−日記帳(N0.2219)2020年07月17日−
久しぶりに日本で彗星が観測された
−日記帳(N0.2220) 2020年08月03日−
米・スペースX社のクールドラゴン号 ISSから地球に無事帰還


長崎で観測されたネオワイズ彗星

メキシコ湾に無事着水したクールドラゴン号


銀河系の中に太陽のように自分で輝いている恒星は、およそ10^11 (1000億)個あります。 
銀河は宇宙に約10^11(1000億)個ありますから、宇宙の恒星は10^22個10^11×10^11=10^22(個)
地球上の目に見えない程の微少な砂から巨岩まで全てを足しても宇宙の恒星の数には及びません。

質量最大の恒星は、はくちょう座V1489星で直径は約23億kmと、太陽の1650倍もあります。
一方、質量最小の恒星は、カメレオン座の方角に約550光年離れた位置にある褐色矮星 OTS 44星で
半径は太陽半径の約23%で、既知の褐色矮星の中で最も小さいものの、それでも木星の15倍あります。

恒星は小さ過ぎても、大き過ぎても問題を起こします。
小さ過ぎると、核融合を起こし得る重力エネルギーが得られないため恒星に成り得ません。
逆に大き過ぎると、いずれは超新星爆発を起こして吹き飛んでしまいます。
太陽ぐらいの大きさの恒星が長生きするようです。

太陽には、惑星等の色々な天体が周回しており、彗星もその一つです。
突然現れて長い尾をたなびかせる彗星は、古来から忌まわしきものと言われてきました。
1910(明治43)年、ハレー彗星がやってきたときは、空気が5分間なくなるという噂が飛び交い、
自転車店に人々が殺到しました。
自転車のチューブで吸気すれば生き延びられると考えたからでした。

彗星は主に岩や氷などでできていて、ガスなどの物質を放出している小天体のことです。
一方、小惑星は主に岩でできていて物質を放出していない小天体のことです。
つまり、何か物質を放出しているかどうかが違うのです。

3月28日、米航空宇宙局(NASA)の赤外線探査衛星「ネオワイズ」が地球に接近してくる彗星を発見。
この衛星の名を「ネオワイズ」と命名しました。
日本時間の4日に太陽に最も接近し、7月中は肉眼で見られる可能性が有るとのことです。
次に太陽に近づくのは5000年以上先とみられております。

長崎県天文協会の松本直弥会長が16日夜、ネオワイズを市内の神崎鼻公園で撮影に成功しました。
松本会長は16日午後8時半ごろ、北西の空に確認。連日の悪天候で撮影できなかったため
「待っていた恋人にようやく会えた気分」と満足そうに話しておりました。
上の画像は、その時に撮られたネオワイズ彗星です。


2020年8月3日3時48分(日本時間) スペースX社の新型宇宙船「クルー・ドラゴン」がフロリダ州
ペンサコーラ沖のメキシコ湾に着水しました。
同宇宙船で打ち上げられて国際宇宙ステーション(ISS)に滞在していたNASAのロバート・ベンケン
(Robert Behnken)宇宙飛行士とダグラス・ハーリー(Douglas Hurley)宇宙飛行士の両名も無事帰還
を果たしています。

ベンケン飛行士とハーリー飛行士を乗せて5月31日に打ち上げられた有人試験飛行
ミッション「Demo-2」のクルー・ドラゴンは、同日中にISSへと到着しました。
両飛行士はNASAのクリストファー・キャシディ(Christopher Cassidy)宇宙飛行士がコマンダー(船長)
を務める第63次長期滞在クルーに合流し、ISSで62日間を過ごしています。
滞在中、ベンケン飛行士はキャシディ飛行士とともに計4回の船外活動に従事。
ISSのバッテリー交換作業や、ナノラックス社のビショップエアロック(10月30日に無人の「ドラゴン」
補給船で打ち上げ予定)の到着に備えた作業などが行われました。

着水から間もなく回収船「GO Navigator」に引き揚げられるクルー・ドラゴン
8月2日8時35分にISSを離れたクルー・ドラゴンは、翌3日3時頃に大気圏へ再突入するための噴射を実施。
機体は前述の通り3時48分にメキシコ湾へ着水し、ほどなくしてスペースXの回収船「GO Navigator」
の甲板上に引き揚げられました。クルー・ドラゴンの試験飛行は今回のDemo-2が最後で、
次の打ち上げは運用初号機による「Crew-1」ミッションとなります。
回収された機体やミッションのレビューを経てNASAの認証が下りるまでに6週間ほどかかる見込みである
ことから、Crew-1の打ち上げは9月下旬が予定されています。

なお、今後打ち上げ予定のクルー・ドラゴンには宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙飛行士も搭乗する
ことが決まっており、Crew-1には野口聡一宇宙飛行士が、来年2021年春に予定されている運用2号機
「Crew-2」には星出彰彦宇宙飛行士が搭乗すると発表されています。

回収船上の機内で笑顔を見せるベンケン飛行士(左)とハーリー飛行士(右)

以上の記事は、8月3日付けの「Yahoo! News」から原文のまま転載させて頂きました。


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