−日記帳(N0.2225)2020年09月14日−
秋到来を実感する今朝の気温
−日記帳(N0.2226) 2020年09月16日−
菅義偉・自民党総裁が国会で第99代首相に指名され新内閣発足


将軍 義輝を演ずる向井理さん

菅内閣の顔ぶれ


起床すると、秋の気配を感じました。
ここ連日一日の最高温度が30度前後を記録していたのに、今朝は22度前後だったからです。
そんな折、9月13日に放送されたNHK大河ドラマ『麒麟がくる』の第23回「義輝、夏の終わりに」
の1シーンを思い起こしました。

早朝に人の気配を感じた義輝が、純白の寝衣に裸足で紅葉の散る庭に飛び降りたときの気持ちを
「今朝起きて風の音に驚いた。いにしえの歌の通りじゃ。
「秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞ驚かれぬる」

義輝を演ずる向井理の演技が素晴らしく、一つの季節の終わりを自分に重ねる義輝の心情を切々と
演じ、最後まで麒麟のくる世を願った男に相応しいシーンを見事に演じきっておりました。


菅義偉・自民党総裁が16日の国会で第99代首相に指名され、新内閣が発足しました。
菅義偉首相の記者会見は約30分で終わりました。
会見で拉致問題について問われ、「拉致問題は安倍政権同様、政権の最重要課題」と位置
づけ「拉致問題の解決は一刻も猶予がない。引き続き米国と緊密に連携をしながら、
不退転の決意で、自らが先頭にたって取り組んでいきたい」と意欲を示しました。

菅義偉首相は会見で、河野太郎行革担当相に、国民が縦割り行政について情報提供できる
「縦割り110番」の検討を指示した、と明らかにしました。
この日、首相は首相官邸で河野氏に、「国民の皆さんからこんなことが現実に起きている、
そうしたこと(情報)を参考にしたらどうだと指示した」と説明しました。

菅義偉首相は会見で「桜を見る会」をめぐる問題について問われ、「安倍政権発足以来、
政権が長くなる中で招待客が多くなったことも事実だ。最近、この会のあり方についても
色々ご批判がある。首相に就任をし、この機に来年以降、桜を見る会は中止をしたい」
として、来年以降の開催を中止する考えを明らかにしました。
「いま大事なのは、コロナ対策とし、来年度予算に開催経費を要求しないと明言。

菅義偉首相は会見で、森友・加計学園問題や、前法相の河井克行、妻の案里両被告の
公職選挙法違反事件について、追加で検証する考えはないか問われ、「森友学園に関しては、
公文書改ざんについてすでに財務省で調査を行って、処分も行っている。
また、検察の捜査も行われて、結論の出ている話」と従来の考えを述べました。
河井夫妻の事件に関しても「今裁判中なので、私が発言することは控えたい」と述べるにとどめ

菅義偉首相は会見で衆院解散の判断について問われ、「新しい内閣への国民の期待は、
新型コロナウイルスの収束と経済の立て直し。まずそのことに全力を挙げて取り組みたい
」と従来の説明を繰り返した。その上で、ワクチンの確保を「来年前半までに目指す」と触れた
上で、「1年以内に衆院は解散総選挙があるわけだから、そうした時間の制約も視野に入れながら
考えたい」と話した。

菅義偉首相は会見で、「私は常々、国民の感覚から大きくかけ離れた数多くの当たり前でない
ことが残っていると考えてきた」と強調。省庁の縦割りでダムの大半が洪水対策に活用されて
いなかったことや、携帯電話の料金が高いままであることを列挙し、「このような当たり前で
ない色々なことがある。
それらを見逃さず現場の声に耳を傾けて、何が当たり前なのか、そこをしっかりと見極めた上で
大胆に実行する。これが私の信念だ」と述べた。

また、「行政の縦割り、既得権益、あしき前例主義、こうしたものを打ち破って、
規制改革を全力で進める。国民のために働く内閣をつくります」と強調した。

菅義偉首相は会見で「秋田の農家の長男に生まれた私には、一貫して地方を大切にしたい、
日本の全ての地方を元気にしたい。こうした気持ちが脈々と流れている」と総裁選で繰り返した
地方への思いを語りました。

総務相時代に取り組んだふるさと納税を取り上げ、「官僚の大反対の中で押し切って立ち上げた。
自分を育ててくれたふるさとに、何らかの形で貢献をしたいと思っているに違いない。
そうした考え方から発案をして実現に移した」と自賛しました。

菅首相「デジタル化のカギはマイナンバーカード」
菅義偉首相は会見で、新型コロナウイルスで浮き彫りになった課題としてデジタル化の推進や
サプライチェーンの見直しを挙げた。「オンライン診療やGIGAスクールも強力に進めていく」と語り、
「行政のデジタル化のカギはマイナンバーカード」として、その普及のために「複数の省庁に分かれて
いる関連政策をとりまとめて強力に進める態勢としてデジタル庁を新設する」と語りました。

菅義偉首相は会見で、「経済の再生は引き続き政権の最重要課題。金融緩和、財政投資、成長戦略。
3本を柱とするアベノミクスを継承して今後とも一層の改革を進めていくと語り安倍政権の継承を強調。

安倍政権下の経済状況を振り返った上で、「新型コロナウイルスの危機を乗り越えた上で、
ポストコロナの社会の構築に向けて集中的に改革し、必要な投資を行い再び強い経済を取り戻したい」
と語りましたた。


菅首相、安倍氏に「無念の思い推察する」

菅義偉首相の就任後初の記者会見が始まった。首相は冒頭、安倍晋三前首相の辞任について
「病気のため道半ばで退かれることになった。無念の思いを推察する」と述べた上で、
「この国難に当たって政治の空白は決して許されない。この危機を乗り越え、全国民のみなさまが安心
して生活を取り戻すためには、安倍政権が進めてきた取り組みを、しっかり継承して前に進めていく、
そのことが私に課された使命だ」と決意を語りました。

行革担当相に就く河野太郎氏が、閣僚認証式のために訪れている皇居からツイート。
菅義偉新首相による天皇陛下への内奏が終わり、「陛下は官記にご署名中。
その間、(閣僚は)千草千鳥の間で待機しながら、順番に正殿松の間で所作のリハーサル」と実況した。
また、首相官邸への呼び込みでは地元のサッカーJ1・湘南ベルマーレのマスクをつけていたが、
「宮中は白、無地のマスクと指定されているので、ベルマーレマスクはここでおしまい」ともつぶやいた。


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