−日記帳(N0.2215)2020年07月01日−
今日からのレジ袋有料化で、半世紀前のあることを思い出し
−日記帳(N0.2216) 2020年07月05日−
マルチネス 中日初の外国人捕手として巨人戦で大活躍



この日、3安打と二塁捕殺など大活躍のマルチネス選手


今日から、レジ袋が有料になります。
レジ袋はポリオレフィンと呼ばれるプラスチックスで作られております。
レジ袋をビニール袋、プラスチックスをプラスチックと呼ぶのはいずれも正しくありません。

ビニールはビニール基を持つポリマーの代表名ですので、「ビニール袋」との表現では、そのうちの
いずれを指すのか判りません。

ビニール基を持つポリマーの一般的な分子式は次のとおりです。

           (CH2=CHX)n   
               
 X=H(水素)         → ポリエチレン
 X=Cl(塩素)        → ポリ塩化ビニール
 X=CH3(メチル基)    → ポリプロピレン
 X=C6H6(ベンゼン基)  → ポリスチレン

このうち、 ポリエチレンとポリプロピレンがポリオレフィンと称され、レジ袋に用いられます。
余計な話ですが、ポリエチレンが第二次世界大戦でドイツの降伏を速める一因となっております。
当時、大西洋はドイツ潜水艦に制海権を握られ、連合国側の輸送船団が潜水艦からの魚雷攻撃で
撃沈される深刻な事態に陥いり潜水艦を空からキャッチして爆雷攻撃することが急務 でしした。

ところが、当時のレーダーの性能が悪く潜水艦の居場所を明確にキャッチ出来なかったのです。
レーダーは微弱な電波を捉えて信号電流に変えるのですが電流の周波数が高いため電気絶縁体の
誘電損失が多くなることがその性能低下の原因でした。

そこで、誘電損失が小さい英国のICI社製のポリエチレンをその絶縁体に使用することでレーダーの
性能は飛躍的に向上した結果 ドイツ潜水艦は連合国側の対潜哨機の爆雷攻撃の標的になり徐々に
制海権を失い敗戦を速める一因となったのです。

この成果を高く評価した米国はルーズベルト大統領とチャーチル首相との洋上会談を通してこの
ポリエチレンの製造実施権を英国側から譲り受けて国内生産し、日本軍に対しても高性能レーダーの
使用により1万m以上の高度からの空爆が容易になったことで日本の敗戦を速める誘因になりました
つまり、ポリエチレンは日独の敗戦を速めるのに貢献したことになります。
また、フッ素樹脂はその高度の耐食性が活用され、原爆の材料の6フッ化ウランの格納容器に利用さ
れることで日本の敗戦を速める一因をなす等、プラスチックスは軍事戦略物資として利用されました。

洋上会談するルーズベルト米大統領とチャーチル英首相

余計な話はここで止めてレジ袋に戻します。
レジ袋はポリオレフィンで造られ、透明性と強度を活用する場合は、ポリプロピレンが使われます。
1958年 日本でポリプロピレンが英国のICI社からの技術導入により住友化学で国産化されました。
その技術導入の橋渡しの役を住友の一員として果たしたことに細やかな誇りを持っております。 


「3連敗をして名古屋に帰るわけにいかない。最後絶対に勝って皆で名古屋に帰ろう。
ゲンキ、ダシテ、イコウ」
試合前の円陣から声出し役を務め、通訳を介しつつ、日本語も交えて仲間を鼓舞した。
2回2死ではサンチェスの152キロを左前へ。来日初安打で好機をつくり、溝脇の三塁打で
決勝&先制の本塁を踏み、「(初安打の)記念のボールはかばんに入れたよ。
キューバの父が喜ぶ」と目尻を下げた。

初回1死一、二塁で岡本に対する梅津の初球フォークボールがベース手前でワンバウンド
したところを素早く捕球。後逸の心配をなくし、自信を持って変化球を投げ込める安心感を
投手に与えた。
2回1死ではパーラのボテボテのゴロを好フィールディングで一塁へ転送する身のこなしも披露。
2軍で必死に覚えた日本語を駆使し、言葉の壁を越えてリードした。

外国人捕手の先発マスクは球団ではプロ野球初年度の36年以来、84年ぶり。
「こういった歴史的なことに自分が関われてスゴくうれしい」。
愛称はスペイン語で「田舎者」を意味する「ワチョ」。
ファームで育った秘密兵器がついに覚醒の時を迎えた。

スペイン語で会話するビシエド選手とマルチネス選手

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