−日記帳(N0.2185)2020年03月28日−
コロナ関連の情報を正しく理解するために学ぶ
−日記帳(N0.2186) 2020年03月30日−
新型コロナウイルスの終息について


新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真

日本での新型コロナウイルス(COVID-19)の実行再生産数の最近の推移


このところ、全世界で新型コロナウイルス感染症関連の情報がトップ記事で報道されてます。
ただ、使われる用語が専門的で私には判らないことが多いので、ここで学習します。

・新型コロナウイルス感染症:
新型コロナウイルスである“SARS-CoV2”による感染症のことです。
WHOはこのウイルスによる感染症のことを“COVID-19 ”と名付けました。
2019年12月以降、中国湖北省武漢市を中心に発生し、短期間で全世界に広がりました。

2020年3月22日現在、新型コロナウイルス感染者は世界171の国・地域に広がり、感染者は
324,291人、死者は14,396人に達しています。新型コロナウイルスは中国で発生したと考えられ
ていますが、イタリアを中心としたヨーロッパに流行の中心が移り、死者数はイタリアが中国を
上回ってます。
日本国内でも3月25日時点で確認された感染者は1,193人に上り、43人が命を落としています。

・基本再生産数:R 0
感染症の流行が進行中の集団のある時刻における1人の感染者が生み出した二次感染者数の平均値。
R 0>1なら感染者は増え続け、R 0<1なら減り続けます。
緊急事態の発生前と発生後の同一期間(2月16日〜28 日と29日〜3月12日)で実効再生産数を推定
すると0.9(95%信頼区間:0.7、1.1)から0.7(95%信頼区間:0.4、0.9)へと減少をしました。

・PCR検査
尿、粘膜などの検体を採取し、目的の病原体のDNA配列にくっつけられる「プライマー」という短
いDNAを用いて、温度を上げ下げしたりDNA合成酵素の働きを利用したりして目的のDNAを増やします。
遺伝子は通常肉眼では確認できませんが、PCR法では数時間でDNAを100万倍に増やすことができる
ため、増やしたDNAを染色して検出装置にかけることで、それが目的のDNAであるかどうかを目で
確認することができます。DNAを確認することができれば陽性、確認することができなければ陰性と
判定されます。

                      

新型コロナウイルス(COVID-19)に関連するテレビ番組での専門家の解説は、状況、脅威、対策等を
述べるに留まり、前向きな展望を語っておりません。
「止まない雨が無い」ように、新型コロナウイルスも必ず終息しますから、その時期は未だ特定出来
ないまでも、終息について解説し、視聴者に希望を抱かせて頂きたいものです。

トルコのハジェテペ大学医学部小児感染症学科のメフメト・ジェイハン教授は、新型コロナウイルス
の終息は、「(1)人々の大多数が免疫力を高めてウイルスが広がらなくなるか、(2)ワクチンが開発され
それにより免疫がつく、(3)ウイルスが変異して人から人に感染しなくなるのいずれかと解説してます。

私は、この3説の中で(1)説を支持します。情報の精度に問題はあると思いますが、中国・武漢で感染が
終息したとの報道がその根拠です。問題はその時期です。
大方の予想は、5月から7月とされております。(下表参照)

7月の大相撲名古屋場所、8月の高校野球、そしてプロ野球、サッカー、ラグビー等が観客のもとで開催
されると思うと、胸がわくわくしてきます。

終息時期の比較

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