分、今度は飛龍のCKボールを常葉橘選手が頭でクリアしようとしたところ誤って自陣に入れてオウンゴールとなり、再び2:2の同点になりました。その後、ゴール正面に飛んだり、オフサイドに判定されるなど飛龍にとって惜しい場面も有りましたがそのままで10分ハーフの延長戦に入りました。

延長前半9分、常葉橘のMF小野寺が上げたCKからのボールをMF松下が頭で合わせて決勝ゴール。常葉橘がそのまま逃げ切って逆転勝ちしました。まさに、実力伯仲の好ゲームでした。これで、飛龍が藤枝東を破ったのは決してフロックではなく実力に依るものであることが立証されたわけです。一年生ストライカー澤上を擁する来年飛龍は、静学、清商、明誠、常葉橘などの強豪校を脅かす台風の眼になるような予感がします。

ところで、冒頭の対戦図にありますように、こうして飛龍を破った常葉橘は、今年心境著しくプリンスリーグ東海で勝点22で並びながら得失点差で優勝を逃して惜しくも3位になった藤枝明誠と準決勝を戦い、2:1で敗れ、一方、伝統の静清対決の静学対清商が3:1で清商が勝ち、来週土曜日のエコバでの決勝は、藤枝明誠と清商の間で行われることになりました。藤枝明誠は2年ぶり、清商は9年ぶりの決勝進出となりました。私としては、藤枝勢の三連覇ということで藤枝明誠を応援したいと思います。

抽選結果を知った岡田監督の表情(抽選会場にて)

            2010年サッカーWカップ南アフリカ大会予選グループ
G名
(R)
順位 予想 国     名 国旗 R 出場 連続 優勝 (1) (2) (3) 勝点


(32)
(14)
- - 南アフリカ 86 3 0 - - - -
- メ キ シ コ 15 14 5 - - - - 6 3 1 19
- ウルグアイ 19 11 0 2 - - - 6 6 6 24
- フ ラ ン ス 7 13 4 1 - - - 6 1 3 21


(24)
(14)
- アルゼンチン 8 15 10 2 - - - 8 6 4 28
- - ナイジェリア 22 4 0 - - - - 3 0 3 12
- - 韓     国 52 8 7 - - - - 4 0 4 16
- ギ リ シ ャ 12 2 0 - - - - 6 2 2 20


(21)
(17)
- イングランド 9 13 4 1 - - - 9 1 0 27
- ア メ リ カ 14 9 6 - - - - 6 2 2 20
- - アルジェリア 29 3 0 - - - - 4 1 1 13
- - スロベニア 33 2 0 - - - - 6 2 2 20


(21)
(16)
- ド  イ  ツ 6 17 15 3 - - - 8 0 2 26
- オーストラリア 21 3 2 - - - - 6 0 2 20
- セ ル ビ ア 20 11 2 - - - - 7 2 1 22
- - ガ  ー  ナ 37 2 2 - - - - 4 1 1 13


(20)
(12)
- オ ラ ン ダ 3 9 2 - - - - 8 0 0 24
- - デンマーク 23 4 0 - - - - 6 1 3 21
- 日     本 43 4 4 - - - - 4 1 3 15
- カ メ ル ー ン 11 6 0 - - - - 4 1 1 13


(36)
(23)
- イ タ リ ア 4 17 13 4 - - - 7 0 3 24
- パラグアイ 30 8 4 - - - - 10 5 3 33
- - ニュージーランド 77 2 0 - - - - 5 1 0 15
- - スロバキア 34 - - - - 7 2 1 22


(27)
( 8)
- ブ ラ ジ ル 2 19 19 5 - - - 9 2 7 34
- - 北  朝  鮮 84 2 11 - - - - 3 2 3 12
- - コートジボワール 16 2 2 - - - - 5 0 1 16
- ポ ル ト ガ ル 5 5 3 - - - - 5 1 4 19


H(19)
(12)
- ス ペ イ ン 1 13 9 - - - - 10 0 0 30
- ス  イ  ス 18 9 2 - - - - 6 1 3 21
- - ホンジュラス 38 2 0 - - - - 5 4 1 16
- - チ     リ 17 8 0 - - - - 10 5 3 33


(1)表の補足説明:
 ・G名下の括弧内の数字はFIFAランクの平均値(上段=4ケ国 下段=上位3ケ国)
 ・「予想」は、予選突破の可能性 ◎=最有力 ○=有力 △=運が良ければ○
 ・「R」は11/20発表の直近のFIFAランキング  =日本より上位 =日本より下位
 ・出場→W杯全出場回数 連続→昨年までの連続出場回数 優勝→W杯全優勝回数
 ・(1)(2)(3)は予選3回戦の結果記入枠「勝 負 分 勝点」→地区最終予選での成績

(2)日本が属するグループEについて:
 平均ランクはいずれも2番目に高いので予選突破は至難、特にオランダはランク3位、
 最終予選成績は8勝0敗で予選突破間違いなし。カメルーン戦で引き分け以上が最低
 条件、もし勝てば残り1敗1分でも突破の可能性が残る。例えば、この場合のように
 オランダ全勝、カメルーン、デンマーク引き分けなら日本2位確定、いずれかが勝てば
 勝った国と日本と得失点差で2位確定、カメ、デンいずれかに勝つこと絶対条件です。
 日本の対戦日程は 6/14カメルーン 6/19オランダ 6/24デンマーク
 

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